
【自己紹介】カクヨム短歌賞に入選したけれど、親には一生言えない件
◯自己紹介
ジャック(JTW)と申します。
はじめまして。カクヨムで執筆活動をさせていただいております、アマチュアWEB作家です。
執筆開始は2024年3月3日であり、この日は、カクヨムアカウント開設日と同日です。執筆歴2年2ヶ月です。
カクヨムで2年活動してきた私が、なぜ親に受賞報告ができないのか?その真相を自己紹介とともに綴りたいと思います。
◯ペンネームの由来
ペンネームは、ジャック・ザ・リッパーをもじって、Jack the writer……ジャック・ザ・ライター、物書きジャックです。小説や、最近は少し短歌を頑張っております。
略して『ジャック(JTW)』と名乗っております。
ペンネームの由来は、好きな映画から来ています。名探偵コナンベイカー街の亡霊です。
◯来歴
実は、私は、カクヨムで活動を始めるまで、全く作品を完成させられませんでした。
なぜ完結までつくりあげられないのだろう?
そう考えて、たどり着いたのは、誰にも読まれることなく創作活動をしていたからという考え。
『誰にも読まれることがない』ということは、私にとって、自己満足の世界に閉じこもることと同義でした。
どんなふうに、何を基準に物語を磨き上げるかの指針を持っていないことで、迷いのなかで溺れそうになっていたのです。
しかし、カクヨムでアカウントを作って公開した場合、そこには読者さまがいらっしゃる。
読者さまの貴重なお時間を割いて読んでいただいているという責任感とプレッシャーのなかならば、甘ったれた自分の性根を叩き直せるのではないか……。
それが、カクヨムアカウント開設の動機でした。
◯IDを決めなければ……!
そして、現実として何をすればいいんだ?
という思いで、IDを決める話に戻りました。
一分一秒でも早くカクヨムに触れてみたかった当時の私は、あまり深く考えずにIDを決めました。しかし、どうせなら、好きなものを由来にしたい。
そうだ。私はベイカー街の亡霊が好きだった。
私が、物語を書いてみたいと思った一番最初の原点は、この作品だった。この作品がなければ、全く違う人生になっていた気がする。
はて、ベイカー街の亡霊のキーマンといえば……?
そう、ジャック・ザ・リッパー!
それをもじって、ジャック・ザ・ライター。
よし! これでいこう!(この間わずか3分)
私は勢いのままに、登録ボタンを押しました。ポチッ。
繰り返すと、このときの私は、まだ一作品も書き上げられていない、アマチュアですらない何かでした。
それにも関わらず、物書き、Writerを名乗り出すという、今考えれば暴挙に出ていました。
その危険性、笑われるであろうことには当時の私も思い至っていましたが、それでも、笑われても構わないから、本当に物語を完成させたかったのです。
それが、このカクヨムアカウントが生まれたきっかけです。
◯カクヨムアカウント開設から時が経ち……
それから2年2ヶ月活動を継続してきて、光栄なことに、以下の賞をいただくことができました。
◯受賞歴
・カクヨムプライベートコンテスト2025
編集長レビュープレゼント賞 入賞
・カクヨム短歌賞【ナツガタリ'25】1首部門入選
どちらも、選んでいただけたことが、今でも夢のようです。
しかし、カクヨム短歌賞の入選に関して、私はこれを親には言えていません。
◯どうして親に言えないのか?
なぜなら、その、入選した短歌というのが……。
『ヘンゼルとグレーテルは言いました
魔女を遺伝子組み換えしよう』
だからです。
◯待ってください、あの、言い訳をさせてください
応募当時の私は激烈なスランプのなかにあり、小説をかけませんでした。
しかし、最小単位で表現する短歌なら、何か世界観のかけらをかたちにできるかもしれないと思ったのです。
自分に過酷な縛りを課すつもりで、精神と時の部屋で修行するような気分で、50首、100首、150首、まともな短歌を詠みました。
しかし、書いているうちにネタ切れ……。じゃなかった……アイデアが飛躍してきました。
やがて、私は徹夜テンションになり、ハイテンションのまま、脳に浮かんだ言葉をそのまま50首叩きつけてしまったのです。
疲労と限界がピークになった臨界状態から生まれた50首のなかからいくつか抜粋しましょう。
・VIVAVIVA人造眼球 工房機械 VRだけが持つ蚕
・因果律の神電子を駆けるショーダウン マッチポンプな熱い珈琲
・ハレルヤ! 人間讃歌はモー古い 丑寅卯辰巳午午申酉戌亥
・狂え! バイナリ怒号撒き散らせ! 灰と云うんだおまえのように
・非在都市アーカイヴ爆散 叡智概算 五千ノットの怒りを喰らえ
……はい。
これが『短歌』に求められる流麗さとはかけ離れていることは、書いた本人である私が一番わかっていました。
どうせ選ばれないなら、踊らにゃ損損!
ハジけたテンションで踊ってやるぜ!
会場の隅っこでハリキリ・テンション・ダンスを披露するように踊り狂っていた(つもりでいた)結果、何が起きたか。
◯入選ありがとうございます、どうしてこうなった
『ヘンゼルとグレーテルは言いました
魔女を遺伝子組み換えしよう』
これがカクヨム公式Xで晒され紹介されました。
カクヨム短歌賞【ナツガタリ'25】1首部門注目作品https://t.co/D4ofGf49r2
— Web小説サイト「カクヨム」 (@kaku_yomu) June 24, 2025
ヘンゼルとグレーテルは言いました 魔女を遺伝子組み換えしよう
ジャック(JTW)🐱🐾
あ、いえ、あの、はい。
自ら投稿しておきながら晒されるという言い方は失礼ですね。とても光栄なことに、公式にご紹介していただきました。
そしてそのまま、この作品はカクヨム短歌賞にも入選させていただきました。
ええ、はい。
もちろん、ありがたいことです。ありがたいことです。
ありがたいことですよ?
まともな短歌を150首詠んだんですけど!?!?!?!!?!?!?!?!
どうしてそっちではございませんの!?!?!?
今度は、まともな短歌から抜粋します。
・いとけなく西瓜の食感しゃぶりつく 種は植えたが実らなかった
・喫茶店冷めた紅茶やふたりぶん 花柱ですらない無花果の恋
・灰になる極楽浄土を跨いでさライフ・イズ・オーヴァー、いつの間にやら
・井の中の蛙はきっと気づかないふりをしていた大きな青空に
・溶けちまえ 強炭酸深海の贄 薬指だけ忘れてゆくな
・抜け殻があなたのシャツに似ていたよ 最初からいなかったみたいに
……ど、どうでしょうか?
まともでは……ありませんか……?
◯どうして魔女を遺伝子組み換えしたものが選ばれたのか
いや、ありがたい、うれしい、ですよ!
光栄なことですよ!
あの! すみません!
応募数が無制限であり、カクヨムラジオで「いくつ送ってもいいですよ」とご回答をいただいたとはいえ。
一首部門に一人で200首も送りつけた私が全面的に悪かったです!
でも、どうして(よりによって)一番テンションが壊れているときのものじゃないといけなかったんでしょうか……!?
あの……!
あの……!
カクヨム短歌賞の入選作を観ていただければわかると思うのですが!
ほら! ご覧くださいよ!
私以外は皆様美しい言葉なのです!
短歌としての形が整った、最高の作品ばかりです!
私だけですよ! サイコ短歌をさらされて大公開されているのは!
親に言えない!
親に言えませんよ!
魔女を遺伝子組み換えして入選したよなんて!!!!
いや。はい。カクヨム短歌賞運営の方は何も悪くありません。
選者の方も何も悪くありませんし、カクヨムXご担当者さまも悪くありません。
短歌というものをなんだと思っているのか?
という作品を送りつけた私が全面的に悪いです!!!
ただ何処にも!!!!
リアル世界の何処にも言えない!!!!
どうでしょうか、言えますでしょうか!? あなたなら!?
胸を張って、これが「短歌」です、私の代表作ですと!
私は、私は、私は!
どうしたって、勇気が出ませんわ!!!
◯お前は一体何をしているんだよ
はい。おわかりかとは思いますが、私はずっと自分で自分の首を絞めています。私は本当に何をしているのでしょうか?
私にはもうわかりません……。
羞恥で顔が上げられないまま文章を書いています。
身内や友人からは『ブレーキの壊れた暴走機関車』呼ばわり、カクヨムでは「魔女を遺伝子組み換え」している(心配をかけたくないからこの事実を親に言えない)。
……あれ? 現在進行系で大変なことになってないか?
※運営の皆様、選者の皆様、本当に感謝しています。感謝していますが……選定基準の斜め上懐の深さに、私の心臓は止まりかけました!!!
◯お読みくださりありがとうございました
ともかく、次の記事(公開時期未定)では、そんな私がどんな作品を書いてきたかという執筆内容や、その実情などをご紹介できたらいいと思います。
かなりの長文にも関わらずお読みくださった方々、貴重なお時間を割いてくださりありがとうございました。
恐ろしいことに私のやらかしはまだ残っています。
よろしければ……次回更新をお待ち下さい。
ジャック(JTW)
To Be Continued……