
「吸水ショーツ」を知らないなんて、人生損してる
やってしまった。
しばらく、順調に来ていたから、また来るとは思いもしなかった。
今日、まさに、今この瞬間、失敗をしてしまった。
もう、なんでなんだ。
女性の身体はなんで、こんなに厄介なのだろう。
世の中、平然と社会進出している女性ばかりで、気付かない人も多いかもしれないが、女性が背負う生理というものの、得たいの知れなさったら、ない。これも子宮を持つ者の定めか。
生理が来ると、身体のだるさや肌荒れなどの症状に悩む人もいるし、ホルモンバランスが崩れて精神的に影響を受ける人もいる。
毎月同じような周期で生理になることが正常と言われているが、時たま、不意に、意思とは関係なく血が股の間から出てしまう。ごめんなさい。
そして、わたしは、今日、やってしまった。
いま思うと朝からベッドから起き上がれないくらいしんどかった。ありがたくも在宅ワークの日だったので、夫に娘を保育園まで送ってもらい、何とか仕事をこなした。
生理が終わったばかりだったから、おかしいな、と思っていた。通常、生理が始まると、ストンと気分の乱れや体調不良が落ち着くタイプのわたしなのに、と。
息子が夕飯を食べながら「このおかずなに?」と聞いてきた時に、「このおかずなに?嫌いなものばっかり」と聞こえて、ピリピリした。息子は「このおかずなに?二種類あるけど」と言ったらしい。空耳のクセに、その後しばらく心理ダメージから回復できずにいた。その時もやっぱり「生理終わったのになんで、気分が落ち込むんだろう?」と思っていた。
だから、まさか、出血してるなんて、思ってなかった。お風呂に入るときに気付いた。下着に真っ赤な鮮血がついていた。慌てて、先程まで履いていたUNIQLOのベージュのズボンを見る。
股の部分が赤く染まっていた。
咄嗟にいつからだろう、と思った。娘を保育園に迎えに行ったときに既に染まっていたら、保育士さんや、周りの親御さんに変に思われたのではないか、と不安になった。
それとも、保育園から娘と共に帰ってきてから?いや、在宅ワーク中から既に…?一日の行動を振り返り、さながらサスペンスドラマのように、推理をするが、まったくわからない。
事実として、目の前には赤く汚れた私の服がある。
冷たい水で洗いながら、悔しかった。ああ、なんでこんな日に限って、吸水ショーツを履いていなかったんだろう。悔やまれてならない。
吸水ショーツとは、ショーツ自体が吸水性・防水性・速乾性を備えた複数の生地が重なった構造になっており、ショーツ1枚で経血を吸収できるというものだ。わたしが、知ったのは2020年くらいだと思うが、もともとは、2011年にアメリカで誕生した「THINX」というブランドが登場したことで広まるようになったらしい。
はじめは、吸水ショーツだけで、ナプキン代わりになるなんて、さらさら信じられなかったし、ナプキンを使わずに吸水ショーツだけにするなんて、漏れた時のリスクが大きすぎると思っていた。だから、わたしに関係がないと見なかったことにして、もともと敬遠していた。でも、どうにか生理期間を快適にしたかった私は、夜用ナプキンや羽根つきナプキンだけでなく、タンポンや経穴カップ、生理紙おむつなど様々試している延長線で、最終的には藁にもすがる想いで、吸水ショーツも手に取った。
その瞬間、世界が変わった。
#これ考えた人天才 とは、このことだ。
吸水ショーツの神メリット
まず、蒸れない。
明らかに蒸れるだろうと予想していたが、夏場でも快適だった。
また、洗濯できる。
洗濯しても、普通に赤ちゃんのおしっこを大量に受け止めたオムツのようにパンパンにならない。速乾性が高いからだ。予洗いして、ネットに入れて洗濯機にイン!それだけだ。洗えるということは、つまり、自分のいまの生活を一切何も変えず、ただ吸水ショーツを履いているだけでいいということだ。見えないが、最大のメリットである。
更に、誤爆しない。
私は、生理時は、吸水ショーツとナプキン、通常時は、吸水ショーツのみ、で過ごしている。
吸水ショーツのお陰で、生理が少し早まった時も履いているズボンが汚れない。通常時、オリモノも受け止めてくれる。出産直後は尿漏れも受け止めてくれていたから、爽やかな顔で外出できていた。
もちろん、生理中も愛用している。オフィスで自分のタイミングでお手洗いに行けないなんて時も、ナプキンから漏れたとしても、吸水ショーツが更に、受け皿になってくれる。
調べてみると、吸水ショーツは、単に吸水するだけでなく、透湿防水生地やら、横漏れを防ぐための立体構造やら、課題に向き合った人たちのあらゆる知恵と工夫があるようだ。
吸水ショーツこそ、半分は優しさでできているのではないだろうか。
言うまでもない。過言でもない。
吸水ショーツのお陰で、QOL(生活の質)は爆上がりした。
吸水ショーツに出会う前の私はこうだった。
毎日、もし、生理が来てしまったらどうしようと怖がっていたし、お手洗いの個室で自分の下着を見る前は毎回ドキドキした。いつ生理が来てもいいように生理予定日の一週間前から生理ナプキンを使いはじめ、毎月大量に用をなさなかったナプキンを消費していた。また、体調が悪くなったり、気分が落ち込んだときも、生理ナプキンを準備した。不正出血の可能性があるからだ。鞄には必ずナプキンをいれ、毎日持ち歩いていた。オフィスの椅子にタオルを敷いたりしたこともある。
だって、職場で突然生理になってしまったら、困るから。もちろん、電車のなかでも、ショッピングモールでも、友達の家でも、レンタカーでも、カフェのなかでも。
怖がっているのは過去に失敗した経験があるからだ。しかも、彼氏の友達Kさんの家の、よりにもよって"白い"ソファーで。
自分の家でもなく、彼氏の部屋でもなく、なんと彼氏の友達の家の、なんと言うことか、"白い"ソファーで。
あの時の恥ずかしさと、生きててごめんなさい感と、絶望感は一生忘れない。その時は、学生だったから、皆お金もなく、白いソファーのカバーをクリーニングして返すだけでいいと言ってくれたKさんだったが、正直、世の中には気持ち悪くて二度とその面見せてくんなって言う人もいるだろうと思う。
彼女の生理じゃないぞ、友達の生理でもないぞ、友達の"彼女"の"生理"だぞ。あり得ないだろ。嫌すぎるだろ。その、赦してくれたKさんは、私の人生で出会った人の中でもトップ5に入るジェントルマンだったから、その後も一緒にたくさん思い出を作ってくれた。ありがとう、でしかない。そして、ごめんなさい、でしかない。
そんなヤバい経験をしたものだから、もう怖くて怖くて怖くて、ナプキンと生きてナプキンと死のうと思っていた。
そこに、吸水ショーツという天才の発明が来てくれたのだ。
今、私が汚れた服を洗いながら思うこと
吸水ショーツよ、生まれてくれて、ありがとう。
もう一生、君を離さない。
いままで、三枚を繰り返し洗い替えしてたけど、この際、月曜日から日曜日まで日替わりショーツにするぞ。なんなら、持ち歩きショーツもするぞ。
そしていま、わたしは、吸水ショーツを履かなかったことを死ぬほど後悔しながら、汚れた下着とパンツを洗っている(そして、noteに走り書きをしている)。
明日、追加で吸水ショーツを買いに行こう。
あと、産婦人科も、もちろん行きます。
生理の悩みを持つ全ての人に心の底からおすすめしたい。この快適な世界を。
ドラッグストアでも、UNIQLOやGUでも、無印や下着ショップなどでも、色んな吸水ショーツが、売っています。
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