1年で挫折した動物看護師
動物看護師という仕事
専門学校で動物看護を学んだ後、私は動物看護師として動物病院に勤務していました。

今でいうと「アニマルケアスタッフ」です。
当時、動物看護の資格は民間のものしかなく、各学校が卒業時に発行する"卒業証明書"が動物看護を学んだ証でした。
それに加え、学校にもよりますが在学中に
・愛玩動物飼養管理士
・トリマー ライセンス
・ドッグトレーナー ライセンス
などの資格を取り、就職に望むというのが一般的でした。
病院によっては「専門学校を卒業していなくても、働きながら覚えてくれればいいです」って求人を出してるところもありました。
その後、2022年5月に
「愛玩動物看護師」という国家資格ができ、
資格保持者は『愛玩動物看護師』、無資格の人は『アニマルケアスタッフ』としっかり分けられました。
たしかに当時(もう20年前か!👀)も、新人ながら
「これ(この医療行為)も私たちがやっていいの…?」
と思うことはありました。
でも新人の私が口を出せるわけもなく、華麗にこなす先輩をみて
「私も早くできるようになりたい!」と思っていました。
国家資格になった今では、正式に採血など可能な医療行為の幅が広がったらしいです!

学びとやりがいを感じていた一年目
私が勤めていた動物病院はとても人気があり、常に大忙しでした。
みんなで連携をとりながら病院をまわし、
その中で毎日学びがありました。
専門学校の2年間でサラッと学ぶ内容は
実践ではもちろん足りません。
実際に症例を目の前にしたときに、
座学では出てこなかった疑問や注意点などを
家で調べてまとめていました。
病院では、新しい出会いもあれば
もちろん悲しい別れもあります。
それでも自分にできることを精一杯やって
動物たちの健康を守ること、
回復して元気に退院していく姿をみること、
飼い主さんから「ありがとうございました」と言ってもらえることに
とてもやりがいを感じていました。
私が動物看護師として働いていたのはトータルで4年ほどですが、
動物看護師は獣医師と動物と飼い主さんの橋渡しをする
素晴らしい職業だと思います。
診察室でなんとなく獣医師には聞けないことを
獣医師がちょっと離れたときに話してくれる飼い主さんがよくいらっしゃいます。
病院が混んでいたり、獣医師が忙しそうなのを感じて
「聞いてみたいけど先生の手を止めちゃいけない」
と気にしてくれているのかもしれません。
でもその飼い主さんとのちょっとした会話や、
飼い主さんのなんとなく気になっていることが
とても大事だったりします。
私たちも病院で、先生よりも
看護師さんの方がなんとなく話しやすかったりしますよね。
私も自分が病院に行くのは苦手なので、
いつも看護師さんの親しみのある感じに助けられています。
もっと経験を積んで、
もっともっと勉強して、
たくさんの動物たちを助けることで社会に貢献したいと思っていました。
身体は悲鳴をあげていた
ただ、ちょうど1年ほどたった頃
だんだん仕事に慣れてくるにつれて任される事も増えていき、
家にも仕事を持ち帰るようになりました。
院内での勉強会や飼い主さん向けイベントの準備、
定期的に更新する院内掲示物の作成など
病院が開いているときにやる時間はありません。
「あぁ明日も朝早いんだよな」
と思いながら、寝る時間を削ってこなしていました。

また、途切れない患者さんの対応でトイレに行く暇もなく、
慢性的に膀胱炎になり、一度は腎盂腎炎にもなりました。
※腎盂腎炎 : 膀胱炎の菌が腎臓まで広がって起こる腎臓の感染症
いま振り返れば、20代なのに身体はかなりボロボロだったと思います。
そしてついに悲鳴をあげました。
”眠いのに寝れない”を繰り返していたら、
”寝たくても寝れない”ようになったんです。

ここまで読んでいただき、ありがとうございます🌸
書きながら、この頃からもう20年が経ったのかと衝撃を受けています。苦笑
社会人1年にしてここからさらに挫折するのですが、当時はとても辛かったのに忘れられるものなんですね。
(その後が濃すぎたのかな。笑)
いま目の前に当時の私がいたら、伝えたい。
「大丈夫。
大丈夫だから、まずはよく寝なさい」って。
寝る時間を削ってまで家で仕事なんかしなくていい。
それはあなたの問題じゃなくて、会社の問題。
なにも気にせず、とにかく忘れて寝ちゃいなさい。
また明日、職場で考えればいい。って。
世の中ほとんどのことは大丈夫です!
なんとかなる!!👍
もしならなかったら、またその時に考えればいいんだよ。
この記事が今まさに仕事に悩んでいる人にも届くといいな。
