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Photo byk_shi925

元USJエンターテイナーが教室で最初にデザインするもの

    人は安心できる場所で、初めて本当の声を出します。
    安心からすべてがはじまる——私は、そう信じています。

    かつて私は、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンでエンターテイナーとして、ショーの前説を担当していました。
    前説の仕事は、単なる注意事項の説明ではありません。
    ショーが始まる前のほんの数分間で、会場全体の空気をつくることが私の役目でした。

    私が心がけたのは、「ここでは思い切り楽しんでいいんだ」とお客様に感じてもらえること。
    大きな声を出しても、笑っても、拍手しても、もちろん静かに見守ってもいい。
    その安心感が生まれた瞬間、空気は一変します。
    ショーは「見るもの」から「参加する体験」へと変わるのです。

    あの瞬間の空気感が、私は大好きでした。

    そして今、教育の現場に立ち、強く思うのです。
    この感覚は、教室にも必要なのではないかと。

    教室は新しい出会いや挑戦にあふれる場所。だからこそ、少し緊張もある。
    間違えたら恥ずかしいかも、笑われたらどうしよう、自分の考えは本当に正しいのか——。
    そんな空気の中では、子どもたちは本来の力を発揮できません。
    発言は減り、挑戦する機会も少なくなり、対話も生まれにくくなります。

    でも、安心できる環境では違います。
    子どもたちは不思議なほどに口を開き、考えを伝え、相手の言葉に耳を傾けます。
    安心は、学びの土台になるのです。

    私はいつもこう考えています。
    コミュニケーションの技術より先に必要なのは、環境です。
    どんなに良い問いも、どんなに正しい指導も、安心がなければ届きません。

    安心があるから、間違えても大丈夫。
    安心があるから、相手の言葉を受け取れる。
    安心があるから、自分の言葉で話せる。

    教育で大切なのは、育つ力ももちろんですが、それ以上に、どんな空気の中で育つかではないでしょうか。
    難しい理論より先に、まず空気を整える。
    挑戦してもいいと思える場をつくる——それだけで、関係性は育ち、対話が生まれ、学びは自然に深まります。

    特別な技術は必要ありません。
    大切なのは、子どもたちが自らつくる場を、教師がそっと整えることです。
    準備を丁寧にし、子どもたちと真摯に向き合い、場を感じ取り、ときにはほぐす——
    私はこれからも「真面目なエンターテイナー」として、安心からはじまるコミュニケーション教育を実践していきます。

    教室は、もっと自由に自分の気持ちで過ごせる場所でいい。
    もっと安心できる場所でいい。

    安心のあるところに、人は集まり、話し始めます。
    安心から、すべてが始まるのです。


    現在は学校現場を中心に、講演や研修の機会もいただいています。
    『安心からはじまるコミュニケーション』にご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。
    対象や課題に応じて内容を構成いたします。

    真面目なエンターテイナー
    安心をつくる教室デザイナー

     
     
     
    安心をつくる教室デザイナー。 小学校教諭|元USJエンターテイナー 表現×教育|「安心からはじまるコミュニケーション教育」を発信。 子どもも先生も安心できる教室へ。 ▼記事はこちら https://majimenter.com/

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