20歳で大学を中退した。11年後、私はまた同じことを考えている。
31歳の今、私は自分で稼いで生きていく方法を探している。
noteを書いているのも、その一環。
まあこれに関しては楽しいから続けているんだけども。
会社を辞めて、実家に戻った。
これからどうやって生きていくのか。
どうやってお金を稼いでいくのか。
最近はそんなことばかり考えている。
でも、こうやって文章にしてみると気づく。
私は11年前にも、ほとんど同じことを考えていた。
少し昔話をしたい。
18歳で大学に入った。
経済学部だった。
別に経済学を学びたかったわけではない。
当時の私は、大学で何を学びたいかなんてほとんど考えていなかった。
なんとなく大学へ行って、なんとなく経済学部を選んだ。
今になって思えば、心理学なんかは学んでみたかったと思う。
そこは後悔している。
でも、18歳の私はそんなことすら考えていなかった。
大学へ入ることが目的になっていて、その先のことなんて何も考えていなかったのだと思う。
案の定、大学へ通う意味を見失っていった。
もともと朝起きるのが苦手だった。
午前中には必修科目もあった。
当然、起きられなければ単位は取れない。
それでも私は朝起きなかった。
大学をサボって、コメダ珈琲店ばっか行っていた。
コメダの思い出はたくさんあるから、いずれ書きたいと思う。
コメダに行っては友達と将棋ばかり指していた。
大学生なのに大学へ行かず、コメダで将棋を指している。
文字にすると、なかなかひどい。
そんな生活を続けて、20歳のときに大学を辞めることにした。
両親に伝えるのには勇気が必要だった。
大学まで行かせてもらったのに、たった2年で辞める。
申し訳ない気持ちは当然あった。
しかも、もっと困ったことがあった。
「大学を辞めて、それからどうするの?」
そう聞かれても、私には答えがなかった。
何かやりたいことが見つかったから大学を辞めるわけではない。
就職先が決まっているわけでもない。
これからどうやって生きていくのか。
自分でも全く分かっていなかった。
両親も納得しているようには見えなかった。
それでも最後は、私の意思を尊重してくれた。
「自分の人生だから自分で決めなさい」
そう言われた。
私は大学を辞めた。
大学を辞めることには、不安があった。
普通は大学を卒業する。
就活をする。
会社に入って、社会人になる。
少なくとも当時の私には、それが人生のレールのように見えていた。
大学を辞めるということは、そのレールから自分で降りるということだった。
降りたはいい。
じゃあ、ここからどこへ行けばいいんだろう。
全く分からなかった。
ただ、一つだけ思っていたことがある。
就職したくなかった。
別に格好いい理由ではない。
単純に働きたくなかった。
大学すら朝起きて行けなかった人間である。
毎朝決まった時間に起きて、ちゃんと会社へ行く。
そんな生活を自分が続けられるとは思えなかった。
「会社員は自分には向いていないんじゃないか」
そんなことを考えていた。
だから私は、普通に就職する以外の方法でお金を稼ごうとした。
大学を辞めてから5年ほど、私はフリーターをしていた。
とはいっても、生活費をしっかり稼ぐほど働いていたわけではない。
自分でも、ニートに近い生活だったと思う。
その分、時間だけはあった。
だから、その時間を使って自分で稼ぐ方法をいろいろ試した。
ブログを書いた。
Webライティングもやった。
FXもやった。
バイナリーオプションもやった。
株にも手を出した。
本当にいろいろやった。
でも、ほとんど稼げなかった。
ブログで稼げたのは、合計で1,800円ほど。
FXやバイナリーオプションで短期的にお金が増えることはあっても、それを長く続けることはできなかった。
結局、私は自分一人で生活できるほどのお金を稼ぐことはできなかった。
そんな生活が変わったのは、20代半ばだった。
中学時代から仲の良かった友達が、事業を始めることになった。
パソコンを売る事業だった。
まだ会社と呼べるようなものでもない。
本当に一から始める段階だった。
その友達から、
「一緒にやらないか」
と誘われた。
それなら、やってみたいと思った。
普通の会社に就職することには、相変わらず魅力を感じていなかった。
でも、仲の良い友達が一から始める事業に参加する。
それは面白そうだった。
友情出演みたいなものだったのかもしれない。
こうして私は働き始めた。
やがて事業は会社になった。
気づけば、20歳の頃には「自分には向いていない」と思っていた会社員になっていた。
そこから時間が経った。
私は31歳になった。
そして、その会社を辞めた。
今は実家に戻っている。
自分で稼いで生きていく方法を探している。
ブログを書いた11年前とは違って、今はnoteを書いている。
でも、やろうとしていることは似ている。
会社員ではなく、自分の力でお金を稼ぎたい。
それで生活できるようになりたい。
20歳の頃にも、私は同じことを考えていた。
大学を辞めた私は、
「これからどうやって生きていけばいいんだろう」
と考えていた。
31歳で会社を辞めた私は、
また同じことを考えている。
一周して、振り出しに戻ってきた。
もちろん、この11年間で経験したことはある。
大学を辞めたばかりの20歳と、今の私が全く同じ人間だとは思わない。
それでも今の私には、
「11年分の経験を手に入れた」
という感覚より、
「11年という時間だけが過ぎていった」
という感覚の方が強い。
20歳のときに分からなかった、
「これからどうやって生きていくか」
その答えを、31歳になった私は、また探している。
