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Photo bynegi_man

【創作】一話 カップラーメンに浸る小さいおっさんは文句を言ってくる


    全てがだるい。地球崩壊しないかな〜。
    今の会社に勤めてはや20年。会社内では既にベテランの域にいるのだが、自分よりも年下の上司に毎日怒られ、給湯室からは決して若くもないOLから俺の悪口が聞こえてくる。そんな日々に嫌気がさす。

    だからと言って、会社をやめる勇気もない。このまま定年まで会社の言いなりになるしかないのかと落胆しつつ、家に帰ってきた。

    ずっと、負のオーラを放ちながら帰ってきたが、これを家までひきづるのは嫌だと思い、気分を紛らすために少し前に買った限定もののカップラーメンを取り出した。

    独り身だからこそ、今の俺を癒してくれるのはこのカップラーメンぐらいしかない。湯を沸かし、蓋をとり、お湯を注ぎ、蓋を被せる。そして、三分間待つ。なんて事のない動作には楽しみがあり、待ち時間にはワクワク感がある。子供のように純真無垢とは言わないが、少なくとも、家に帰るまでのあの負のオーラを放っていた自分はもういない。

    3分経ち、蓋を取ると、小さいおっさんが頭にタオルを乗っけて浸っていた。
    「……は?」
    俺の気の抜けた声と共に、小さいおっさんはこちらを見て口を開いた。
    「おい、小僧。お前湯加減がなってないよ」
    開口一番に言われた言葉を理解できなかった。それだけ、俺の頭は混乱していた。

    一話完

    バイバイ✌︎('ω'✌︎ )


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