
午前4時の随筆
ある冬、朝起きてすぐに気分が悪くなる日が1週間くらい続くようになった。死にたくなった、という訳ではなく、なんとなく今の生活に疲れていた。
なにか新しい行動をしたくて、日の出を見ようと思った。そうして早起きした日は、曇りで小雨が降っていた。
これじゃあ日の出は見れないな、と思った。しかしこんなに早く起きてしまって、特に何かすることがある訳ではなかったので外に出た。元々近くの公園で日の出を見ようとしてたのだが、ブランコは濡れていた。まぁ座ったのだが。
公園から近いコンビニに行って、少し背伸びして熱い缶コーヒーを買った。いつもカフェラテを飲んでいる私だが、その瞬間だけはその苦味が心地よかった。今のこの時間が無限に続いて欲しいと思った。
元々綺麗な日の出を見るために外に出たはずなのに、目の前に広がる曇天に何一つ不満が湧いてこなかった。朝日は綺麗で眩しすぎるので、曇天は私と同じ目線に立って、包み込んで慰めてくれる気がした。実はこの曇り空を見るために早起きしたのではないかと錯覚してしまいまそうになった。あぁこれが大人の言う「人生」というものなのか。なんとなくそう感じた。