
妻に資産額を伝えるより、皿を洗った方がいいのかもしれない
1.妻に資産額を伝えるべきか問題
妻に資産額を伝えるべきか。
そんなことを考えていた時期がある。
でも最近思う。
それより先に、皿を洗った方がいいのではないか、と。
私は今も、妻に我が家の正確な資産額は伝えていない。
もちろん貯蓄型の保険は解約して、新NISAに切り替えてもらったし、年に1度くらいは妻名義のNISA口座残高は伝えている。
とはいえ、家族の資産だし夫婦で共有くらいはしたほうがいいのでは?
そんな思いもあった。
しかし、我が家には大きな問題がある。
妻は、金融の話にほぼ興味がない。
ただ、これは妻が家計に無関心という話ではない。私よりずっと生活そのものを見ている。
2.私の妻のこと
妻は新卒の頃から同じ会社で働いている。
明るい人柄で、好きな分野の仕事に就き、毎日それなりに楽しそうに続けている。
買い物好きだが浪費家ではなく、厳選して良いものを選ぶ。
悩みながらもじっくり一つのものを選んでいる姿がいつも楽しそうで、ちょっと羨ましい。
私がFP資格を持っているので、家計管理は信頼してくれているようだ。
ただ、金融トークへの反応は薄い。
私のするNISA運用の話より、今、冷蔵庫の牛乳が切れたことのほうがおそらく大事だと思っている。
金価格が上昇したという話をした時も、
「で、それよりお皿洗ったの?」と。
3.一応、共有はしてきた
これまでもいろんな家計の共有は試みてきた。
転職の際は「今辞めてもしばらくは生活費には困らない」と話し、妻名義のNISAが1,000万円に到達したことも伝えた。
私にもしものことがあったときにはどうすればいいか、も説明している。
でも反応は、
「ふーん、ありがとう。そういえば、◯◯(長男くん)の来週の習い事だけどさ…」
あまり響いた感はなかった。
妻にとっての安心は、きっと資産額を知ることではない。
そう気付いたのは最近のことだ。
4.私にとっての安心、妻にとっての安心
私にとっての安心とは、
・金融資産額やNISA口座
・生活防衛資金
・教育費やローン残高
・サイドFIREの選択肢
などだ。
ただ、妻にとっての安心は、
家が整っていて、夫が子どもと遊んでくれること、
家族みんな元気で、休日も楽しめていること、
なんだと思う。
同じ「家族の安心」を見ていても、私の見ているのは手段の方なのかもしれない。
資産額も、NISAも、生活防衛資金も、結局は家族が安心して暮らすための道具だ。
妻はたぶん、私より現実的に、日々の暮らしそのものを見てくれている。
そう思うようになってからは、
我が家では毎月の家計会議は要らない。
資産状況のプレゼンをする必要もない。
時折、ざっくりで家計に余裕があることは伝える。
もしもの時の準備は私が完璧にしておけばいい。
皿はさっさと洗う。
自然とそんな方針になった。
5.皿洗いこそ家庭内インデックス投資
資産形成は続ける。
NISAでオルカンも淡々と買い続ける。
でもそれと同じくらい、皿も淡々と洗う。
金融トークをするぐらいなら家事をすること。
ときどきデートをして日々の感謝を伝えること。
オルカンは世界へのインデックス投資。
皿洗いは家庭へのインデックス投資。
どちらも、毎日コツコツ。
たぶん長期で見ると、かなり効く。
そんなくだらないことを考えながら、今日も皿を洗っている。
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