北海道の朝は早い
窓の大きい私の部屋は
日が出ると
すでに明るい
自然に目が覚める
そのうち
「カッコウ、カッコウ」
と聞こえてくる
幼い頃の朝は違う
ついさっき眠ったと思ったのに
目やにでくっついた目の隙間から
光が飛び込んでくる
今、寝たばかりなのに
そして
学校に行く準備をする
ランドセルを背負って
近くの学校まで歩く
「カッコウ、カッコウ」
澄んだ朝の空気に響く
その鳴き声を聞きながら
「いいなー」
物語の中みたい
と空想の世界に浸る
毎朝の登校風景
過疎化した我が故郷
でも
思い出はまだ残っている
今朝も
カッコウと鳴いているのが
聞こえる
#創作大賞2026
#エッセイ部門