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くらげ日記#180 カッコウ

    北海道の朝は早い

    窓の大きい私の部屋は
    日が出ると
    すでに明るい

    自然に目が覚める

    そのうち
    「カッコウ、カッコウ」
    と聞こえてくる

    幼い頃の朝は違う

    ついさっき眠ったと思ったのに
    目やにでくっついた目の隙間から
    光が飛び込んでくる

    今、寝たばかりなのに

    そして
    学校に行く準備をする

    ランドセルを背負って
    近くの学校まで歩く

    「カッコウ、カッコウ」
    澄んだ朝の空気に響く
    その鳴き声を聞きながら

    「いいなー」
    物語の中みたい
    と空想の世界に浸る
    毎朝の登校風景

    過疎化した我が故郷

    でも
    思い出はまだ残っている

    今朝も
    カッコウと鳴いているのが
    聞こえる


    #創作大賞2026
    #エッセイ部門

     
     
    乾燥クラゲが海に戻りました。 透明なクラゲとして、人生の海をゆらゆら旅しています。 日常の小さな出来事や家族との時間を、くらげ日記として記録中。 イラストを添えて、ときどき声でも届けています。

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