
コーヒーと映画とノート
カフェオレの湯気が、頬にふわりと触れる。
今日はソイラテじゃなくて、これにしよう。
そう決めた瞬間から、もう「自分の時間」は始まっている。
一時期は、体調を気にしてデカフェばかり選んでいた。
飲みたいのに、飲めない。
好きなのに、我慢する。
そんな小さな制限が、いつのまにか積み重なっていたのかもしれない。
今は、少しずつなら楽しめる。
その「少しずつ」が、今の自分にはちょうどいい。
さて、今日は何を観ようか。
日本のドラマ、邦画、洋画。
詳しいわけじゃない。
でも、何かにハマると、同じ作品を何度も観てしまう。
吹き替えと字幕。
リメイクとオリジナル。
同じ物語なのに、少しずつ違う。
その違いを見つける時間が、たまらなく好きだ。
テレビで観ることもあるけれど、静かな音量で楽しみたいから、たいていはiPad。
誰にも邪魔されない、小さな映画館。
最近は、方眼のツバメノートに惹かれている。
お気に入りの黒いペンで、紙の上に言葉を置いていく。
書き始めるだけで、不思議と気持ちが整っていく。
もやもやしたこと。
大切なこと。
嬉しかったこと。
感謝したいこと。
できる限り、言葉にする。
ノートに、書き出す。
そうしているうちに、少しずつ。
気持ちが「今ここ」に戻ってくる。
コーヒーカップを、テーブルに置く音。
自分の呼吸が、聞こえてくる。
深呼吸が、ひとつ。
今日も、自分の時間が動き出す。
まずは──掃除から。
madormi .。.:*☆