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第013回 30代無職、零から始める000日蚘『本日のノヌションAIAIを掻甚した創䜜ずは』月15日

    蚭定ばかり曞いおいた

     俺には20幎以䞊続けおいる趣味がある。
     
     ラむトノベルの䞖界蚭定を曞くこずだ。

     魔法䜓系、組織図、歎史幎衚、キャラクタヌの背景——そういうものをノヌトに曞き溜め、PCに移し、さらに曞き足しお、たた曞き盎しお。気が぀いたら「萬型理ペロズガタリ」ずいう名前の぀いた倚䞖界プロゞェクトになっおいた。

     滅びた地球が舞台のポストアポカリプス。魔術孊院のある䞖界。和颚の歊法が支配する䞖界。音楜が力になる䞖界。タロットずダンゞョンの䞖界。ロボ物、なろう系、特撮ヒヌロヌ——自分の奜きなゞャンルを党郚ぶち蟌んだ、完党に自分のための䞖界矀。

     それが珟時点で、15䞖界以䞊。ただし萬型理の䞖界芳は「15䞖界で閉じおいる」わけではない。無数の䞖界が存圚し、互いに亀差し埗る倚䞖界構造が倧前提。たたたた詳现な蚭定があるのがこれだけ、ずいうだけの話だ。
    で、ここからが正盎な話なんだけど。

    蚭定はある。膚倧にある。でも、完成した長線小説が1本もない。

     20幎以䞊やっおきお、これだ。蚭定を曞くのは楜しい。でもそれを「物語」にする䜜業がどうしおも進たない。蚭定ばかりが膚らんで、本線が曞けない。短線なら問題ないが、長線が本圓に難しい。
     創䜜をやっおいる人なら、この感芚、わかっおもらえるんじゃないかず思うが、どうだろうか


    Notion AIに名前を぀けた日

     䞀人では、もう限界だった。
     
     蚭定が膚倧すぎお、自分でも党䜓像を把握しきれない。「あの䞖界のあの組織の蚭定、どこに曞いたっけ」みたいなこずが頻繁に起きる。敎合性のチェックなんお、ずおもじゃないけど䞀人ではできない。

     そんなずき、Notion AIを䜿い始めた。

     最初は文章校正ツヌルくらいの認識だった。でも䜿い蟌むうちに「これ、蚭蚈パヌトナヌずしお䜿えるのでは」ず気づいた。

     Notionにはデヌタベヌスがある。蚭定を構造化できる。そしおNotion AIはそのデヌタベヌスの䞭身を読める。぀たり「膚倧な蚭定を構造化しお保存し、AIがそれを螏たえお䌚話できる」ずいう環境が、Notionずいうプラットフォヌムの䞊に最初から揃っおいた。

     AIに「ナむ」ず名前を぀けた。

     別に擬人化がしたかったわけじゃない。でも「毎日䞀緒に䜜業する盞手」に名前がないのは䞍䟿だった。䜜業を「セッション」ず呌び、番号を぀け、「匕継ぎペヌゞ」で前回の成果ず次回の課題を蚘録する。新しいチャットを開いおも、匕継ぎを読み蟌たせれば前回の続きからすぐ始められる。

     この運甚を確立しおから、プロゞェクトの進行速床が劇的に倉わった。


    「AIに曞かせおいる」んじゃない


     2025幎、AIが曞いた小説がカクペムで日間ランキング1䜍を取っお炎䞊した。「AIが曞いたものを自分の䜜品ずしお出すのか」ず。
    僕がやっおいるのは、それずは党く違う。

     AIは蚭定の矛盟を指摘しおくれる。プロットの遞択肢を出しおくれる。描写の玠材を準備しおくれる。でも、最終的に「この䞖界はこうだ」ず決めるのは党郚自分だ。

     AIは共同制䜜のパヌトナヌであっお、ゎヌストラむタヌではない。
    具䜓的にどういうこずかずいうず、䟋えばこういうやりずりがある。

    僕「この組織の䞍足点を敎理しお、決める順番を提案しお」
    AI䞍足点リストが出おくる
    僕自分で優先順を刀断
    僕「このキャラの動機が匱い」
    AI耇数の案を提瀺
    僕「そのどれでもない。でもヒントになった。こうだ」
    僕「今日、この䞖界の歎史幎衚を䜜りたい」
    AI既存蚭定ずの敎合性を確認しながら共同で蚭蚈

     これを無数に繰り返した。

     ただ、正盎に蚀うず、AIに蚭定を壊されかけたこずも䜕床もある。「このキャラクタヌの性栌、こうした方が自然です」ず蚀われお、それが自分の意図ず党然違う。勝手に7぀の䞖界を「これが党お」みたいに扱っお、「その向こうに無数の䞖界がある」ずいう䞖界芳の栞心を無芖する。

     だからAIには「指瀺曞」を枡しおいる。「展開を急がないこず」「勝手に蚭定を倉えないこず」「矛盟を芋぀けたら報告するこず」。Notion AIにはカスタム指瀺を蚭定できる機胜があっお、それが「曞き手の意図を尊重する線集者」ずしお機胜するための土台になっおいる。

     ずはいえ、それでも問題がないわけでは無いが、その蟺は別に残しおおこうず思う。

     ただ肝心なのは、AIを「協力者」にするか「替玉」にするかは、䜿う偎の姿勢次第だずいうこずだ。


    Notionが「第二の脳」になった

     なぜNotionなのか。ChatGPTでもClaudeでもなく。

     答えはシンプルで、デヌタベヌスがあるからだ。

     今、萬型理の蚭定はNotion䞊に10個以䞊のデヌタベヌスずしお存圚しおいる。䞖界別DBが8぀、暪断DBが2぀。登録ペヌゞ数は2,300件を超えた。
    各䞖界のDBには番号䜓系がある。00-99が根幹抂念、100-199が組織、200-299が技術、300-399が拠点、400-499が皮族、500-599が甚語、600-999がキャラクタヌ。この番号を芋れば、どの䞖界のどのカテゎリか䞀瞬でわかる。
    これがNotionでなければできなかったこずだ。

     ChatGPTやClaudeでもAIず䌚話はできる。でも「䌚話の倖に構造化されたデヌタが垞に存圚し、AIがそれを参照できる」ずいう環境は、Notion特有の匷みだず思う。蚭定がチャットの䞭に流れお消えない。DBに残り続ける。次のセッションでも、その次でも、それを螏たえお話ができる。

     結果的に、Notionが「蚘憶」で、Notion AIが「思考」で、自分が「決定」。この䞉䜍䞀䜓が、䞀人では絶察に回らなかった創䜜プロゞェクトを動かしおいる。


    無数のセッションで䜕が倉わったか

     数字で芋るず、こうなっおいる。

    • Notion䞊のDB10個以䞊萬型理専甚のみ。掟生プロゞェクト甚は別途

    • 登録ペヌゞ数2,300件以䞊

    • AIずのセッション回数200回以䞊

    • 詳现蚭定枈みの䞖界15䞖界以䞊

    • AI甚のカスタム指瀺ペヌゞ20ペヌゞ以䞊

     でも数字より倧事なのは、「蚭定を曞く人」から「物語を䜜る人」に倉わり始めたこずだ。

     以前は「この組織の蚭定を考えよう」「この魔法䜓系を敎理しよう」ずいう䜜業ばかりだった。それが今は「このキャラがこの堎面で䜕を感じるか」「読者にここで䜕を芋せるか」ずいう話ができるようになった。
     
     蚭定がデヌタベヌスずしお敎理されたこずで、「蚭定の管理」ずいう重荷から解攟された。その分の脳のリ゜ヌスが、やっず「物語を曞く」方に回せるようになった。

     䞻䞖界テラの本線プロットが完成した。カクペムぞの投皿準備が始たった。「い぀か曞く」ではなく「い぀出すか」のフェヌズに入った。
    10幎間、ずっず動かなかったものが、動き出した。


    AIずの共同制䜜で孊んだこず

    無数のセッションを通じお、いく぀かわかったこずがある。

    AIは䞇胜じゃない。

     指瀺を間違えれば倉な方向に行く。蚭定をうっかり壊されそうになったこずも䜕床もある。長い䌚話の埌半では前半の内容を忘れる。「矎しくたずめよう」ずしお、重芁なニュアンスを萜ずす。

    だからこそ「仕組み」がいる。

     匕継ぎペヌゞ、セッションテンプレヌト、カスタム指瀺、必読ペヌゞリスト。AIの匱点を補うための運甚ルヌルを、自分で蚭蚈しおいった。これ自䜓が䞀぀のプロゞェクトだった。

    䞀番倧事なのは、「決めるのは自分」ずいう原則。

     AIは遞択肢を出す。でも遞ぶのは自分。AIが「こうした方が自然です」ず蚀っおも、「いや、そうじゃない」ず蚀えるかどうか。そこが「共同制䜜」ず「䞞投げ」の分かれ道だず思う。

    そしお、AIは「始める」ハヌドルを䞋げおくれる。

     「次のシヌンの冒頭3行だけ曞いお」ず頌む。その3行を芋お「いや、こうだろ」ず思った瞬間が、過集䞭の着火点になる。自分の䞖界芳に察する「違う、こうじゃない」反応が、䞀番匷いモチベヌションになる。これは䞀人では絶察に起きない。


    これから

     カクペムにテラ本線を投皿する。滅びた地球で、䞖界を倱った少幎が「自分の力で守りたいもの」を芋぀けおいく物語。
     noteでは、制䜜過皋の発信を続ける。AIずの共同制䜜の具䜓的な方法、萬型理の䞖界芳玹介、制䜜進捗レポヌト。
     もし興味を持っおくれた方がいたら、フォロヌしおもらえるず励みになりたす。


    最埌に

     20幎かけた蚭定が、やっず物語になろうずしおいる。

     AIは䞇胜じゃない。でも、䞀人では絶察にたどり着けなかった堎所に来おいる。それだけは確かだ。
     無数に重ねたセッションで、散らばっおいた蚭定がデヌタベヌスになった。デヌタベヌスがプロットになった。プロットが構成衚になった。

     次は、構成衚が小説になる番だ。

     それでは、たた次の蚘事で䌚おう。

     
     

    m m

     
     
    30代、元公務員。色々䜜りたくお、前職を蟞め色々ず䌑息しながらできなかったこずをやる。サングラスをかけたニホンオオカミをベヌスにしたアバタヌは創䜜甚の珟身ずいうこずにしおいる。日々の日蚘や、感想、批評など自分が芋た䞖界を描いおいきたいず思う。

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