
KAKUNI books - 正解を疑う 角煮が香る架空書店
このnoteは、筆者の自己紹介を兼ねた記事です。雑誌『ブルックスブックスタイルβ 2025年12月増刊号』から転載しています。
独占取材!
「架空書評」の筆者が立ち上げた、アンチ・自己啓発の聖域
巷に溢れる、成功法則や最短ルートを謳うビジネス書に自己啓発書。
そんな"正解"が蔓延する現代に、「正しさより、楽しさを」を掲げる書店が誕生した。
それが、noteで『架空書評』や『ハードボイルド育児録』を連載中のKAKUNI designが営む「KAKUNI books」だ。

迷いながら見つけ出して欲しいため、あえて看板も地図も設けていない。
扉を開けると新刊書の匂いではなく、甘い香りが漂ってきた。真っ白でミニマルな空間は、まるで現代美術館のようだ。
店主のマコトさん(以下🤓)が、お店のコンセプトを説明してくれた。
🤓「世の中には『〜すべき』『〜が正解』という本が溢れています。でも私は、どうでもいいことを深く考える方が、よっぽど人生の役に立つと信じています。この店は、“正解を疑う楽しさ”を売っているんです」
アンコテーゼ?アンチョビテーゼ?
KAKUNI booksには、架空書籍や架空書評が所狭しと並んでいる。
選書の基準はあるのだろうか?

中央に鎮座する彫像は、KAKUNI booksの象徴だ。
🤓「格好つけて言えば、ビジネス本や自己啓発書へのアンチテーゼです。でも、そうした本の著者や読者を批判したいわけではありません。
ただ、『それは、自分にとっての“正解”か?』と疑ってみる。その一歩や一瞬で、世界の見え方がガラリと変わるんです。正しさに縛られるより、楽しさに飛び込む方が人生は豊かになる。これが当店の選書や書評の核となる考えです。
だから、アンチテーゼなんて大袈裟なものではなく、ちょっと甘いアンコテーゼや、ちょっとしょっぱいアンチョビテーゼと言う方がびったりかもしれませんね(笑)」
ズレを楽しむ名物「角煮ドッグ」
KAKUNI booksの名物は、書籍や書評だけではない。
「山椒の効いた角煮を挟んだ、角煮ドッグが自慢です」とマコトさん。なるほど、店内に漂う香りの正体はこれだったのか!
🤓「書店なのに角煮?と思いますよね。でも、その違和感がお客さんの頭をリセットするきっかけになる。僕はちょっとしたズレの中にこそ、新しい発見があると信じています」

現在のオススメは「巨乳と共感マネジメント」!?
膨大な架空書籍や書評の中で、今のイチオシを聞いてみた。
🤓「近々出す予定の、『そうか、キミは巨乳が好きなのか。』はイチオシです。タイトルはインパクト大ですが、共感マネジメントについて書かれた素敵な本なんです」
取材班が角煮ドッグを頬張りながら「えっ、巨乳とマネジメント?」と聞き返すと、店主のマコトさんはニヤリとした。
🤓「一見無意味でバカバカしい視点から、常識や固定観念を疑ってみる。
まさにこれが、正解や効率の真逆にある知的な快楽なんですよ」

角煮の香りのアロマが噴射されているとのこと。
KAKUNI booksは、「楽しさ」を煮詰め続ける
KAKUNI booksの楽しさを追求する試みは、まだ始まったばかりだという。
🤓「今、オリジナルグッズを製作中です。第一弾は『ニーチェ全集風・エロDVDカバー』ですね。書棚に並べると本物の書籍と区別がつかなくなります。『読書家たるもの、心の豊かさも夜の営みも深淵に隠し持て』という、私の個人的なメッセージが込められています(笑)」
生活の核となる「楽しさ」を提供するKAKUNI books。
好奇心も胃袋も満たしてくれる、注目の書店だ。
店主マコトさんからのメッセージ
🤓「角煮ドッグ片手に、皮肉や偏見に満ちた本や書評を探す時間は、きっと楽しいと思います!忙しい日々の合間に“正しさより、楽しさ”を探求する。
そんな余白があってもいいじゃありませんか」
※KAKUNI booksをはじめ上記の様々な固有名詞は未だ実在しません。
近い将来、皆さんにお目にかかれる日を楽しみにしています。
※書店に限らず、KAKUNI designと一緒に何かやってみたいと思っていただけた場合は、お気軽にご連絡ください。