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お裁縫日記―小さくて、素敵なもの―

「小さきものよ!」

雑誌『GINZA』の表紙でこのキャッチコピー(「キャッチコピー」という言い方であってるかな…)を見かけたのは学生時代で、もう十年以上も前のことです。

残念なことに雑誌の中身そのものはきれいサッパリと忘れてしまっているのですが、この「小さきものよ」という言葉だけは今でも鮮烈に覚えていて、お裁縫でボタンを選ぶときなどによく思い出すことがあります。

私の小指の爪ほどしかないボタンたち。
それなのに、それらは主役級の存在感を放つこともあれば、キラリとひかる名脇役にもなってくれる素敵な存在です。

母に縫っている洋服のボタンのサイズ指定は12ミリと、小さめかつ使用するのはたったの一個。
だけど今回は無地に近い生地で仕立てているので、つけるボタンのデザインにはこだわろうと決めていました。
シンプルな貝ボタンも素敵だけれど、控えめでありつつも「あら…」と目を惹くデザインのボタンがあればとっても好いなと思っていたのです。

手芸屋さんに足を運んでみたり、ボタン屋さんのオンラインショップを覗いてみたりしたのですが、今回は初めましてのお店のオンラインショップでとても素敵なボタンを発見!

後日、注文したボタンが届いたときは、透明な袋のなかに可愛いらしいショップカードとともにボタンがお行儀よく入っていて、その丁寧な梱包に、お店の人のやさしい手のあとが見えるようでとても嬉しい気持ちになりました。

「idola」さんのオンラインショップにて購入した
バラのボタンさん。
ボタンの下に敷いているのはショップカード。
ボタンもカードも素敵です。

母への洋服のボタンをこのお店で買うことができてよかったなあ。

秋晴れの土曜日。
小さく音楽を流しながら、ちくちくとまつり縫いで裾を仕上げた午前中。
最後はボタン糸でボタンを縫い付けていよいよ完成です。

お洋服のうえに小さく咲いた可憐なバラ。
ゴージャスではないけれど、確かな存在感を放つボタンはまさに、「小さきものよ!」と拍手喝采、讃えたくなる可愛さなのでした。

☆☆☆

先日の夕飯は鯵の開きと豚汁。

今年初の柿さんは、実は小ぶりだったけれど甘くて美味しかったです。

昨夜は天ぷらとそうめん。
大きなサツマイモを一本買えたので、半分を天ぷらに。残ったもう半分は、お味噌汁に入れようかなあと思っています。