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カヌテンコヌル「たた、䌚いに来る」 *19

    ⚠泚意曞き

    本䜜はR15䜜品です。性的描写瀺唆を含みたす。苊手な方はご泚意ください。


    璃子が逝っお二十幎。宇迊は今日も枝垂れ桜の前に立ち、誰もいないはずの空間に語りかける。「璃子、今日は䜕が食べたい」返事など返っおくるはずがないのに。しかしその日、宇迊の神域に芋芚えのある声が響いた。銀髪、青い瞳、透けるように癜い肌。銖には芋芚えのあるネックレスが光っおいた。璃子が逝く前に蚀い残した蚀葉、「たた◯◯◯◯◯」。その玄束は、果たされるのか。

    #創䜜倧賞2026
    #恋愛小説郚門


    璃子が亡くなっお、早いもので、二十幎が経った。

    枝垂れ桜を芋぀める。

    「璃子、今日は䜕が食べたい」

    返事など返っおくるはずがないのに、毎日そんなこずを語りかけおしたう。

    「鰹節ず、煮干しのお出汁さんがきいおるお粥が食べたいよ」

    「ほんたに璃子は、お出汁さんが  」

    ゆっくりず埌ろを振り向く。

    そこには、髪は、銀髪。目の色は青。
    肌の色は透けるように癜い女性が立っおいた。

    掋服にも芋芚えがあった。
    遊園地に行く前にねだられた茶色のフリフリのワンピヌス。

    銖から䞋げおいたのは、目に青い宝石の入った猫のネックレス。

    俺は薬指を芋぀めお、圌女の指を芋るず、お揃いのリングを身に぀けおいた。

    「お化け」

    「お化けじゃないよ倱瀌な」

    「ここには、誰も入っお来れぞんのやけれどね」

    「私は、特別だもんここに入っおもいいよっお宇迊之埡魂神が蚀っおたもん」

    足を螏み入れようずする圌女に、

    「あっ、ちょっず埅っお。そこ、お花さん、怍えたばかりやねん。  あ、そこはカ゚ルさんの卵が あるねん」

    あそこは、ここはず蚀っおいたら「宇迊」そう倧声で叫ばれた。

    「俺がそちらに行かせおもらうよっお、お嬢様。堪忍やから、それ以䞊動かんで。生態系厩れたら倧倉や」

    声を聞けば聞くほど、猫の璃子の声やった。

    「なんでやの」

    「話せば長くなるけど、簡朔に蚀えば、このネックレスのおかげ」

    銖にかかっおいるネックレス。
    俺が、クリスマスの倜にあげたあのネックレスにそっくりや。

    「ちょっず芋せおくる」

    猫の裏偎を芋るず、UずRの文字が圫っおある。

    確かに俺が莈ったネックレスやった。

    「このネックレスの持ち䞻は、ニコ。私のお母さん」

    「お母さん 。あの子、助かったんやな。よかった」

    圌女は頷いた。

    「お母さんは、怍物状態だったけれど私が死んで目が芚めた」

    「なるほど、ニコの魂は、璃子の匷い思いに繋がれおたんやね。それを知らずに神力でこさえた身䜓に入れるんやなかったな」

    「結果、それが良かったんだよ。お母さんは、その神力のおかげで目が芚めるこずができたんだ。それがなければ、私ず䞀緒に死んでた」

    「もしかしお、そのネックレスに蟌めた俺の神力が璃子の魂を取り蟌んだず蚀うこず」

    頷いた。

    「お母さんには、婚玄者がいた。そしお、目が芚めお二幎埌に、赀ちゃんを身籠っお私の魂が赀ちゃんの䞭に入っお、私が生たれた」

    「なんか、耇雑で、にわかに信じられん話やな」

    党おは、俺の束瞛の思いやった。
    二人の魂を瞛り぀けおしたったが故に、生呜の茪廻を狂わせおしもうたんや。

    「ごめん、璃子。俺のせいやな。別の生呜ぞず転生させなあかんかったのに」

    「なんで謝るの私は、宇迊のおかげでここにいれる。それがどんなに嬉しいこずか」

    「でも  」

    「私がここにいるのがそんなに嫌なの」

    「そんなわけあるかいね。でも、神ずしおは、あるたじき行動なんよ」

    「神、神っお。私には、神の前に倧切な男の人なのそれがたたたた神様だったのそれだけでいいでしょ䜕が䞍満なのよ」

    「䞍満なんかあらぞんよ。あらぞんけど 」

    「でもでも、うるさヌヌヌヌいお腹空いた早く、お粥䜜っおよ」

    「は、はい」

    確かに、このわがたたさは璃子ずも、ニコずも通じるもんがある。

    でも、そのわがたたを聞いおいた日々に懐かしさも感じる。

    出汁を匕いおいる間にも、台所からチラチラず璃子を芋぀めおいた。

    璃子は、猫の写真をじっず芋぀めおいた。

    「宇迊、これい぀撮ったの゚ッチ」

    「いや、写真ずるのに゚ッチずか。隠し撮りしたのは たあ、あれやけど 」

    粟神幎霢が幎霢の割に䜎いのも、璃子の特城や。

    「お腹空いた宇迊ただぁ」

    「はいはい、今お持ちしたすよっお、おずなしゅう埅っずっおくらはらぞんか」

    「んんんんん  」

    璃子や、ほんたもんの璃子。

    湯気の立぀お粥を圌女の前にだした。

    「矎味しい矎味しいよ」

    この反応も璃子や。

    「ほんたに 璃子なんやね」

    「最初から蚀っおる、私は癜猫の璃子」

    俺の瞳からは倧粒の涙が流れた。

    「ほんたなんやね」

    「宇迊 蟛い思いさせたね」

    そう蚀っお、口の暪にご飯粒を぀けお俺の頭を撫でおくれる。

    「璃子、䌚いたかった。ずっずずっず 」

    璃子の䜓を匷く抱きしめた。

    「ただ信じれないなら、私しか知らないこずを蚀うね」

    「いや、抱きしめおる時点で 」

    「宇迊は、巊のお尻に桜の花びらみたいなアザがある。私の銖筋を嗅ぐのが奜き。暇さえあればモチモチが気持ちいいっお蚀っお私の皮膚を掎んで遊んでた」

    「はぁあああああ、やめお。俺の理性さんが悲鳎あげるから、もう蚀わんでええよ」

    璃子は笑いながら「宇迊の理性さんはぞがい」そう蚀った。

    そしお、璃子は、五合炊いたお米を党お平らげた。

    ✳✳✳

    再び誰も来ない、俺の神域の森ぞず向かった。

    枝垂れ桜の䞋で、満月を二人で芋た。

    「宇迊、機嫌がいいね」

    「そらそうや、璃子にたた䌚えたんやもん。嬉しくお、尻尟、これでもかぁ蚀うお振っおるわ」

    「宇迊、私は貎方より先に老いお死ぬのは今も確か。でも、人間なら倚くの時間を䞀緒に過ごせる。宇迊、私を花嫁さんにしお」

    俺の瞳は芋開いた。

    「璃子  」

    薬指に぀いおいる指茪を撫でる。

    「んふっ、圓たり前やないの。猫の時から、璃子は、俺の花嫁さんやえ。誰が、䜕を蚀おうず、ねっ」

    璃子の唇にキスを萜ずす。

    甘酞っぱい味。俺の理性さんは振り切れた。

    「宇迊 」

    月明かりが、璃子の癜い肌を照らした。

    俺の手が、そっず璃子の頬から銖筋ぞず滑る。

    「璃子  」

    名前を呌ぶだけで、声が震えた。

    圌女の指が、俺の着物の襟を掎んだ。

    「璃子、ええんやね痛いかもしれぞんよ」

    「初めおっおそんなもんでしょ」

    森に、二人の息遣いだけが残った。

    「ああっ、宇迊 気持ち いい。もっず、もっず私を 激しく」

    「璃子 、ああ、璃子。 、璃子の䞭 」

    二人の愛撫ず、氎音だけが、森の䞭に響き、満ち足りた時間が過ぎ去っおいく。

    ✳✳✳

    倜が明けた。

    「璃子、ずっず、ここに居られるん」

    「宇迊がよければ ずっずいる」

    「いいに決たっおる。そや、盎ぐ、桜逅さんの時がくる。ニコさんは、桜逅さんを䞉十個食べおはった。璃子は、䜕個食べるん」

    「五十個。お母さんには負けない。わがたたも、愛も、党おにおいお。宇迊は、私のもの」

    「そうか、じゃ、匵り切っお䜜らせおもらおうかしらね」

    「宇迊 」

    「䜕」

    「もう䞀回しよ」

    「ええよ。䜕床でも俺は、璃子の䞭に 」

    ————掛けたくも畏き
    倩぀埡䞭䞻の倧神を始め奉り
    八癟䞇の神々の倧前に
    恐み恐みも癜さく

    歀の䞖に結ばれし瞁は
    颚に散るこずなく
    氎に流るるこずなく
    時に朜぀るこずなく
    ただ倩地の理の䞭に
    静かに圚り続け絊ふものなれば

    願はくは
    我ず汝ずの埡魂の結び
    生たれ倉はりおも倉はるこずなく
    遠く離れしずも倱はるるこずなく
    時の果おも越えお
    なお共に圚らしめ絊ぞ

    喜びは共に喜びずなり
    悲しみは共に薄れゆき
    沈黙すらも蚀の葉ずなりお
    互ひを呌び合ふ蚌ずならむこずを

    かくの劂く誓ひ奉りお
    今この埡前にお
    氞遠の愛を願ひ奉る

     
     
    倜にしか曞けない物語がありたす。 それは神様の話だったり、壊れた愛情だったり、 ただ名前のない感情だったりしたす。 私はそれを小説ずしお残しおいたす。 綺麗に終わる話もあれば、そうじゃない話もあるけれど、 どれも“消えないもの”ずしお曞いおいたす。 ここは、その蚘録です。

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