
【詩】ずっと続け
ライブが
始まるのを
今、待っている
この瞬間が
実はいちばん
幸せなのかもしれない
たのしい時間って
なんでだろう
一瞬で
過ぎるね
いつも気がつくと
もう最後の曲だよね
時間って
何でだろう
一時間は
いつだって
六十分なのに
楽しい時間は
羽のように飛んでいき
苦しい時間は
足に重りをつけて
歩いているみたい
時計は何も
知らない顔で
同じ速さで
進んでいく
それなのに
わたしたちの中を流れる時間は
どうして
こんなにも違うんだろう
豊かさは
どれだけ
心が動いたか
それだけなのかもね
わたしが
その瞬間を
どんな顔で
生きているか
それが
わたしの中の
時間の
色になるのかな
まあでも
そんなことは
今はどうでもよくて
早く
始まってほしいような
終わっちゃうから
始まらないで
ほしいような
そんな複雑な気分
もうすぐ
あの音が鳴る
その瞬間から
きっと時間は
羽よりも
もっと速く
飛んでいってしまう
だから今は
待っている
この時間も
じっくりと
味わっていよう
あー
でもやっぱり
早く
始まってほしいよね
そして
終わらないでほしい
この瞬間よ
ずっと続け…