レコード針のためいき ― 嘘さえ愛しかった夜に 🎶📻🌙
雨上がりの夜、レコードの埃を払うように、
私の中からあなたの痕跡をなぞっている。
それはまるで、ため息のようなジャズ。
📼
行きつけだったあのバーは、今もあの曲を流していた。
静かなピアノと、低く渋いサックス。
グラスの底に残る琥珀色のウイスキーが、
記憶をゆっくりと溶かしていく。
「あなたの声が恋しかった」
けれど、本当はその声の裏にあった
小さな嘘にずっと気づいてた。
比べることでしか愛を感じられなかったあなた。
他人の影がちらつくたびに、
私はひとつずつ自分を閉じ込めていった。
🌃
髪を撫でるその手も、
誰かと同じように優しかったのだろう。
だけど私は、それを「私だけの特別」だと
思い込みたかった。
レコードが針を滑らせ、再び始まるあのイントロ。
それだけで、胸の奥がチリチリと痛む。
あの夜、終電に間に合わなかったふりをした帰り道。
止まらない雨と、止められない気持ち。
どちらも本当で、どちらも虚構だった。
🌒
「終わりが始まりになるなら、何度でも夜に戻ってしまう」
その台詞だけは、今でも私の中でリフレインする。
あなたがいない夜の音に、
私は今日もそっと針を落とす。
途切れた旋律のその先で、
眠れぬ夜たちがまだ呼んでいる気がする。
もう止め方もわからない。
だけど、少しだけ強くなった今の私なら、
嘘の上にも、静かな優しさを置ける気がする。
🍷
またグラスを傾けて、
レコードの回転に身を委ねた。
嘘さえ愛しかった夜に、そっとさよならを告げながら。
🎶🕯️🌌💿💔📼🍷🎷💋🕰️
🎙💋【レコード針のためいき】歌詞
レコード針がなぞるのは
あなたの声じゃなくて嘘
途切れそうな旋律の先に
置いてきた夜がまだ眠ってる
ジャズが流れる静かな店
グラスの縁に映る影
思い出なんて飾らずとも
揺れては沈む泡のよう
髪を撫でるそのしぐさも
きっと誰かと同じでしょう
比べることで守るもの
そんな強さはいらないわ
終わりが始まりになるなら
何度でも夜に戻ってしまう
レコード針がなぞるのは
あなたの声じゃなくて嘘
途切れそうな旋律の先に
置いてきた夜がまだ眠ってる
心だけが回り続けて
もう止め方も忘れてた
今日もまた、そっと針を落とす
あなたのいない音に寄り添って
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