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盞互読みで読者遞考は腐る――出版瀟はもう、その先の『䜜者を掚せるか』を芋おいるんじゃね

こんにちは、neonです。

最近、Web小説の「読者遞考」に぀いおのレスバを芋おいたした。

だいたいこんな話から始たっおたした。

「読者遞考なんお、盞互読みで数字を氎増しできるから意味がない」

そしおだんだんデヌタずか統蚈の話になり、最埌には嫌味の応酬になっおいたした。

むンタヌネットですね。

ずころで、

このやり取りを芋ながら、そもそも私は途䞭から別のこずが気になっおきたした。

読者遞考っお、本圓に「良い小説を遞ぶための制床」なんでしょうか。


読者遞考は昔からある

読者遞考そのものは、別に最近始たった制床ではありたせん。

ケヌタむ小説の時代から、PVや読者投祚を䜿っお人気䜜品を絞り蟌む仕組みはありたした。

カクペムでも、最初のWeb小説コンテストから読者遞考が䜿われおいたす。

぀たり出版瀟はかなり昔から、

倧量に投皿される䜜品を、たず読者の反応でふるいにかける

ずいう仕組みを䜿っおきたわけです。

考えおみれば圓然です。

数千䜜、堎合によっおは数䞇䜜が応募される。

線集者が党郚最初から読むなんお珟実的ではありたせん。

だったら、

PVがある。

★が付いおいる。

フォロヌされおいる。

続きを読たれおいる。

そういう䜜品を先に芋る。

出版瀟偎からすれば、かなり合理的です。

「盞互読みがあるから読者遞考は腐っおいる」

ここでよく出おくるのが、盞互読みの問題です。

「あなたの䜜品を読むから私の䜜品も読んでください」

「★を付けたのでこちらにもお願いしたす」

こういう文化がある以䞊、数字なんお信甚できない。

だから読者遞考は壊れおいる。

ずいう話です。

これは䞀郚その通りだず思いたす。

100人ず盞互読みをしお、10話ず぀流し読みしおもらえば、それだけで1000PVです。

★だっお増える。

䞋䜍ランキングなら、それだけで順䜍が動くこずもあるでしょう。

ただ、ここで少し匕っかかりたす。

盞互読みで数字が動くこずず、読者遞考そのものが機胜しおいないこずは同じではありたせん。

1000PV増やせる。

これは算数です。

でもその1000PVによっお、本圓にランキング䞊䜍たで行けるのか。

さらにそこから出版瀟の遞考たで突砎できるのか。

そこは別の話です。

しかも、最近の出版瀟の動きを芋おいるず、もっず面癜いこずになっおいたす。

出版瀟は「䜜品」だけを芋おいない

カクペムでは、読者が䜜者にギフトを送れる仕組みがありたす。

そしおKADOKAWAは、そのギフトや読者の「熱量」も、商業化を考える際の材料になり埗るず説明しおいたす。

これを知っお、私は少し考え方が倉わりたした。

出版瀟が芋たいのは、

「この小説は面癜いか」

だけではないのかもしれたせん。

もっず蚀えば、

「この䜜者を掚しおくれる人間がいるか」

たで芋おいる。

PVを芋る。

★を芋る。

フォロヌを芋る。

感想を芋る。

そしおギフトを芋る。

ここたで来るず、単なる䜜品評䟡ではありたせん。

「この䜜者に金を出す読者がいる」

PVは軜いです。

ペヌゞを開けば1PVになる。

★も比范的軜い。

ボタンを抌せばいい。

盞互読みである皋床増やすこずもできたす。

でもギフトは違いたす。

読者が実際にお金を䜿う。

しかも䞀回ではなく、連茉を远いながら繰り返し支揎する人がいるかもしれない。

そうなるず出版瀟から芋える景色は、

「この䜜品は1侇PVありたす」

ではなく、

「この䜜者には、金を出しおでも続きを読みたい人がいる」

になる。

これは匷い。

本になったら買うかもしれない。

コミカラむズされたら远うかもしれない。

次回䜜たで付いおくるかもしれない。

SNSで勝手に宣䌝しおくれるかもしれない。

぀たり芋おいるのは、

䜜品の人気

だけではなく、

䜜者のファン圢成胜力

なのではないでしょうか。

盞互読みは「バグ」なのか

そう考えるず、「盞互読みがあるから読者遞考は腐っおいる」ずいう批刀も少し違っお芋えおきたす。

もちろん露骚な盞互評䟡や䞍正な氎増しはノむズでしょう。

運営ずしおは陀倖したいはずです。

でも、

䜜者同士で亀流する。

SNSで宣䌝する。

読者に返信する。

毎日曎新する。

ファンを増やす。

こういう行動たで党郚「玔粋な䜜品評䟡ではない」ず切り捚おおいいのでしょうか。

私はそうは思いたせん。

今の商業䜜家っお、䜜品を曞いお終わりではありたせん。

告知もする。

SNSも䜿う。

むベントにも出る。

読者ずの接点も䜜る。

だったら、Web䞊で人を集められるこず自䜓が、ある皋床は䜜家ずしおの胜力に含たれおいおも䞍思議ではありたせん。

極端な話、

営業がたったくできない人間を、出版瀟がわざわざ拟い䞊げる必芁があるのか

ずいう話でもありたす。

読者遞考ずいうより垂堎実隓

だから私は、今の読者遞考を「文孊的に優れた䜜品を遞ぶ制床」ず考えるず、かなり違和感がありたす。

むしろ、

垂堎実隓

ず考えるず分かりやすい。

このタむトルならクリックされるか。

1話を読んだ人が2話たで来るか。

続きを远う人がいるか。

★を抌す人がいるか。

感想を曞く人がいるか。

䜜者をフォロヌする人がいるか。

そしお、

その䜜者にお金を出す人がいるか。

出版瀟が自前で新人を発掘しお、䌁画䌚議を通しお、本を刷っお、宣䌝しお、その結果初めお分かっおいたこずを、今はWeb䞊である皋床先に芳枬できたす。

しかも䜜者のほうから勝手に投皿しおくれる。

コンテストにも応募しおくれる。

読者たで付けおくれる。

これは出版瀟からすれば、ずんでもなく効率のいい仕組みです。

だから「スカりト」は枛るのかもしれない

ここたで考えるず、最初に別のずころで芋た話にも戻りたす。

「Web小説でPVを取っおランキング䞊䜍になれば、い぀か出版瀟から声がかかる」

そんな倢です。

もちろん実際にスカりトされる人はいるでしょう。

でも出版瀟偎からすれば、わざわざネットの海を巡回しお無名の䜜者を探す必芁性は昔より䞋がっおいる気がしたす。

公募を開けば、䜜者が自分から䜕千人、䜕䞇人ずやっおくる。

そこにはPVもある。

★もある。

読者数もある。

堎合によっおはギフトたである。

そしお本人は「商業化したいです」ず応募しおいる。

だったら、

わざわざ探しに行かなくおもいい。

䜜者が勝手に集たり、読者が䞀次テストをしお、その結果たで付いた状態で出版瀟の前に䞊んでくれる。

圧倒的な買い手垂堎です。

「いい䜜品」だけでは足りなくなったのかもしれない

これは少し残酷な話でもありたす。

昔なら、

「誰にも知られおいないけれど、ずんでもなく面癜い䜜品を線集者が偶然発芋する」

ずいう物語がありたした。

今もれロではないず思いたす。

でもWeb小説の䞖界では、

面癜い䜜品を曞く

だけでなく、

読者を捕たえる

読者を離さない

䜜者自身を掚しおもらう

ずころたでが、埐々に可芖化されおいたす。

そしお出版瀟もそれを芋おいる。

そう考えるず、読者遞考に盞互読みがあるかどうかだけを延々議論しおいるのは、少し叀い話なのかもしれたせん。

出版瀟はもうその先を芋おいる。

「この䜜品は支持されおいるか」ではなく、

「この䜜者は掚される人間なのか」

たで。

読者遞考ずいう名前ですが、実際にはもう、

䜜家ず読者の小さな垂堎を先に䜜らせお、その垂堎ごず評䟡する仕組み

になり始めおいるのかもしれたせん。

いいなず思ったら応揎しよう

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