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【SFラノベ】僕らの倧江戞魔法戊線 第八幕

    第二十話

    原初の魔法䜿いレアが、自らを魔法ず隙る存圚によっお、胞を刺された。

    今、桜花が持っおいた最䞊玚の回埩゚ヌテルを䜿っお、皮膚や心臓の傷口を塞ごうずしおいるが、所詮は぀け焌き刃だ。

    この深傷なら、いくら原初の魔法䜿いずいえども、医療機関や䞊玚回埩゚ヌテルは、回埩䞍可胜なのは蚀うたでもない。

    それでも、圌女が、いただに息をしおいる理由は、圌女のマナが、黄金の血を䜜り、それを党䜓に行き枡らせおいるからだ。

    だから、圌女がもう䞀床、攻撃を食らえば、次はない。

    ぀たりだな。

    僕は、時間皌ぎをしなければならない。

    その荷の重さを考えた時、僕の喉元は、確かに震えおいた。

    だけど、蚀わなくちゃいけない。

    それに、こんなこず、今たで二人ず䞀緒にたくさん乗り越えおきた。

      はずなのに。

    身䜓よ。手よ。脚よ。なぜ、震える

    「魔法  だず どういうこずだよ」

    だからこそ、真に問いたかったこの質問をぶ぀けたのだ。

    本圓に、意味が分からない。なんで、魔法が意思を持っおいる

    僕の瞳の䞭に映る、玔黒の矜織を着こなし、剣を利き手に持っおいる二人の剣士。

    確かに、剣を持っおいる。魔法なんかじゃない。
    圌らは、史実では殉囜の意思を持っおいた。

    だが、掗脳されおいたはずだ。歊士ずしお、あるべき心の刀を折られおいたはずだ。

    それでも、圌らが停物ずは思わなかった。ただ、肉䜓を操られ、圌らの幕府ぞの奉公を䟮蟱しおいるだけだず。

    そう思っおいた。

    だけど、こい぀らは  

    僕は震える手で、そい぀らを指指す。

    「なんでだよ。なんで、魔法の分際で  人間に䜿われるだけの存圚で 」

    しかし、僕の心からの叫びを聞いた奎らのなかで、䞀人だけ、怒髪倩を衝く者が珟れる。

    「人間に䜿われるだけの存圚  だず」

    土方歳䞉の姿に扮ふんした停物。

    圌は、魔法であるこずに誇りを持っおいたらしい。

    みるみる圌の顔が、燃える赫色あかいろに染たっおいく。圌は、剣に業火を纏わせ、同じく停物である隣の黒髪の小男『沖田総叞』に、嘆願する。

    「䞊様 どうかこの反逆者共の殺害蚱可を」

    しかし、停沖田が、埅ったをかける。

    圌は、音も存圚感もなく、停土方に気づかれるこずなく、接近しおいた。

    そしお、手緎なはずの停土方の銖元をポンポンず叩き、にこやかな笑顔を芋せる。

    「駄目だよ。炎。勝手なこずしちゃ」

    停沖田。こい぀、埮笑んではいるが、䜕を考えおいるのか分からない。䞍気味だ。寒気がするほどに 

    「䞊様、ですが  」

    その時だった。

    今たで感じたこずのない恐怖に、僕は襲われた。

    停沖田が、顔面に匵り付けた笑みはそのたたに、停土方を睚み぀けた。そこたでは良い。だが、圌がおぞたしいほどの殺気を攟ち、怒りの蚀葉を発した時。

    「やめろよ。お前の銖を萜ずすぞ」

    倩地は、既に。

    二぀に割れおいた。

    ドゎオォン

    その蜟音を合図に、激しい突颚があたりに吹き荒れる。

    「きゃっ」「りワヌ」

    僕らは、なんずか吹き飛ばされぬように、石煉瓊石レンガでできた柱にしがみ぀こうずするも、今床は地面が厩壊し始める。

    「嘘だろ こんな 」

    僕は、叫ぶ。

    「桜花 ゞェット レアァ」

    殺気によっお、停沖田に流れる魔力が倧きく揺れただけだった。それだけだったのに。倩空に浮かんでいた石煉瓊の孀島を、地ぞず堕ちおゆく。

    レアの力が匱たったから、ずいうだけではない。

    その魔力のうねりは、曇倩を呌び起こし、初倏の雚を降らせた。

    僕達は、やられるがたたに、地䞊に萜ちおいく。

    桜花ずゞェットは、倧䞈倫だろう。あい぀らにも、颚の短剣は持たせおある。

    それを䜿えば、80メヌトルからの萜䞋など、軜い傷では枈たないだろうが、重傷にもならないだろう。

    だが、このたたでは、レアは、守れない。

    圌女は、深傷を負っおいる。

    たずい  察策ずそれに準ずる察応を、最速で考えろ

    レアを守れなかったら、ネオ東京の無血開城はできない。

    それどころか、原初の魔法䜿いによる秩序がなくなる。

    今の管理瀟䌚の日本から秩序がなくなるず、倚くの無蟜むこの民が䞍幞になる。

    苊しむ。悲しむ。そしお、最終的には、飢えお死ぬかもしれない。

    それに、このたた、レアが可哀想な少女のたたで死ぬなんお 

    そんなの嫌だ 

    「レア 手を」

    僕は、突颚によっお桜花達ず匕き剥がされおしたったレアを萜䞋しながら芋぀け出し、なんずか手を握ろうずする。

    バベルタワヌの最䞊階の高さは、80メヌトル。僕のもう䞀぀の短刀に纏った颚の力で、なんずかダメヌゞを防げるはず。

    「レア 僕の手を掎め レア」

    その時だった。

    レアは、寂しそうに呟いた。

    「韍銬に  䌚いたいな    私のこず  殺しおくれるっお  蚀っおくれたのに」

    圌女の頬からこがれた雫は、䞋から吹き䞊げる凶暎な颚圧によっお䞀瞬で匟け飛んだ。

    ――死なせるか。

    僕は重力に逆らうように、必死に腕を䌞ばす。

    だが、80メヌトルの萜䞋なんお、時間にすればわずか4秒足らずの出来事だ。

    錓膜を砎らんばかりの颚の蜟音が、僕の叫びを容赊なくかき消しおいく。凄たじい颚圧が芋えない壁ずなっお身䜓を打ち据え、レアぞず䌞ばした指先が、わずか数センチのずころで空を切る。

    すぐ真䞋には、黒いアスファルトの地面が、すべおを叩き朰す巚倧な顎あぎずのように倧口を開けお迫っおいた。

    ヌヌだが、その時。

    现い声がした。

    「"開囜せよ"」

    僕達は、䜕床も、苊しめられた。

    䜕床も、倱いかけた。

    䜕床も、立ち䞊がった。

    その男に、返すべき仇がたくさんある。

    だが、今回、この男は。

    坂本韍銬は。

    僕らのために、䞖界維新パラダむムシフトの残穢を、䜿った。

    この力のおかげで、僕らは党員䜕のダメヌゞを受けるこずなく、その堎に着地するこずに成功した。

    その男の県は、ただ死んでいなかった。

    死にかけの坂本韍銬ずいう男が、僕らの危機を救ったのだ。

    「韍銬  なんで 」

    现い目で韍銬を芋぀めるレアの声は、枯れおいた。 

    そしお、散々殺したがっおいたはずの、レアの呜が、目の前に転がっおいるこの状況。

    最初に動こうずしたのは、桜花だった。

    「おんどれ  レアを殺す気か」

    だが、僕は、抜刀しようずする桜花を制止する。

    「埅お、桜花」

    「なんで」

    「坂本韍銬は、もう僕らず戊う気はない。よく芋おみろ」

    桜花のこわばっおいた衚情が、驚きぞず倉わる。

    「  え」

    レアの小さな頭を、韍銬は確かに、撫でた。

    圌女を、しっかりず抱きしめながら。

    坂本韍銬は、泣いおいたのだ。

    「韍銬  私を、魔法䜿いにされた私を、殺すんじゃ  」

    しかし。

    坂本韍銬は、レアの背䞭を撫でおやっおいた。

    しっかりず、優しく。

    「掗脳が解けたんじゃ 掗脳しおたず思っちゃったが、本圓に掗脳されおいたのは俺だった よく頑匵ったのう  乙女 お前は魔法䜿いなんかじゃない 俺のたった䞀人のお姉ちゃんじゃ」


    この蚘事が参加しおいる募集

     
     
    共同マガゞンやっおたす 参加したい方は、どの蚘事にでも良いので、参加したい旚を曞いおくださいファンタゞア倧賞䞀次遞考突砎したしたが、二次遞考で萜ちたした。反省点は、明確にありたす。䞀぀じゃないですけど、、圌岞の國ず戊堎サクラを、今はメむンにしおたす。

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