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焼きいもの香りがする地球が、病気になった。 絵本 『うちゅうのおいしゃさん』🍠🌏

秋になると、焼きいもの香りに、ふと足を止めたくなります。
ほくほく。甘くて、香ばしくて。

そんな焼きいもの香りがする「地球」が登場する絵本があります。
『うちゅうのおいしゃさん』。

物語の舞台は、うさぎ座の近くにある「惑星ホワリ」。
四季が美しく、見たこともない不思議な野菜が元気に育つ星に、
うさぎの「むじろさん」と「ぷっちくん」が暮らしています。

ある夜、ふたりが星座を探していると、
ヒュルルルルルー。ドカーン!!
裏の畑に、何かが落ちてきました。
おそるおそる近づいてみると、地面に埋まっていたのは、
小さなピンク色のちきゅうくん。
しかもこのちきゅうくん、なぜか……

ほんのり、焼きいもの香りがします。

まだ赤ちゃんのようで、「ぱる ぱる ぱるる」としか話せません。
むじろさんとぷっちくんは、そんなちきゅうくんと一緒に暮らすことになります。遊んだり、ごはんを食べたり、寒い夜にはみんなで寄り添って眠ったり。そんな時間を過ごしていた、ある日のこと。

ちきゅうくんが、熱を出してしまいます。

ピンク色だったちきゅうくんの顔が、どんどん青ざめていきます。
むじろさんとぷっちくんは、ちきゅうくんを助けるため、
「うちゅうのおいしゃさん」のところへ連れていくことにしました。

むじろさんは、ちきゅうくんを背負って宇宙を駆け抜けます。

うちゅうのおいしゃさんがいるのは、オリオン座の真ん中の星。

たどり着いた先には、動物たちが暮らす「オリオンまち」と、
たまねぎの形をした「オニオン・タワー」があります。
そして、その中にいるのが……

うちゅうのおいしゃさん。

ところが、このお医者さん。
普通のお医者さんではありません。
治療法の名前は「ほしむし」。
からだと心の悪いものを外へ出す、不思議な治療です。

どんな治療なのか。
そして、ちきゅうくんの中から何が出てくるのか。
ここから先は、ぜひ絵本の中で見てもらえたらと思います。
なかなかびっくり!大変なことになります。

子どもたちが見つけてくれたもの🌻

出版後、この絵本は幼稚園、保育園、小学校に置いていただいたりと、
いろいろな場所へ旅をしています。そして、とても嬉しかったのが、読んでくれた子どもたちから感想やお手紙をもらったこと。中でも何人かに質問をもらったのが、ちきゅうくんの「焼きいもの香り」。「こうばしいかおり」が不思議だった、と感想に書いてくれた子もいました。また、物語の最後にひっそり登場する、温泉に入ったおいもたち🍠を見つけてくれた子もいました。

かわいいだけでは終わらない、地球のお話🌏

『うちゅうのおいしゃさん』には、子どもたちが思わず笑ったり、首をかしげたりするような、ちょっと不思議なものがたくさん登場します。

でも、物語の奥にあるのは、私たちが暮らしている「地球」のことです。

「焼きいもの香りがする地球って、どういうこと?」
「うちゅうのおいしゃさんって、どんな人?」

そんなところから、この世界に入ってもらえたらと思います。

『うちゅうのおいしゃさん』には、地球への思いを込めています。
難しく考えなくて大丈夫。

まずは、ちょっとおかしな宇宙の冒険として楽しんでみてください。
そして、うちゅうのおいしゃさんが、いったいどんな治療をするのか。

その先は、絵本の中で。

絵本『うちゅうのおいしゃさん』 南アヤコ

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