
【日常】語尾に「きゃる」をつける家庭
娘に、「ママの口調、パパに対してきつい」と言われた。
そんなこと言われても、だって怒っているんだからしょうがないじゃないか、と思う。
脱ぎっぱなし。言いっぱなし。
「あとでやる」が、永遠に“あと”のまま。
こちらだって、好きできつい言い方になっているわけではない。積み重なった生活の結果である。
すると娘が言った。
「語尾に『きゃる』ってつけてみたら?」
「きゃる?」、と思ったが、家庭の雰囲気が悪くなっているのは感じたので試しにやってみた。
「なんで脱ぎっぱなしなのきゃる」
「それ昨日も言ったきゃる」
「今そのタイミングで聞くきゃる?」
すると不思議なことに、自分でもちょっとおかしくなってきた。
怒っていること自体は変わらない。
でも、“怒りそのもの”を投げる感じではなく、少し芝居になる。
夫も若干笑っている。
娘は満足そうだった。
たぶん娘としては、「完全に正しい顔で怒るママ」は強すぎたのだと思う。
だから少し遊びを入れてほしかったのだろう。
娘たちにも使ってみた。
「宿題おわったのきゃる?」
「早くお風呂入ってきゃる」
「歯みがきして寝るきゃる」
すると娘たちが素直に聞き入れている。
普通に言われるより、いいらしい。
確かに、ちょっといいなと思う。
家族って、正論だけで回るわけじゃない。
小さな変な遊びとか、意味のない言葉とか、内輪だけのルールとか、そういう“くだらなさ”で空気がやわらぐ。
「きゃる」は、たぶん我が家の安全装置なのだ。
今日も私は言う。
「早く寝るきゃる」
※いつも使うと効果はなくなるし、ただ面倒くさいだけなので、ここぞのときに語尾を変えて使ってみるのがわが家流です。