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報酬の起源、彼 ②

    第2章 水と形と音の模倣

    彼は、遠くにいる仲間に音をあげた。
    彼は、喉を震わせた。その音はあるリズムを奏で、それを周りは真似をした。
    其の音に合わせ彼はものを叩いたり、威嚇をしたり、縄張りを犯すものと対峙した。
    時に其の音は仲間意識を高めた。
    仲間は音と火と肉を携えさらに進んだ。

    そこには広がる水があった。
    彼は喉が渇いていた。それを飲むと嫌に飲みにくく、刺激が強かった。
    彼は、その水で火を消した。
    それが飛び散り石に撒かれた。
    石の上に白い粉が浮かんだ。
    彼はそれをつっと指で擦り、舐めてみた。
    先程よりさらに辛い。彼は、そこに肉を落としてしまった。勿体無い。食料もない。
    彼はそれを口にした。それは、肉をさらにうまく、食べやすくさせた。
    彼はそれを発見しその後、土で作ったものを火にくべた。それは固まり、形を維持した。彼はそれに魔法の水を垂らし、火にくべた
    たくさんの白いものができた。
    かれは早速それを、獣を捌いた胃で編んだ袋に入れた。
    彼は、火と水と塩と器を手に入れた。
    さて、この大きな水の先に何があるのか。

    ふと眺めると、水の下を進むものもいる。彼は同じように下を進んだ。息が続かずかれは、溺れた。
    どうやら水の下は危険なようだ。
    彼は、ポトリと落ちた葉を見つめた。
    それは浮かび先に流れた。
    彼はそれの上に立てば良いと考えた。
    始めは、近くにあった水草を集め、水に浮かべた。うまく浮かんだようだ。彼は乗った。沈んでしまった。また溺れた。
    今度は漂う木片を見た。かれは、それに跨った。
    思いの外進んだが体勢を崩し、沈んだ。
    彼は、近くの朽ちて倒れた木にすっぽりと自分が収まりうる穴を掘ることにした。
    彼は尖った石で削る。中々難しい。
    彼は、昨日食べた肉の骨で削った。簡単に削ることができた。彼はできた木にすっぽりと収まり、水の先を目指した。
    彼は水の下を進むものを観察した。
    かれらは、平たい手で水をかき分けている。
    彼は早速木と葉で模した。それを水の下に潜らせ、くいっと、後ろに引いた。木は水の上を進んだ。しかし、葉はすぐに朽ちた。もはや木片で漕いだ。思いの外進んだ。

    彼は水の上を進んだ。すると大きな天と雲が上から水を垂らし、大きな風をもたらし、天からは火と光が降り注ぎ始めた。彼は木に必死で捕まるが、転落した。彼は水の下に落ちた。彼はそのまま沈むと、ふと彼の布を引っ掛け進むものがいた。
    それは、陸の近くまで来ると彼を奮い落とした。
    彼は、岩の上で気がついた。水の高さは下がり、陸が見える。
    ふと後ろを見ると知らない木々が茂っていた。彼は先に進んだ。

     
     
    日々の暮らしで感じたこと考えたことを綴る いつか背中を押せたなら。 当たり前に溶け込む空間には数えきれないほどの 誰かの祈りも喜びも憂いもあって。 それでも生きていかなきゃだから、 駄文なんか書いたりして。

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