
今年のドラマ納めは「火星の女王」と「ばけばけ」
今年もまあまあな数のドラマを見てきたけど、この年末になって、今年観てきたものが全部ふっとぶようなものに出会ってしまった。
ひとつは「火星の女王」。
のっけからこんなに引き込まれたドラマは久しぶりだった。
原作は未読だけど、世界観の構築が完璧で、嘘臭さが微塵もない。
CGとかAIとかの進歩もあるのだろうけど、現実離れした遠い未来の話、という感じがしないのだ。
謎の物体の正体が明らかになって感じる恐怖もリアル。
「えっ、そんなの開放したら、世界が吸い込まれちゃうんじゃ・・・」と私ですら思うのだけど・・・違うの?(^_^;)
あの、私と同い年のどこぞの総理大臣にそっくりなISDAの総長は、それが自分たちで「利用できる」と思ってるの?
自分たちの思い通りにならない人たちの命なんてしらんわ、という感じが怖い。
そして、キャスティングの妙。
ただ名の売れたスターやアイドルをかき集めるのではない、登場人物のイメージをしっかり持って、演技に信頼のおける人を選んだのであろう俳優たち。
そして、その期待を裏切らない俳優たちの演技。
リリ役のスリ・リンのあの、子どもから大人への延長線上の途中にいるような絶妙な透明感。
ついこの間まで八分坂で息巻いていた久部と同じ人かと思ってしまう、菅田将暉。
岸井ゆきのがかっこよかった。子供のような必死さをたたえたまなざしがすごかった。
複雑な気持ちを抑えながらISDA警察で働く菅原小春の佇まい。彼女もまたとてもかっこいい。
そして2回目で「そうだったのか!」となった、シム・ウンギョン。
私、個人的にもこの人のファンなので、今回の役、ホントにステキで嬉しい。
カワナベ博士に、これまた子どもの頃から見守ってきていつのまにかオッサンになってた吉岡秀隆。
いまでもちゃんと要の役に起用されていて嬉しい。
ばけばけ・銀次郎さんの寛一郎は、ここではヤな奴。早くバレてしまえ、と思いながら観ている。
全部書いていたらきりがないのでこの辺にしておくけど、どのキャストも「リアルか!」と思うくらいなハマり方で、こちらものめり込んでしまうのだ。
1回が90分弱という、映画並みの尺も珍しいけど、見応えがある。
CMなしの90分はもう「映画」。
そのうち「三部作」としてスクリーンで上映してくれても良いんですよ、NHKさん。
そして、今日の「ばけばけ」。
この1週間は焦らされた・・・からこその、今日の感動、涙。
橋の上でのトキの涙・・・・わかるぅ~、と身悶えしてしまった。
セリフはほとんどなく、役者の演技で見せてくる。
凄い、NHKの自信だよね。頼もしい。
そして、あの「えっ、最終回だっけ?」な真っ白なタイトル、からの、宍道湖畔の美しいシーン。
普段、滅多に涙腺が開かない私も、今日は「あれ?なんか目から汗が・・・」ってなった。
もうほんとに、NHKって神!って、ことドラマに関してはちょくちょく思う。
いやー、いいもの見た。
この気持ちのまま、今日は1日、年末進行をがんばる!