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“舟を編む”『ニカゲーム』が自他肯定感を育む

    全国的には深夜放送の番組だそうですが広島では日曜午前中に放送されていて子ども達にも大人気の『ニカゲーム』

    単純に面白いだけでなくこの番組は教育現場を救う…!?
    そして自己肯定感に悩む大人や
    子どもの情操教育にも
    全方位に向けたスーパー番組なのでは…!?
    と爆笑しながらふと思いました


    小学校での英語導入が始まって6年
    文部科学省の学力経年変化分析調査において中学3年生の英語力が相反するようにここ3年で22·9%も下がったとの事

    かつて私も子供英語の教育現場に居ましたが幼稚園~小学校の間にPhonicsやChantsで読み方をマスターしたりgameで楽しんで英会話を学んでた子供達が
    中学校に入ると急に文法や暗記で全く違う勉強法になった事に戸惑い
    逆にそれまでに英語を学んでた割に…と思われないかと アドバンテージよりも恥ずかしさを感じ
    皆と横並びでスタートしようと習っていた事を隠したがったりする子も少なくありませんでした

    子供も大人も

    “人と違う事は不安”
    “間違う事は恥ずかしい事”
    “人より出来ない自分は劣ってる”

    そう刷り込まれた意識をくつがえすパワーを持った番組

    いわゆる間違った回答をする側の人(二階堂高嗣さん·猪俣周杜さん)を誰も否定したりバカにしたりせず
    その独特な発想とひらめき力に心から感心して

    過去問から2人の思考特性を分析して見事に答えを導き出すプロニカゲーマー(松井ケムリさん)

    番組当初は間違う事で自信がなくて心許なさそうだった二階堂さんと猪俣さんが
    松井さんだけでなく高学歴ゲストとして来られる方々もリスペクトを持って本気で2人の攻略法を考える姿に自己肯定感が高まり特に2人でタッグを組む問題の時は万能感すら漂うほど自信満々に

    「おかしな答え=間違い」ではなく
    「唯一無二の個性的発想力=才能」として認める
    そして他者の考えを全力で理解し
    ようとする

    SNSの世界でも読解力の無さから相手の意図を読み取れず
    自分の価値観以外の考えに想像が及ばないが故に他者を攻撃したり炎上させたりしてしまうケースがありますが
    ニカゲームの世界は自分の考えも相手の考えもどちらも尊重して理解しようとする
    自·他双方の肯定感が高まる優しい世界
    イジリとイジメの境目が人それぞれで全方向を傷つけない匙加減に苦心するバラエティ業界の中でも稀有なケースではないでしょうか
    お互いを尊重する心が観てる視聴者にも浸透すればイジメなんてこの世界からなくなるんじゃないかなと思えるほど

    折り目正しい教育番組でなく教育デスゲームと銘打ってるだけあってバラエティ的にブラックな笑いもありつつ上手くツッコミやカバーが入るので誰の事も傷つけない笑いが気持ち良く観られます

    最年少の猪俣さんがたまに先輩に失礼発言をしても 普段は礼儀正しく良い子なんだろうなと多くのシーンでは伺えるから 
    笑いに昇華してくれると信頼してぶつかっていく相手との関係性が逆に素敵に映るし 愛され力の高さの影にあるご本人の努力が評価されての事だと思います

    松井ケムリさんの瞬発力あるツッコミは百戦錬磨で
    当初は予想外過ぎて理解出来なかったニカイノ英語すら短期間でモノにする洞察力も流石で
    二人の自己肯定感を爆上げしたのは何よりもケムリさんの寄り添い力のおかげかと思います

    誰かが危うい発言をしても即座にカバーする位常識感覚に優れ
    常に全体を俯瞰で見て台本が無い中でも緩急つけた流れをプロデュースする座長ぶりの二階堂さんを見てるとまさに舟を操るキーマンで
    学校の勉強が苦手との事ですが実際の社会で役立つ地頭の良さはご本人の本質や努力次第なんだろうなと感じます

    多彩なゲストの方々も他の番組での振る舞いとは異なり爪痕残してやろうという野心よりもニカゲームの世界に溶け込む心遣いが世界観を壊さず安心して楽しめます
    謎解き王 松丸亮吾さんを本気で悔しがらせる位の ある意味謎解き番組としても楽しめます
    常識では紐解けない壮大な頭の中の宇宙の謎を解くには相手の事を知ろうとする姿勢が何よりも大切で
    そこに重きを置くと自然に相手への親愛が生まれて出演者同士の関係性がどのゲストの方とも育まれていくところが素敵な空間になってます


    そして何よりも英語だけでなく毎回バラエティ豊かな授業を考え出す制作陣にも脱帽です

    何回か放送された”辞書みたいに説明する“回は特に深い

    映画やドラマにもなった『舟を編む』で初めて辞書を編纂する現場を垣間見て興味深く感じましたが
    ニカゲームで先生役を納得させるプレゼンをして意見を出し合う様子はまさに
    三浦しをんさんの小説の中の辞書のタイトル『大渡海』を意味する
    「言葉という広大な海を渡る舟(辞書)を編む」作業

    一見正しそうな説明でも別の角度からみるとどうかな?というのが出演者の数だけ十人十色で気付かされ興味深い

    先の調査で出た学力低下問題も
    文系·理系の教科に関わらず読解力の低下により問題文がまず正しく理解出来ない事により起こる可能性が高いので学校の授業で採り上げるのも思考力を養う助けとなるのでは

    今後のニカゲームの授業も楽しみにしてます








     
     
    しまなみ海道の古民家に移住して島時間を過ごせる図書室をOPENしました 尾道や瀬戸内·移住前に暮らしていた関西の事もつぶやきます 本·映画·レトロ建築etc…好きな事を気ままにお話出来たら hitひろしま観光大使 GB出版アンバサダー

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