『咲いて リチア:Re 八章』君といた100年

大胆な華やかなもの
好きなことをするわけでもなく
何も考えないように振舞うこと
空に惹かれた声を聴いて
耳にのこる残響

本を開く
そこには
誰にも邪魔をされない
気持ちを載せる日々
ここから先に君と過ごすことを考えて
水と油が描かれ
加筆した肥料をくべ
星を待つ
香りのする暮らし
朝に着なれた服
端末を手に取り
散歩に出かける
予定が定まらないまま
気ままに
空白を楽しみ
握りしめた空気と
すれ違う線は
交差して
より多くの循環を
招いてる

始発の時刻
楽しみと秒針を管理する
かろやかな笑い声が
雑踏に何を思う

規則的に揃う
建物の隙間に
小鳥の電子音が
青く泣いている
色とりどりの様子に圧倒されながら
指折り数え
ゆっくりと流れる
葉の枚数に
季節はかわらない
ここにいるんだね
時計の注ぎ込まれた
装飾が焼き付く
待ってる人
何かを話してる人
どこかに向かう人

ある日
天まで届く音を見据え
小道に寄る蜜蜂が
甘さにつられ迷路を彷徨う
通いなれた扉
心を
身体の芯をあたためる
息がふれ
ゆれる表面にうつる
本当のわたし
器用にいきることが
楽しく
美しく
そうあるべきと
時に想いを預けて
輝いた欠片の影を読んでみる

それは忘れ去られる名
刻まれた意思と
不器用な普通の少女
演じていたわけでもない
ほんの少し
仲良く
花畑の色に溶け込んで
その輪の空気を感じたかっただけ

この話し方
仕草も
真実であり
なろうとした
開花しようと
陽に当たる場所を探して
針をとおして
あなたに贈る
複雑に見える芽は
ほどく気持ちを
捨てないこと
蜜を集めるように
丁寧に時間をかけてね
いい香り
穏やかな
静けさに目をとじる

なだらかな丘
ふるえるみどり
窓を覆う ひとひらの空
割れて落ちたとしても
また重なっていく
かつて呼ばれていた
ひとときに
甘さを知るには
苦さを受け止め
貯蔵する虚しさを
広がる夢にかえて
いつもの木の椅子
やっぱりここね
指先に魔法を描く
大層なものではない
独り言のように
ただ存在した短い花の命

掬い上げる
わたしのリズム
もういくらも定かでない
積み上げた私とわたし
ひと針ごと
綴じていく
ただ信じ種になり
繋げる
きっと
水に
油に
蜜に

角度を変えれば空が海に
只の神も
道端から見落とされたものも

風が吹き始めた紫に
白く塗られた時
咲いて
一体となる
ちゃんと見ている
しっかりと

今まで通してきた糸は
一緒に歩んでいくための道しるべ
蝋燭とあつかった日と
思い出を語りながら
運命はその手に
かわりはいない
くらやみを抱きしめて

また会いましょうね
リチア

トン とおえる
次はどうしますかね笑
灯したともだちも
こたえてくれる
わたしのリズムで

ここに居て
ここに居ない
歩くことができますか
今日も便りと
コーヒーを飲んで

呼び合う名を刻んで
目をそらさずに
新たな一日
はじまりの時

才媛を射止めるかの地は
開花するものを待っている

時季外れの灯を掲げ
ゆらゆらと立ち込める
雨が昇る空をみつめ
高々と仰ぐ

影降らぬ祝祭を

歪んだ光が照らす
尾を引く
波打ち際の
かすかな音の中で

ねぇ ちょっと渋くない?
そうかしら
お気に召しませんか


Written by : 12340
Produced by : 12340
Executive Producer : 12340
KUJIKA World Records
© KUJIKA World Records

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