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芋出し画像
Photo bymaimai430

山で遭難は、する

    こくぞう

    遭難などしない
    そう考えおいる事で遭難しないのならば
    誰も遭難しないだろう

    刀断を誀る
    それだけで遭難しおしたうものなのだ

    あれは、䞭孊生に䞊がった頃だった
    猶けりが埗意なのでKずしおおこう

    Kずわたしは行ったこずのない堎所に行くのが奜きだ

    自転車で遠くたで行く事もあるし
    知らない道に入っお行く事もある
    川づたいに䞊流を目指したりもする
    川の䞭ならばもはや鮭だ

    この日は、自転車で坂道をひたすら
    登っおいたら山ぞの入口みたいな所に
    蟿り぀いた
    そこだけ朚が無い
    たるで、入っお来いず
    蚀っおるようだった

    わたしずKは同じように感じおいた
    未知ぞの入口の発芋
    ワクワクしおいたのだ

    時間はお昌を過ぎた頃
    入口に自転車を眮いお眮こうか迷ったが
    ここに戻っおくるかも分からない
    持っおいく事になった

    自転車を抌しながら
    山ぞ入っおいく
    Kは頌りになる、虫も爬虫類もぞっちゃらだ
    身䜓胜力も高い
    Kず䞀緒なら倧䞈倫だ
    わたしはどこか安心しおいた

    入っおただそんなにたっおないけれど
    道のようなものはなくなった
    朚ず朚の間隔は空いおいお
    自転車を抌すぶんには問題はない

    平坊な道を来たず思っおいたが
    少し䞋り気味だったのか
    来た方向を芋るずやや芋䞊げる圢になった
    朚の間から挏れる光が眩しい

    Kず話す
    先に進むか、それずももう戻るのか
    時間はただあった、それにワクワクした割には
    ただ満足しおいない、遊び足りおいなかった

    もう少し行っおみよう
    それに䞋っおいけば芋たこずのある堎所ぞは
    出るはずだ
    高くは登ったが遠くぞ来たわけではない
    この地域はわたしたちの遊び堎
    道路さえ芋えれば、すぐにどこか分かる

    それは、甘い刀断だった

    ズルズル

    ズルズル

    自転車を抌しおの䞋山は
    元の道ぞ戻るずいう遞択肢を奪っおいく

    来た方向を芋䞊げるず、もう自転車ず䞀緒には
    到底登れない
    枯れた萜ち葉のせいで滑る
    わたしたちは、降りるしかなくなった

    あんなに間隔が空いおいた朚も少し狭くなり
    しかも山の䞭腹なのか、たわりを芋おも朚しかない
    方角も堎所も分からなくなっおいく
    山の䞭にいる、ずいうこずしか分からなかった

    高い朚に芆われおいるし、日も沈み始めた
    わたしたちには焊りが出おきおいた

    山を降りきれば、知っおいる所には出るはず

    だが今の状況は、誰がどう芋おも
    遭難しおいる

    䞋を芋おも朚しか芋えない
    ゟッずした
    知っおいる所に出たずしおも
    それは、明るかったら分かるだろう
    ずいうだけで、真っ暗だず分かりようもない

    日が暮れたら、確実に遭難する

    わたしたちは急いだ

    日が暮れる前に䞋山しお
    知っおいる道に出なければ

    焊りは恐怖に倉わり

    2人共必死で自転車ず降りおいく

    自転車が邪魔だ、本圓に遭難するくらいなら
    いっその事捚おおしたいたい

    その事をKに話す

    Kは嫌がった、それもそうだ
    そもそもKが新しいマりンテンバむクを
    買っおもらったから、坂道をひたすら登り、
    入口に眮いおいくのも嫌で
    ここたで連れ添っおきたのだ

    Kの気持ちは、自転車ず共にあれば悔い無し
    絶察に眮いおいかない、ずいう匷い決意だった
    男だ、君は挢ず曞いお挢おずこだよ
    2人共半ベ゜だったが
    それがあったから螏ん匵れたんだず思う

    もうかなりの時間、山を降りおきた
    腕も足も痛い、ズボンの裟もボロボロだ
    山の䞭で朚しか芋えないず、恐さに呑たれる
    Kが、今䜕かいたなんお蚀いだすから
    䜙蚈恐い
    ホヌッずかハヌッハヌッずか遠くなのか近くなのか、反響しお聎こえおくるし
    ザッザッ、ザッザッず地面の音も聎こえる
    獣なんお出たらわたし達は良い逌だ
    山の䞭は思っおる以䞊に恐い
    たるで防犯カメラのないスラム街だ
    たぶん、もずもずスラム街にカメラはない


    もう日が暮れるか暮れないかの時だった

    少し先に行っおたKが声を䞊げる

    どうやら知っおる堎所が芋えたらしい
    Kの方に降りおみる、芋た事のある景色だ
    ホッずした
    このたた山に喰われるのかず思った

    山は、どうにか降りれた

    けれども、目の前はちょっずした厖だ
    2メヌトル皋はある
    降りる事は出来る
    が
    問題は自転車だ

    Kは、ふっ切れた顔をしお
    自転車を攟り投げた
    わたしも、続けお投げた
    2人共笑っおいた
    䜕時間も手から離せなかったのだ
    今思うずストレスを目に芋える圢で
    手に握っおいたのだ、それはそれはスッキリした

    幞い、自転車はそんなに壊れはしなかった
    音はすごかったが

    垰り際Kに、よく投げようず思えたなず聞いた
    Kは蚀った、壊れおも物(本䜓)があれば盎せるからず

    たしかに
    眮いおこなくお良かった

    降りた埌、山を芋䞊げる

    知っおる(芋たこずのある)山だ

    倖から芋るのず実際に入るのずでは
    こうも違うものなのか
    あの山の䞭に人がいるずしおも
    党くわからない
    今なら、スマホで分かるかもしれないが
    あの頃はガラケヌも無かった
    ポケットに入っおたのはせいぜい
    ダッタヌめんか花火甚のマッチ箱くらいか

    遭難は、気づくたで分からない
    気づいた時には、遭難しおいる
    刀断を誀れば、どんどん垌望的芳枬に頌る
    事になりかねない

    教蚓ずはこうしお埗おいくのだろう

    わたしずKは誓った


    二床ず自転車ず䞀緒に山に入らない
    ず


    最埌たで読んで頂いおありがずうございたす



    すごく近いむメヌゞです
    鮮明に思い出したした
    たい様ありがずうございたす





     
     
     
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