塩麹は地球を救う
ひところ前に塩麹が流行った。どこを見ても 塩麹。溢れかえらんばかりのレシピが世の中に流れつづけた。あの頃にくらべて、いまはえらく下火になったものだ。
あの塩麹ブームは幻だったのか?否!我が家では塩麹があまりに生活にくいこみすぎて、現実そもものになってしまっている。
塩麹がすごいのは、安いお肉が驚くほど美味しくなるところ。ケチくさい話だけれど、全員男児の我が家では、肉といえば安売りのジャンボパック一択。食べられさえすれば味は二の次。質より量で勝負!
そうして戦いのような食事を続けていた結果、愚息は文字通り愚かに育ち、肉の味=スーパー✕✕(お店の名前はちょっとね)のジャンボパックだと思い込んでしまったのでした。
しかしどんな人生にも光差す瞬間があるもの。食的虐待を受けていたうちの子たちに、真の肉を与え給うたのは、孫のためなら惜しむことを知らない爺婆の財布なのでした。
さあたいへん。惜しむことしか知らない我が家の財布は、今更ジャンボパック以外を相手にできるわけもなく。そんなとき、家内がミーハー気分で作った塩麹が、まさかの一発解決をもたらしたのです。
それまでは「どうせよくあるブームのひとつでしょ」と見向きもしなかった塩麹。これをふりかけてしばらく置いたお肉(ジャンボパックです、もちろん)を食べた時の感動!
味わい、食感、香りすべてを三段階引き上げるやみつきの調味料。やめられないとまらない、ということではカッパえびせんに勝るとも劣らず。どうだ、うちの夕食はいい肉使ってるだろうが!と嘯いて恥じる所なし。塩麹は神様です。
とくによく使うのは鶏むね肉。むね肉に塩麹のふりかけて二三日。それをレンジでチンするだけ。味なもちろん、良質なタンパク質ってことで、健康にも気をつけていますとも。当然じゃないですか!と胸を張ってウソつけます。我が家では「とりハム」として、なくてはならないメニュー。
