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言葉にならない朝

    朝の光がカーテンの隙間から差し込んで、
    壁にやわらかな影を描いていました。
    まだ完全に目が覚めきらないまま、
    その光を眺めている時間が、少しだけ好きです。

    心の中で言葉にならない想いが渦を巻いているとき、
    無理に整理しようとしないようにしています。
    言葉にできないことにも、ちゃんと意味があります。
    それは、心がいまも何かを感じている証だからです。

    コーヒーを淹れて、ゆっくりと一口。
    湯気が立ちのぼる瞬間に、
    少しずつ思考の輪郭が整っていくのを感じました。
    焦らなくても、無理に表現しなくても、
    やがて自然と「ひとこと」に変わるときが来ます。
    その瞬間まで、静かに待てばいいのです。

    誰にも見せない朝の時間は、
    自分の心と向き合うための小さな窓のようです。
    言葉にならない想いがあることも、
    ちゃんと生きている証のひとつ。

    今日もまた、
    この静かな朝に溶けていく気持ちを、
    そっと書きとめておきます。

     
     
    迷ったとき、疲れたときに開く「やわらかな休憩所」。景色と言葉と写真を綴ります。 二十四節気の『窓辺の暦』と、暮らしに寄り添う『余白のそばにあるもの』をお届け中。 ☕️心とからだを休める「引き算の食事」別館👇 https://note.com/shizukana_diet

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