第38回Social Breakfast/『トークン×ウィスキーが生む新たな地域活性化のカタチ』
社会を変える朝ごはん「Social Breakfast」の第38回を⻁ノ⾨ヒルズのOVAL CAFÉで開催!
SOCIAL BREAKFASTとは?
「社会のために一歩踏み出したいけれど、何から始めたらよいかわからない」「社内外の人とソーシャルグッドでつながりたい」「先駆者に学び、新しい視点を得たい」。
そんな人たちが気軽に集える場として、森ビルさんの協力のもと、第一・第三火曜日に実施しています。(しかも朝食無料!)

第38回の Social Breakfastは、『トークン×ウィスキーが生む新たな地域活性化のカタチ』と題して、アーティストであり、Whiskey & Co.株式会社 代表取締役の大森 章平さんをお迎えして開催しました。

Whiskey & Co.株式会社
同志社大学法学部を卒業後、株式会社ベンチャー・リンクに入社。牛角、ガリバー、タリーズコーヒー、カーブスなど、多数のフランチャイズブランドを支援するコンサルティングに従事。1,000店舗超の加盟店舗、500社超の加盟企業の経営支援を手がける。その後、2010年にはリノベる株式会社を共同創業。中古住宅とリノベーションをマッチングするプラットフォーム事業を立ち上げ、副社長としてビジネスモデルの構築と全国展開を推進。2021年にWhiskey&Co.株式会社を設立し、2023年6月より三島にてウィスキー製造を開始。ビジネスの最前線で培った知見を生かし、新たな価値創造に挑み続けている。
Whiskey & Co.株式会社について
Whiskey & Co.株式会社は、日本では極めてレアなアメリカのバーボンスタイルウイスキー製造を通じて、「Japanese “Bourbon Whiskey” Style」という新たなスタイルの確立を目指されています。
まちなかのマイクロディスティラリー(小規模蒸留所)による数量・地域限定販売を特徴としながらも、限定販売のウィスキーを唯一ECで購入できる手段としてトークンを発行することで、ウィスキーを通じた地域の関係人口拡大にも繋がる「Whiskey&Co. Model」という事業モデルを展開しています。

Whiskey & Co. Modelとは?
Whiskey & Co.のビジネスモデルの大きな特徴は、唯一無二のクオリティを追求したウィスキーを仲間とつくり、その仲間を増やすことを軸にした、地域・数量限定販売とトークンマーケティングの融合です。
まちなかでつくる
日本製ウィスキーの多くは、水源の確保と生産規模の確保のため、自然環境の良い郊外立地に大規模な蒸溜所を構えています。一方、Whiskey & Co. はまちなかに小規模な蒸溜所を設置。この取り組みにより、まちの人々とともにブランドを育てること、また、地域の魅力を深堀りすることにつながっています。まちでしか手に入らない
Whiskey & Co.のウィスキーは、基本的に三島でしか購入できません。入手可能なエリアを限定することで、「少量限定生産ウィスキー」としてのブランド価値をつくりつつ、まちの交流人口拡大にも貢献しています。まちなかで熟成する
通常、ウィスキーの蒸溜所は大量の熟成樽を保管できる広大なスペースを備えています。しかし、Whiskey & Co.の蒸溜所は約64坪とコンパクトで、樽の保管場所が限られています。そこで、地元のモデルハウスのガレージや酒屋の倉庫、鉄道会社の無人駅などのスペースを活用し、樽を熟成させることとしています。
樽を設置することで、それぞれの場所に新たな価値が生まれ、訪れる人々の関心を引くきっかけにもなります。このように、まちなかを熟成の場とすることで、『ウィスキーが眠るまち三島』というブランディングを確立しています。樽の置かれた環境によって異なる味わいになるウィスキーを楽しめるんだそう!仲間(関係人口)とつくる
最後に、トークン(key3)の活用です。少量限定生産ウィスキーのエリア外での唯一の入手方法としてトークンを発行。トークンホルダーは、本来三島でしか購入できないウィスキーを、ECサイトでも購入することが可能になります。また、保有するトークンの量に応じて、3年後、5年後、10年後にリリースされるウィスキーの購入権利を得ることができます。
トークンの価値を高めるために必要なのは、プロダクトそのもののクオリティですが、まだウィスキーが「完成」されていない段階にあって重要なのは、プロダクトへの「期待感」です。そのため、樽詰め前の0年熟成ウィスキーを販売したり、国際的なコンペティションに出品したりするほか、ウィスキーよりも短期間で生産できるジンを製造し、数多くのアワードにエントリー。実際に受賞を重ねることで、「今後できるウィスキーは必ず美味しい」という期待を高めています。こうした取り組みにより、トークンホルダーの拡大を図るとともに、トークンの長期保有を促進する仕組みを構築しています。

Whiskey & Co.の各地への展開
そんな魅力たっぷりのウィスキーですが、実はすでに日本海、島根県の北に浮かぶ隠岐諸島・海士町に第二拠点をつくるべく動き出しているとのこと!今後はフランチャイズのような形で各地に拠点を拡大していくとのことです。
単独で拠点を増やしていくと、生産量が増やし、売上を拡大するためには、結局マーケティング主導のビジネスモデルに陥るリスクが高まります。そのような拡大の仕方ではなく、あくまでもWhiskey & Co. Modelを軸に、横並びで事業を展開していくそうです。このスタイルにより、ボリュームを確保しながらもブランド価値を向上させ、それぞれの地域でプロダクト同士が相互にブランドを高め合う関係を築くことを目指すと言います。
現在、ユーザーとしてはトークンの購入の他にも樽のオーナーになってプロジェクトに参加する方法などがありますが、今後は各地に展開するフランチャイジーとなれる可能性もあるなんて、夢が広がりますね!

まとめ
大森さんは、ウィスキーづくりをゼロから学んで展開するにあたって、ウィスキーのクオリティに徹底的にこだわるために、マーケティング主導のビジネスモデルではなく、全く新しい、地域に根差したビジネスモデルを選択。地域・数量限定販売とトークンマーケティングを融合させた独自の戦略によって、従来のウィスキー市場にはない新たな価値を生み出していました。また、こうした仕掛けにより市場からもすでに多くの評価と期待を集めていました。
何よりもプロダクトのために最適なビジネスモデルを選び、それが結果的に地域の盛り上げにもつながるというのはこれまでのソーシャルブレックファーストにはなかった視点で、私たちもたくさんの学びがありました。
ちなみに、私たち株式会社まちのプロデューサーズは、「伊豆ファン倶楽部」という三島市・熱海市・函南町の事業で、Whiskey & Co.株式会社とご一緒させていただいています。ここでは、トークンの購入により伊豆の事業者を応援することができ、商品の優待購入・先行予約、限定サービスの利用、イベント参加権などの特典を受けることができます。トークン保有者は各事業者のコミュニティに参加することができ、地域とトークン保有者、トークン保有者同士がつながることでより伊豆地域を楽しむことができます。こちらの事業にもぜひご注目ください!
https://www.izufanclub.com/
次回の開催もどうぞお楽しみに!

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