
誰かに読んでもらうって、こんなにも難しい
毎日noteを書いていると、書くことそのものよりも、「読んでもらうこと」の難しさを感じる瞬間がある。
もちろん、書くことも簡単ではない。
今日は何を書こうかと手が止まる日もあるし、書き始めたものの、何が言いたかったのかわからなくなる日もある。
下書きに眠ったままの記事もたくさんある。
それでも、なんとか言葉を並べて、投稿ボタンを押す。
でも、そこから先は自分ではどうにもできない。
読んでもらえるかどうか。
最後まで読んでもらえるかどうか。
何かを感じてもらえるかどうか。
それはもう、こちらの手を離れたところにある。
だからこそ、読んでもらうって難しいなあと思う。
noteを開けば、毎日たくさんの記事が流れてくるし、その中で、自分の記事に目を止めてもらう。
タイトルを読んで、「ちょっと読んでみようかな」と思ってもらう。
冒頭を読んで、そのまま最後まで読み進めてもらう。
これって、考えれば考えるほどすごいことだ。
自分だって、すべての記事を読めるわけではない。
気になるタイトルだけ開く日もあるし、途中まで読んで閉じてしまうこともある。
あとで読もうと思って、そのまま忘れてしまうこともある。
だから、読んでもらえないことがあるのは当たり前なのだと思う。
思うのだけれど。
やっぱり、少しさみしい日もある。
スキの数。
ビュー数。
フォロワー数。
気にしすぎたくないと思いながら、やっぱり見てしまう。
よく読まれた日はうれしい。
反応があると、単純に励みになる。
「あ、届いたのかもしれない」と思える。
反対に、あまり読まれなかった日は、少しだけ落ち込む。
今日の記事はよくなかったのか。
タイトルが弱かったのか。
そもそも、誰かに読んでもらえるような文章じゃなかったのか。
そんなことを、ぐるぐる考えてしまう。
数字がすべてではない。
それはわかっている。
でも、数字がまったく気にならないほど、私は悟れていない。
読んでもらえたらうれしい。
反応があったら励みになる。
「わかる」と思ってもらえたら、もっと書きたくなる。
たぶん、それも自然なことなのだと思う。
ただ、難しいのはここからで。
読まれたい。
でも、読まれるためだけに書きたいわけではない。
ここが本当に難しい。
読まれそうなテーマ。
目を引きそうなタイトル。
共感されやすそうな切り口。
そういうものを考えることは大事だと思う。
せっかく書くのだから、届く工夫はしたい。
読んでもらえる可能性を少しでも上げたい。
でも、そこばかりを考えすぎると、自分が本当に書きたかったことから少しずつ離れていく気もする。
これは書いても読まれないかもしれない。
こんな日記みたいな話、誰が読むんだろう。
もっと役に立つことを書いたほうがいいのだろうか。
でも本当は、ただ残しておきたいだけのこともある。
子どもの何気ない一言。
夫とのちょっとした会話。
自分の中に残った違和感。
働き方に悩んだ日のこと。
うまくいかなかった日のこと。
誰かの役に立つかはわからない。
でも、自分にとっては確かに残しておきたいこと。
そういうものまで、「読まれるかどうか」で判断しはじめると、なんだか少し苦しくなる。
でも、正直なところ、誰にも読まれなくていいとは思っていない。
ひとりでノートに書くだけなら、公開しなくてもいい。
わざわざnoteに投稿しているのは、やっぱり誰かに読んでもらいたい気持ちがあるからだと思う。
自分のために書いている。
でも、誰かにも届いてほしい。
その両方があって、その間でずっと揺れている。
読んでもらうって難しい。
どれだけ心を込めて書いても、届かないことはあるし、力を抜いて書いたものが思いがけず読まれることもある。
自分では「これは読まれるかも」と思った記事が静かだったり、「これはただの記録だな」と思った記事に反応をもらえたりする。
そのたびに、わからないなあと思う。
でも、わからないからこそ、書き続けているのかもしれない。
どんな言葉が届くのか。
どんな出来事が誰かの心に引っかかるのか。
どんな文章に「私もそうだった」と思ってもらえるのか。
それは、書いて出してみないとわからない。
だから今日も、読んでもらうことの難しさを感じながら書いている。
読まれたい気持ちをなかったことにせず。
でも、読まれることだけに振り回されすぎず。
自分がちゃんと残したいと思える言葉を、少しずつ積み重ねていきたい。
読んでもらうって難しい。
ただ、その難しさも含めて、書くことなのかもしれない。
だから今日も、こうして書いているのだ。
▼この記事を書いた人
飲食業からフリーランスに転身した、食や暮らしのメディアに携わるひとり広報×ライター/人と人、人と想い、人とモノをつなぎたい人/イベント企画・サポートすることが好き。
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