
分断の時代に、スポーツが教えてくれること
ニックスが勝ったバスケットボールのNBAファイナルで大盛り上がりとなったかと思えば、間髪を入れずにサッカーW杯モードに突入している。
地元のコミュニティーセンターでは、ニックス戦のパブリックビューイング(PV)をしたのもつかの間、今度はサッカーのアメリカ戦のPVを開催していた。地元図書館でもアメリカ戦以外も一部試合をPVするというのだから、かなりの熱のいれようだ。
20日のニューヨークタイムズの朝のニュースレターでは、NYC中がニックスの話題で持ち切りとなったことで、普段は言葉を交わすことのない人たちの間で交流が生まれているとの記者コラムが出ていた。
W杯では、日本のサポーターが試合後にごみ拾いをしている様子がアメリカメディアでも取り上げられ、トルコ人の知り合いからほめられた。自分がしたことではないが、自分たちの文化が良い文脈で受け入れられるとうれしくなる。
このようにスポーツは、他者を気遣ったり、相互理解を深めたりするきっかけになることがある。それは、わざわざ言わなくても誰もが感じている共通認識だろう。
大切なのは、こうした考え方をスポーツ以外にも広げていけるかということだと思う。
人でも物でも、知らないものは怖いと感じる。怖いと拒絶したくなるかもしれないが、そこで拒絶してしまっては変わらない。
知らなくて怖いものを、知ろうとしたり理解しようとしたりする姿勢が大切だろう。排外主義が進む世の中だが、その姿勢は「気遣い」や「思いやり」といった日本の美徳と通じているはずだ。


きょうの1曲
Oh Lori - Alessi Brothers
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