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“猫は無理”な わたしが“猫無しじゃ無理”になった理由

    四ツ葉

    自己紹介|2度目ましてnote|四ツ葉🍀*゜

    📝 はじめに



    実は、わたし、カミングアウトすると──

    かつては、どちらかと言うと犬派。
    むしろ“猫嫌い”だったんです😣💦

    今でこそ、完全にうちの6ニャン達の下僕と化し、猫まみれの日々を送っておりますが……
    猫って気まぐれで、甘えてたと思ったら突然豹変して引っ掻いたり。
    ガチめにヤキモチを妬く子もいますよね?
    現に、学生の頃の彼氏が飼ってた猫(♀)に目の敵にされてました、わたし🫩

    「そういうとこ、無理!」って思ってたんですけどね、でも今や「そゆとこ、サイコ〜!!」とさえ思ってる。
    完全に洗脳されちゃってますね、ハイ😅

    しかも、猫アレルギーでもありました。
    触ると、目が痒くなって腫れ上がっていたので、きっとそうに違いない、と。ずっと。

    そんなわたしが、6ニャンを保護し、
    さらには、KROけいろーというカテーテルでの尿管理が必要な、
    “ちょっと上級者にゃんこ”
    と関わるようになるなんて──

    今回はそんな“猫嫌い”だったわたしが、“猫の下僕”になるに至ったきっかけをお話したいと思います。
    ちょっと長くなるかもですが、どうかお付き合いくださいませ😌✨


    🌸🌩⚡️春雷


    コハルは、7年前の夏の日にふらっと家にやってきた猫のこと。

    その日は特に変わったことがあったって訳でもなく、いつもと同じ代わり映えのしない日で。
    ただ暑くて、日差しが強くて、日中はセミも鳴けないくらいの猛暑だったってことぐらいしか覚えてない。

    そんな日に、うちのウッドデッキの下に、いつのまにかいたの──キジトラの猫が。
    毛は少し乱れてて、目つきは鋭くて、どこか疲れてるようにも見えた。その猫が薄暗がりの中から、怯えるような威嚇するような目で、こっち見てた。

    最初はただ「あ、猫だ。」くらいにしか思わなかった。
    君子危うきに近寄らず、あたしゃ猫とは相性悪いのさ……くわばらくわばら……って、そっとしておいた。
    だってそもそも、わたし、猫アレルギーだし。
    だから、そのときは関わるつもりはもうとうなかった。
    お互い干渉せずに過ごせたら、それでいいと思って。
    ほっとけばそのうちどっか行くでしょ?とも思ってた。

    ──でも、その日の夕方、
    買い物から帰ってきたら、まだいたんだよね、そこに。

    だけど……
    今考えても、ほんと不思議なんだけど。
    なんとなく、ほんとに、なんとなく……
    買っちゃったんだ、猫のおやつ。
    買い物カゴに入れちゃってた。うち、猫、飼ってもないのに。
    ほんと、なんであの時買ったんだろ?

    で、それをおっかなびっくり、ちょっと離れたところに置いてみた、猫の。
    でも、動物って、あれ、伝わるんだろうか、こっちが恐る恐るなの。最初、猫もビクついてて。
    しばらく私も膝抱えてしゃがみこんで、猫目線でじっと様子見てたら、しばらくして、スンスンっておやつの匂い嗅いで、一個パクリ。
    そこからは止まんなかった。よっぽど美味しかったんだろうねぇ……

    その様子をふと見てたら、
    (この子、たぶんお腹に……いるな)
    ──って、わかっちゃった。そう、赤ちゃん。
    でも、その時はおやつをあげるくらいで何もしてやりようもなくて。
    次の日見てみたらどっか行っちゃってた。

    だから、その子に「小春」と名づけるのは、もう少しあとのこと。
    でも、たぶんこのときから小春はわたしの心のどっかにいたんだと思う。
    「また会えたらいいな」って。

    *

    しばらくして──2ヶ月経たないくらいの頃かなぁ、10月のはじめ頃だったと思う。
    PTAの活動帰りに、近くのアパートの前を通りかかった時、たまたま猫集会に居合わせたの。
    そこ、入れ替わり立ち代りいろんな猫がよく訪れる場所で、その時、“オールスター勢揃い”ってな感じで集ってた。

    小春もそこにいた。
    そして──片腹に、ちいさな子猫がぴったりくっついていた。
    わたしが、ちょっと彼女に挨拶してみようか、と思って近寄る素振りをしたら、
    サササササ……!
    って仔猫だけあっという間に茂みに隠れちゃった。そして隙間からじっと私のこと見てた。目を逆三角形にして。
    ちょっと困り顔のキジトラの仔猫。

    きっと小春が産んだ子なんだろうな、ってすぐに気づいた。

    でも、そのときの彼女、すごく具合が悪そうだったの。
    アパートの誰かから貰ったのかなぁ……ごはんを食べたあと、吐き戻してしまったみたいだった。それを仔猫が食べてた。
    もしかしたら、離乳の過程で、柔らかくしたものをわざと吐き戻してあげてたのかもしれない。
    でもそれにしても、小春自身はガリガリに痩せていて、目をしょぼつかせて、うずくまってて……猫素人のわたしが見ても、すごくしんどそうだった。
    それでも、母としてその子を一身に守ってるっていうのが、ズシリと伝わってきた。
    その佇まいは、もう……同じ母として、リスペクトというか……
    なんていうか……人とか猫とかっていうの超えちゃって、「凛とした、強い母の姿」に見えた。

    わたしはその日から、朝と夕方にごはんをあげるようになった。
    そしたら、小春とその子はうちのウッドデッキの下に住み着いて。
    でも、彼女は相変わらずのスタンスで──
    「間借りはしますけど、心は許してませんから。」って顔だった。笑
    だから、焦らずちょっとずつ仲良くなれたらいいな〜って思ってた。
    それに、前にも言ったけど、わたし猫アレルギーだったし。
    つかず離れず、お互いにちょうどいい距離感がいいな、って。

    ……でも、ある日ご近所さんから言われちゃったんだよね。
    「最近、猫の糞尿がね……ちょっと困ってて」って。
    うん、そりゃあそうだ。
    わたしもちょっと前までは“そっち派”だったんだもん。わかるよ、その気持ち😭

    ご近所さんは、ほんの世間話〜って雰囲気だったし、言ってた猫だって、別に小春たちとは限らない。
    でも、なんか、やっぱり責任を感じちゃって。
    「もう、悠長なことは言ってられないな」って思った。

    それで、ごはんを食べにサンルームに入ってきたタイミングで、
    わたしは、そっと──扉を閉めた。

    小春と仔猫にとっては、たぶんショックだったと思う。
    2匹にしてみれば、これってまさに「拉致」でしかない。
    信じかけてた人間に、「やっぱり裏切られた!」って思ったかもしれない。

    でも、その時のわたしは、「それでも……」って
    ちゃんと覚悟を決めてた。

    それからはもう、ロケット級の行動力だった。

    嫌がるのを無理に抱えて、キャリーに入れて。
    病院にも連れて行った。
    健康チェックや駆虫もしてもらった。
    脱走のリスクを考えて、小春の避妊手術もした。(人間のエゴかな……ってちょっぴり良心が痛んだ😢)

    動物病院で「小春」って名前を書いた時、これでこの子たちは、正式にうちの子になったんだな、って思った。

    でも……小春たちは、きっと怖かっただろう。
    あんなふうに嫌な思いさせちゃって──
    そりゃあ、嫌われても仕方がないよな……ってわたしもちょっぴり諦めてた。

    でもね、不思議なことに!

    小春は、それからどんどんわたしに懐いていったんだ。
    それまで何ヶ月もかけて少しずつ距離を縮めてたときよりも──
    急に、すとん、って心を開いてくれて。
    膝に乗ってきたり、喉をゴロゴロ鳴らしたりするようになった。

    一方、仔猫の方は逆に警戒心が強くて、
    なかなか懐いてくれなかった。

    でも、それもまた、小春の「教育」だったんじゃないかって思ってる。

    この子がちゃんと、世の中を生き抜けるように、
    人を簡単に信用しないように。
    母として、しっかり教え込んでたんじゃないかなって──

    *

    そして、“その時”は、思ったよりも早足でやってきた。

    小春の具合が、急に悪くなってきて。
    それは、彼女と出会って2度目の夏が過ぎた頃のことだった。

    もともと動物病院でも
    「けっこうお歳の猫ちゃんですね。」って言われてたけど──

    水をガブガブ飲むようになって、
    ごはんも、だんだん食べなくなって、みるみる痩せこけていって……
    「あぁ……これは、もう時間の問題なんだな」って。
    なんとなくわかってしまった。

    たぶん、慢性腎不全だったんだと思う。

    でも、不思議な感覚なんだけど、
    小春がふとした瞬間に──
    まるでこう言った気がしたのだ。

    「この子、お願いね」って。
    「もう、託したから」って。

    ……言葉じゃない。
    ただ、彼女の目が、そう語ってるように感じた。

    わたしはその瞬間、ああ……この子は自分の役目を終えようとしてるんだな、
    我が子のことを、わたしに託して逝こうとしてるんだな、って……そう思った。

    それに、ずっと、
    心のどこかで、こんなふうにも思ってた。
    小春は──もしかしたら最初から
    「この子を繋ぐ場所」を探してたんじゃないかなって。

    わたしのところに現れたのも、きっと偶然なんかじゃなかったんだろうなって。

    だから……
    わたしの役目は、もうその時から決まってたんだと思う。

    小春が仔猫を託すなら、
    わたしは、そのバトンをちゃんと受け取らなきゃいけない──って。

    それからの日々は、
    小春の命の火が、少しずつ──でも確実に消えていくのを、
    ただ、見守るしかなかった。

    何もしてあげられなかった。
    撫でることと、そばにいることしかできなかった。

    わたしって、無力だなぁ……って思った。

    でもね、それは不思議と、“悲しみ”じゃなかった。
    たしかに寂しかったけど、
    でも、どこか──清らかだった。

    小春は、ちゃんとやり遂げたんだ。

    たった一匹、命を残して。
    わたしという人間に出会って、この家に来て、
    我が子を育てて──
    そして、託そうとしてる。

    *

    木々が紅葉を始める頃、
    早朝、ちょうど風が凪ぐ時間に──
    小春は、静かに息を引き取った。

    ……安らかだった。

    ほんとにまるで──
    風がやんだみたいに。

    音もなく、
    でも、確かに、
    命が、ふっと、消えた。

    わたし、最後まで泣かなかった。
    だって、それは“悲しいだけの別れ”じゃなかったから。

    だから──
    虹の橋を渡る小春を、
    「よく頑張ったね、えらかったね、この子のことは任せてね。」
    って、ちゃんと送り出せたと思う。

    そして小春は──
    この子を残してくれた。

    その子は今も、もちろん、
    わたしのそばにいて──

    「雷太」っていう、ちょっと困った甘えん坊になってるけどね。笑

    雷太。小春が残していった、唯一の子。

    名前の由来?
    そう、小春と雷太で「春雷」。

    冬の終わりに鳴る、あの低く響く
    猫が喉を鳴らす音みたいな、そんな心地よい──
    親子だったから。

    それに、正式にうちの子になったのが、ちょうどお正月の頃。
    だから、春を告げに来た子たち……とも思って。

    雷太はね、一粒種で甘やかされて育ったもんだから──
    ちょっと困った性格になっちゃってて😅

    構ってもらえないと拗ねるし、わざとマーキングしちゃったりするんだけど……
    でも、それも含めて、可愛いんだよね。
    ぜんぶ、まるごと、愛おしいの。

    今では、わたしの話し相手。
    ……っていうか、わたしが一方的にしゃべってるだけなんですけどね。笑

    でも、それでもちゃんと聞いてくれてる気がする。
    目を細めて、いつものちょっと困り顔で
    「ふぅーん」って。
    ──それだけで、もう十分☺️✨

    小春には、ずっと感謝してる。
    だって、雷太を託してくれたから。

    「小春、ありがとう。わたしを選んでくれて。」

    ──小春?雷太は今日も元気です☺️✨



    🗒ᝰ✍🏻 追記

    あ、そうそう!
    「で、あなたの猫アレルギー、どうなったの?」
    って思いますよね?😅

    ……実はですね……治っちゃったんです!いつの間にか。笑
    ほんとに不思議なことばっかりなんだけど😳

    まあ、そもそも命に関わるほどの重症ってわけじゃなかったかもだけど、
    それでも、最初は鼻ジュクジュク、目カイカイで……けっこう切実だったんですけどね。

    でもね、
    きっとこれも、小春が残していってくれた
    “賜物”なのかな、って思ってる。

    これって、ホントの猫の恩がえ……
    もとい、小春の恩返しだったのかな?笑

    ……そう思うと、やっぱり小春も雷太も、
    ますます愛おしくてたまらない四ツ葉です🐾🍀*゜

    📸フォトギャラリー

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    母の凛とした横顔
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    いつも一緒の仲良し親子
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    甲斐甲斐しく雷太のお世話をする小春
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    幼き日の雷太 まだあどけない困り顔
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    今ではこんなに凛々しくなりました。
    うちのニャンズのボスとして
    君臨しています。
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    【おまけ】

    でもホントは甘えん坊…
    ひとにゃきりの時は
    甘えたモードに切り替わります😅

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    🏃‍♀️陸上競技愛ちょい強め、🐾猫愛だいぶ強めの、ふつうの四姉妹の母です。 娘たちの成長やZ世代のリアルに触発されて、わたし自身も毎日アップデート中。 小説やエッセイを、日々のかけらみたいに少しずつ綴っていけたら、と思っています。 SNSコミュ障ゆえ、無言フォローやスキ……お許しあれ

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