
実践:きゅうり植え付け【晩酌おじ家庭菜園日記㊷】
きゅうり
夏野菜の定番のきゅうり。生から炒め物まで、幅広く料理できる野菜の一つ。重さの約95%が水分で、ギネス世界記録に「世界で最もカロリーが低い果実」として認定されたこともある。
カリウムが豊富に含まれ、利尿作用によって熱を逃がし、むくみの解消も期待できる。夏バテ予防には、ピッタリの野菜。
きゅうりは成長が非常に早く、あまり手がかからない作物のなので家庭菜園に向いている。とはいえ、植え付け後のこまめな水やりと誘引が成功の鍵。その栽培方法をまとめて予習したうえで、植え付けを行う!
家庭菜園、3年目に向け決意
妻の実家の家庭菜園を手伝うようになって3年目に突入。1年目は初めてのことばかりで指示のまま動き、2年目はnoteを活用し予習・復習しながら手伝ってきた。
3年目、先日の家族会議の結果、条件付きで手伝いを継続。
その条件とは、
①毎日の手伝いは難しい
②もう少し丁寧に畑づくりを行いたい
③計画的な作業にしよう
ということである。
果たして、この家庭菜園がどうなることやら…このnoteに記録する。
きゅうり栽培予習
きゅうり栽培のポイントをまとめた。
きゅうり栽培のポイント
①低温に弱いので、早植えしない
②酸素を好む野菜で、根張りがごく浅い作物である
③日当たりがよく、風通しのよい場所で栽培
④土壌病害(つる割れ病など)を回避するため、接ぎ木苗を利用する
⑤乾燥に弱いので、堆肥(有機物)を多く施し、保水性のある土づくり
⑥べと病・うどんこ病が発生しやすい
きゅうり栽培実践:土(畑)づくり
栽培ポイント①から、土づくりは5月になってからスタート。
栽培ポイント③から、この畑の最も日当たりがよく、風通しのいい場所の一部を充てることになった。
その場所は、「にんにく」と「長ねぎ」の間、約2m幅で2.5m奥行きがある。



この場所は前々から義父が耕運機で耕うんしているので、スコップでも簡単に土を起こせた。ちなみに、この畑は土づくりを定期的に行っており、栽培ポイント⑤の理にかなっている。

畑は保水性、排水性、通気性をよく!
きゅうり栽培の畑は保水性、排水性、通気性を高めるため、2週間前から「土づくり」を行う。
植え付けの2週間前
肥料は1平方メートル当たり苦土石灰は約100g、堆肥は約2000g、溶性リン肥約50gを全面にまき、できるだけ深く土と混ぜ込む。
植え付けの1週間前
有機配合肥料約200gを全面にまき、できるだけ深く土と混ぜる。
※熔成りん肥のリン酸は土壌中に残るため、毎作施用する必要はない。
きゅうり栽培実践:植え付け
土温度の確保と雑草抑え、そして根張りを良くのためにマルチシートを使用する。株間は約50cmほど確保するイメージ。

栽培ポイント③の日当たりと風通しを良くして、病気の予防や収穫量アップを図るため、支柱を立ててネットを張ることで、つるを絡ませ立体的に育てる。

支柱立てには、直立型・合掌型・ピラミッド型・あんどん仕立て・スクリーン仕立て・アーチ型などがあり、この畑にでは「アーチ型」で栽培。その理由は、義父の経験上、一番収穫が多かったのがこの形だから。

植え付け後に支柱を立てる方法もあるのだが、苗を傷つけてしまう恐れがあるので、先に立てて回避しているようだ。
支柱とネットは、伸びるつるを誘引して整枝し、脇芽の処理や摘心・摘葉を適正に行うための重要な作業である。
きゅうり栽培実践:苗選び
きゅうりの苗は、「葉が濃い緑色で厚みがあり、節間(茎の節と節の間)が詰まっていて太いもの」を選ぼう…、と言われても、何を基準に濃いのか、どの程度が厚いのか、節間が詰まっている状態なのかも分からない。
義父母に聞いても明確な返答はなかった。ひとつだけ教えてくれたのは、お付き合いのある「良い苗屋(種屋)」で購入することだ。例え割高であっても、こちらで購入した方が間違いがない。
僕が調べた良い苗の条件とは…
良い苗の条件
1. 葉と茎のチェック
葉の色と厚み: 葉が大きく、濃い緑色をしていて厚みがあるもの(病気への抵抗力がある証拠)。
茎の状態: 茎が間延び(徒長)してヒョロヒョロしておらず、太くてしっかりしているもの。
産毛: 茎や葉に生えている細かい産毛が、しっかりとしていてチクチクしているものは元気な証拠。
子葉(双葉): 一番最初に出た左右の葉(子葉)が黄色くならず、緑色でしっかり残っている苗は初期の育ちが良い。
2. 花と根のチェック
本葉の枚数: 植え付けに最適なのは、本葉が4〜5枚ついている頃の苗。
花芽: 上の方の葉のつけ根に、黄色い小さな雌花のつぼみがついている苗を選ぶとスムーズに収穫が始まる。
根鉢(ねばち): ポットの底から白い根が少し出ているくらいがベスト。根が茶色く変色してギュウギュウに巻きすぎているものは避ける。
3. 品種と苗の種類
接ぎ木(つぎき)苗: 病気や連作障害に非常に強いため、家庭菜園の初心者には一番おすすめの苗。価格は少し高めですが失敗しにくい。
自根(じこん)苗: 品種本来の味が楽しめるが、病気対策に気をつける。
きゅうり栽培実践:植え付け
購入した本葉4~5枚に育った苗を植える。幅90cmの畝なので2列植え(幅60cmの畝なら1列に植える)。苗は根鉢が植穴から5mm程度飛び出るように植える。

定植前にポットを水に浸して吸水させてから植えると良く、その後は水やりを控える。すると、自らの力で根をしっかりと伸ばし、丈夫に育つ。
連作障害を避けるため、キュウリはもちろん、スイカなどのウリ科野菜と同じ場所で続けて栽培しないのが基本。ただし、ニラやネギを混植すると土壌病害が防げ、連作が可能。
この畑のようにキュウリの近くにネギがあっても、もっと近くでなければ「コンパニオンプランツ」にはならない。
コンパニオンプランツとは
異なる作物を近くに植えることで、お互いの成長を助け合ったり、病気や害虫を遠ざけたりする組み合わせのこと。
植え付けを終え、僕と義父で相談するのは「暑さと水不足対策」。お互いに情報収集をすることを宿題として、この日の作業は終了した。
畑チェックの相棒
畑をチェックする時の相棒「なゆ」。
大好きだった砂場に見知らぬモノが立っていて、なんだか不服そう。

まさに、「借りてきた猫」のよう置物になってしまったのか…
と、思いきや…1分も経過しないうちに…身体をこすりつけ…

お腹をピッタリと砂場に付けている。
これを見ていた義父のひとこと…
「このままオレのベットの上かぁ…」
今まで内緒にしていた行動は、バレバレだったのだ。
家庭菜園の経過
家庭菜園日記の過去noteは…
マガジンにまとめたので…
興味のある方は…コチラ。
次回予告
次回は、トマト・なす・大葉の栽培がスタート…
始めの一歩で大きく躓いてしまった話をお送りする。
乞うご期待!
補足
きゅうり栽培の予習をまとめておく。
整枝と摘葉
活着(苗が根付いた)後、晴天の日を選んで、5節目までの側枝(子づる)と雌花を除去する。6~10節までの子づるは1葉で摘芯し、子づる1果どりとする。また、孫づるも1葉で摘芯。11節以上の子づるは2節で摘芯。伸ばした親づると子づるは、ネット上で摘芯。
ネットから外れて伸びるツルがあったら、ネットにひっかけて添わせる。元気なキュウリほど、丈夫な巻きヒゲがでる。巻きヒゲでツルを固定すると、キュウリは安心してツルをグンと伸ばすようになる。
水やりと追肥
水やり: きゅうりの根は乾燥に弱いため、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与える。特に夏場やプランター栽培では、朝と夕方の1日2回が目安。
追肥: 植え付けから2週間後を目安に化成肥料を株元に施し、その後は7〜10日に1回の頻度で追肥を行う。
病気
栽培ポイント④と⑥に関して、少し予習が遅かったという事例を別な機会に報告する