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「家庭を築く」=「キャリアの喪失」なのか…?|20代の葛藤

    心の叫び

    この想いを記事にするか何度も悩みました。

    でも、もう我慢の限界です。
    20代中頃の女の叫びを許してください。

    「数十年後の日本が、空き家で溢れ、街には行き先も分からず徘徊する認知症の人々が彷徨い、働き手が足りず、衰退していく国になったとしたら…。

    それは、目先の利益ばかりを求め、
    人材の取捨選択をし続けた日本社会のせいだ。」


    幼い頃から耳にしていた「少子高齢化」。
    2025年以降は「超少子高齢化社会」となり、
    より一層事態の危機的状況を
    示すようになりました。

    「数十年間も問題が深刻化し続ける要因は何か」

    実際に、「子育て世代」と呼ばれる1人になり、
    親が祖父母の介護に苦労する姿を見て、
    その理由と問題の深刻さを
    より鮮明に感じられるようになりました。


    キャリアの喪失

    私はアメリカ在住のパートナーと
    4ヶ月間の旅をしました。

    これは、国際遠距離恋愛をする私たちにとって
    「結婚前の同棲」という
    大切な人生のステップでもありました。

    その期間、私は3ヶ月以上日本を離れるため
    一度、「退社」という選択を取りました。

    「1年以内の復職は職位が維持される」
    という約束を信じて…

    でも、やはり現実はそう甘くありませんでした。

    職場の環境は変わり、
    元のポジションに戻ることは叶いませんでした。

    今回は私情による離職のため、
    受け入れざるを得ません。

    会社に戻れただけでも、有難いのかもしれません。

    家庭を築く奇跡

    しかし、
    私はこの悔しさを「今の嘆き」では無く、
    「未来への問い」として昇華させたいのです。

    「結婚」という選択肢が現実味を帯びた今、
    かつて描いた夢が蘇ってきたからです。

    「家庭を築きたい」

    ごく当たり前だと思っていたライフイベントが
    これほどまでに多くの犠牲を伴っていたなんて…

    「子どもを産み、育てる」
    ということは喜ばしいことです。 

    しかし、それを望まない女性が
    日本で増え続けるのはなぜでしょうか。

    女性は命懸けで子どもを産むにも関わらず、
    半強制的に職場を離れ
    築いた職位を失わざるを得ない。

    これが1つの原因ではないかと推測します。

    「産休、育休を取得する」となると、
    今回の私の離職期間よりも長くキャリアから離れます。 

    つまり、
    「産休育休取得後に、
     容易に元のポジションへは戻れない」

    と簡単に推測できます。

    キャリアが継続できないのは、
    妊娠、出産を選んだ自己責任だ。
    休暇は許可されるが、
    給与や職位が落ちても文句は言えない。

    そんな社会で
    命懸けで子どもを産み、育てたいと思いますか?

    「家庭を築くか、キャリアを築くか」

    子どもを望む多くの女性が直面する悩みでしょう。

    人生の別れ道

    大学生の頃の私は「キャリア」を望みました。

    就きたい職業があり、目指したい姿があり
    自身の足で立ち、前に進みたいと切望しました。

    その目標のために自分磨きに励む日々。

    「子どもは好き。 
    だけど、出産、育児は人生のリスクでしかない。」
    と、信じて疑わなかったのです。


    —— しかし、社会に出て数年。

    「この人と未来を描いてみたい。」
    そう思える人に出会いました。

    彼と過ごす時間や、自身の内面と向き合うことで
    心の奥底では、「心温まる家庭」を望んでいることに気がつきました。

    「精神的、経済的、肉体的な犠牲を払ってでも、
     心豊かな未来をこの人と描いてみたい。」

    と思えたのです。

    私にとって、これは奇跡のような変化でした。


    社会からのプレッシャー

    しかし、今直面している境遇は

    「一般的な人生のレールでは、
     私らしい幸せは得られない。」

    と警鐘を鳴らしているように感じます。


    男性の育児休暇取得が推奨される世の中。
    でも、この日本社会で
    実際に取得したらどうなるのだろうか…

    そんなことを想像すると、
    未来の夫には「家族」というチームの
    長期的な豊さを求めて

    「あれこれ構わず、仕事を続けて欲しい。」
    と、懇願するかもしれません。


    たとえ、
    育児の精神的、肉体的な負担が偏ったとしても

    「キャリアの中断をさせるわけにはいかない。」
    と、私は歯を食いしばるかもしれません。


    時代と共に様々な制度が取り入れられ、
    以前よりもワークライフバランスを
    重視しやすくなりました。

    客観的にみると、
    働きやすい環境が整ってきているはずです。

    しかし、
    実際にその制度を活用するとなると、
    話は変わってくるのではないでしょうか。

    いざ当事者になると、皮肉にも
    「育児休暇制度は、あるようで無いも同然」
    と感じられてしまうのです。


    「産めよ。育てよ。働けよ。」
    という日本社会からのプレッシャー。

    そこに応える余裕なんて、
    今の若者にはありません。


    最後まで、お付き合い頂きありがとうございます。

    これは、私の体験談と個人的な推測にしか過ぎません。
    きっと、環境によっては、子育てとキャリアの両立がしやすく、
    このような悩みを感じたことがない方もいらっしゃるかもしれません。
    結婚や子どもを初めから望まない方もいらっしゃるかと思います。
    それは1つの選択肢として尊重されるべきです。

    それでも、「少子高齢化社会」の深刻化に歯止めが効かないのは、私の境遇に近い不安や経験をされた方、保育園の需要と供給のアンバランスにより離職を余儀なくされる方など… キャリアと育児の両立に悩みを抱える方が一定数存在するからではないでしょうか。

    いつか
    「国籍やジェンダーを問わず、
    誰もが大切な人と家族になり、
    子どもを望み、育む選択肢を素直に喜んでとれる社会」
    が実現しますように。

    社会と戦う方々に、この気持ちが少しでも届いたらいいなと願っています。
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