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野球部の彼氏。

    アスカ

    高校生になり、
    当時エクステが流行りだし2〜3万かかった。
    校則は緩く茶髪にエクステをつけ、ルーズソックス。
    バイトがない日は友達とプリクラを撮り、カラオケ。
    人生で一番楽しい時期だった。

    「プリ帳見てアスカを紹介してって奴がいるんだけど、放課後会わない?」とミナに言われた。

    少し緊張しながらロッテリアで待っていると、
    めちゃくちゃ焼けてる野球部っぽい二人組がやってきた。
    ミナが「こっちが翔太!」と紹介してくれた。
    翔太は背が高く、制服のシャツを腕まくりしていて、そこから見える腕がたくましくて、ほぼ一目惚れ状態だった。

    その場で連絡先を交換し、
    毎日メールのやり取りをした。
    当時は通話料無料なんてアプリはもちろんないし、電話代節約の為に家の固定電話で長電話して親に怒られたりした。

    朝練もあり放課後も部活で、なかなか会えなかった。夏休みに入るも、ほぼ部活。
    「お盆休みはオフなんだけど、遊びにいかない?」と誘われ、その日までダイエットをしたり服を買ったりして、浮足立っていた。

    デート当日、
    私の最寄り駅まで迎えにきてくれた。
    「俺ん家誰もいないから来る?」と言われ、
    私は二つ返事で承諾。
    近くのTSUTAYAでDVDを借りて、マクドナルドでお昼を買って翔太の家へ行った。

    マックを食べながら、翔太の中学の卒アルを見せてもらい「えー!かわいい!幼い!」などと言いながらはしゃいでいた。

    「あのさ、」
    と突然真面目なトーンで話しかけてきた。

    「え?」と戸惑う私に
    「俺、アスカの事好きになった。ほぼ部活で会えない日もあるけど、オフの日は会いに行く。早く終わった日も会いに行く。だから付き合ってほしい」

    翔太の顔を見ると真っ赤だった。
    日焼けしてる肌がさらに赤くなってた。
    人生で初めて受けた告白に私の心臓はうるさいほどドキドキしてた「うん」って返すのが精一杯なほどに。

    私の返事と同時に、目の前に翔太の顔があった。
    (え?これ目つぶるべき?!)と軽くパニックになってる間にキスをした。ガチッと歯が当たった。
    目を合わせて二人で笑った。

    長い時間キスをした。
    そのまま翔太の手が私のスカートの中に入ってきた。
    ショーツの上からなぞられ、ムズムズした。

    なんせ雑な初体験だったから
    何が正解か分からない。
    私は何をしたらいいのか、分からない。
    翔太もここからどうしたらいいのか分からない様子だった。

    「私初めてで・・・」
    嘘をついた。

    すると翔太も「俺も。でもアスカとしたい」と言われ、胸が苦しくなるほど嬉しかったし、恥ずかしかった。
    今でもこの瞬間を思い出すと、胸がキュッとなる。

    お互いに下の服だけ脱いだ。

     
     
     
    今年40歳。セックスの楽しさにようやく気付く。

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