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【連茉小説】らすたたん⑱䞍育症 呜を乞う人

    䞍育症ずいう病名が付いた私は治療の䞀環で、自己泚射をする事になった。

    血液凝固を緩和するうんちゃらかんちゃらで、朝晩自分で自分に泚射を打぀。

    「あぁ みちる もう打぀ずころがないよ 」
    腹やらももやらケツやら、玫ず黄色の内出血のコントラストに倫もさすがに悲鳎をあげた。
    「もう、痛くお、痛くお 泚射を自分に打ずうずするず皮膚が硬盎しお針が入っおいかない 」
     私も匱音を吐き始めおいた。

    子育おは楜しい事ばかりではないのはわかる。

    でも、これは、方向的に合っおいるのだろうかその時も私は䞉回目かの劊嚠をしおいた。

    劊婊の䜓ではい。薬䞭の針跡だらけの䜓で、これを出産盎前たで続けるずいう。心も折れかけおいた。
     
    皋なくしお、その第䞉子ず蚀っおいいのか その子もお空に垰る事ずなる。

    い぀もの、陣痛の様な痛み。出血。
     
    ダメな方の状態はもう身䜓が芚えおいる。い぀ものダツだった。
     
    痛みにのたうち回っお、苊しんで苊しんで、郚屋䞭血だらけになった。

    もう、ホラヌでスプラッタヌでカオス。
     
    旊那も必死に支えお励たしおくれ、血の海を拭いながら掻き分けおくる。
    「救急車を呌がう」ず電話を手にしたその時、ズルズルず身䜓の䞭から䜕かがでた。

    ああ、たた、あれだ。
     あのダツだ。

    出おきおしたった子どもず半狂乱の私。
     
    倜䞭だった。やりようもなく、もうどうしようもなく。
    無力に泣き぀かれお暪になっおいた。
     
    こんな事がそう䜕床も䞀人の人間の身におこるかな 。
     
    眠気ず埌陣痛の様な痛みず脱力で朊朧ずしおいた。
     
    そこにプシュッずいい音を立おお炭酞の猶が空く音がした。
     
    薄明かりの先に倫がビヌルらしきものを飲んでいる。
     
    私が寝たかず思っおる䜕の䞀杯
     やりきれずやけ酒にしおも 
     
    この埌私の容態が倉動したら車を運転する気はないその小気味いい音ずゎクゎクず喉を鳎らす倫の姿に䞀瞬で怒りが沞点たで到達した。
     
    「こんな時に、䜕をどうしたら、酒を飲む気になれるんだよぉ」

     絶叫の様な声が、心の奥から吹き出し、近くにあったゎミがしっかりず入っおいるゎミ箱を旊那めがけお投げ付けた。
    「うわぁ〜倧䞈倫もう寝おるのかず思っお、オレ、やり切れなくお 」「あんたはいいね身䜓に痛みも苊しみもなくお事が終われば、やり切れないっお、簡単に䞀杯飲めおそんなもんなんだろ⁈こっちの気持ちもわからず 」 

    絞り出すような叫びだった。
    それをキッカケにお腹の痛みが加速し、結局、救急車を呌んだ。
    「あ、䞀緒にその子も連れお行こう」 
    ガヌれに包たれ、ケヌスに入ったその子も倧事に胞に抱えお、緊急車䞡に乗り蟌む。 

    結果は䞉回目の流産。

    粟神に限界がきおいた。

    私は気がふれおいた。

    流れ萜ちお来た「その子」を冷蔵庫で保管しおいお、を私は怍朚鉢に土ず䞀緒に入れお土に還そうず蚀いだした。 

    「そこに䜕か皮ずか怍えおさ、芜が出お育ったら、私たちの子どもみたいで玠敵じゃない」 
    正気の沙汰ではない私の発蚀に旊那はギョッずしおいたが、平静を装い、 
    「怍朚鉢ず土、買いに行くか」 
    ず圢だけでも賛同しおくれた。 

    ホヌムセンタヌの芳葉怍物などのコヌナヌにプランタヌやら土やらが䞊んでいた。
    䞀芋、和やかなガヌデニング奜きな倫婊のようだ。 
    たさかそこに、育たなかった我が子を入れようずしおいるずは思えない。 

    恐ろしく、気持ち悪い事をしおいる自芚はあった。

    どうにも虚しい気持ちを、心の穎を土で埋めおも埋たらない。 

    さっきたでノリノリでプランタヌを遞んでいた自分の手が止たった。
    「 こんな事したっお、誰も䜕も報われないね 」

    「誰も悪くない。誰もダメじゃない。 責めおいい人なんお誰もいない。 皆んな、必死でそれぞれ頑匵った。 それでいいじゃない。それじゃダメか」

    そんな様な事を倫は繰り返し蚀っおいた様に思える。

    私をなだめるように。嗜める様に。 

    そうだよ。その通りだよ。 

    呜の事はどうにもできない。 

    そもそも呜を欲しがる自分が間違っおいるんじゃないだろうか。 

    「みちるは、間違っおないよ。自分をもう責めるな。頑匵ったじゃないか」 

    私の心を党お悟っおいるようなタむミングで、そう、倫が蚀った。

    呜を我が子を欲しがっお頑匵っおいる自分すら、淺たしかった。 

    こうしお、赀ちゃんを倱っおさたよう私の傍に迷子にならない様にしっかりず、手を握っおくれおいる倫がいた。 

    その手は、枩かかったな。

    結局、䜕も買わずにホヌムセンタヌを埌にした。

    私たちはどこぞ向かうのだろう。 

    ペガの教えの䞀぀にサントヌシャ「足るを知る」ずいう心がけがある。  

    執着をしない。

    今の自分が手にしおいる物や事柄が奇跡的で、今あるもので充分に満たされおいるずいう意味。 

    きっず叀来の人もそう願い、そうありたいず、説いおきたんだず思う。

    䜕故ならば人は欲の生き物だから。

    䞀぀叶えば、たた䞀぀、たたその次ず、キリがない。

    生きおいるずいう事は欲ずの鬩ぎ合いだ。

    欲に駆られた分だけ足元をすくわれる。 

    生きおいる事は欲する事。生たれたおの赀ん坊だっお、母芪の乳を欲しお倧声で泣いおいる。 

    生きおいる限り誰もが䟋倖なく、この欲に振り回される。

    食欲、睡眠欲、性欲、党お欲だ。

    生きおいる事の原動力はこの欲なのだ。 

    もっず蚀うず、欲が無ければ、生きおはいけない。

    そこを切り離す事ができないのが、珟䞖を生きる性そのものだ。

    だからこそ、執着するなかれず、敢えお説くのだず思う。 

    倱った物ほど倧きなものに思う。指先に掠っお、すり抜けおしたった物ほど取り返したくなる。 

    その時の私は、執着のど真ん䞭にいた。
    終着も芋぀けられないほどに、駆られおいた。

    自分の䞭に䞀回でも呜が宿った蚘憶。

    確かに動いおいた心臓。 

    無かった事にはできなかった。 

    簡単に諊める事はできなかった。足らない。埋たらない。

    その心の隙間を、呜で埋めたかった。

    折れかけた翌で、ただ翔がうず思っおいた。ただ、翔べるず思っおいた。  

    皋なくしお私は、四回目の劊嚠をした。

    もう、期埅はしおいない。生たれお来おくれるずも思えない。
    喜びも曖昧で。

    でも、たったの望みを捚おおいない自分がいた。

    いや、の執着だったのかも知れない。倧事を取っお入院した。

    たた自己泚射の日々が始たった。

    䞀䜓、䜕がしたいのか自分でもわからず、説明も぀かず、䞀心䞍乱に呜に執着した。

    ある日、倫も䞀緒に来おくれた健蚺の日、赀ちゃんの心臓が止たっおいた。

    ずっず芪身に寄り添っおいおくれた先生が、もう、涙ながらに蚺断をくだした。 

    私は、なんだかもう、どうでもいいような、他人事のような、たたか、ず蚀う投げやりな気持ちになっおいた。

    「なんで、もう、なんかもう、どうにか、どうしおか、なんずかならないんでしょうかね こんな、事ばかり 」 
    支離滅裂な発蚀をし始めた倫にギョッずしお、倫の方に目をやったその時、倫は堪えながら、涙を流しおいた。

    その時、私は、はっずした。

    たくさんの、がんじがらめになった執着から、バッず、解き攟たれた様な感芚で、もう䞀床、改めお、倫を芋た。 

    私は、倫を泣かせおしたったんだず。

    芋るも、疲れ果おおいた。

    私だけが、蟛い目に、痛い目に合っおいるず思っおいた。

    倫なんお、ダメヌゞもなく、ただ、傍にいるだけで、䞍公平だず。

    矚たしさすら感じおいお、きっず私は無蚀で倫を責め続けおきたんだず思う。 

    それを耐え、耐え、耐えお。笑顔で励たしおくれおいた蚘憶しかなかった。 

    その、い぀も笑顔だった倫が人前で泣いた。

    倫の涙を芋たのは、二回目だった。 

    䞀回目は、倫の父芪が亡くなった時。

    それだけだった。

    その時も、次の日には、い぀もの笑顔で。

    いや、思えば、旊那はい぀も笑顔で。
    どんな時も笑顔で私の偎にいおくれた。

    そんな人を人前で泣かせおしたった。  

    もうやめよう。 

    はっきりずそう思った瞬間だった。

    この人ず幞せになろうず、歩み出した新たな人生だった。

    自分の意思で、自分たちでそう、決めたのに。

    こんなにも悲したせおいた事。

    自分も悲しくお、苊しいのに、そこに留たっおいた事。

    その党おは執着だった。

    拘っおしたった。囚われおしたった。

    今、ここで自分の䞭の執着をきっぱりず手攟した瞬間だった。
    䞀点の曇りも、未緎もなく、子どもを諊めた。

    長い長い、迷走だった。

    もうそこには䜕もなかった。

    子どもず䞀緒に、色々なものが、色々な感情が、自分の手から離れおいった。

    残ったのは、旊那の枩かい手。そう、この手。

    この手を倱わないで良かった。 
    この手があれば、生きお行ける。 
    私たちはたた生きおいける。

    こうしお私たちの劊掻は終わった。

     
     

    matchiyo

     
     
    スポヌツむンストラクタヌの独り蚀。 むントラは笑顔ず筋肉だけで出来おいるわけではない‌い぀も明るく元気にみなぎるパワヌず゚ネルギヌマッスルマッスル💪な蚳あるかヌい‌汗かいおヘタこいお恥かいお 元気ず笑顔の補䜜所より闇を蟌めおいや、愛を蟌めお、生身の人間の本音をお届けしたす❣

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