
鳩サブレーに憧れて〜『こいしいたべものたべもの』〜
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こんにちは
先日、バイト先の店長が東京出張から帰ってきました。
キーケースをどこかで落とし、家と店の鍵を紛失。
あらゆる場所にに電話をかけまくっていました。
東京で落としたら見つからないのでは?と思っていましたが、無事見つかったようでした。
そんな店長が買ってきてくれたお土産が、
「鳩サブレー」
です。
ご存じの方もいらっしゃると思いますが、「鳩サブレー」は鎌倉(神奈川)の有名なお土産ですよね。
残念ながら私はそれを数年前まで知りませんでした。
「鳩サブレー」の名前を聞いたことはあるけど、どこのお菓子か知らない。なぜなら私の生活圏に「鳩サブレー」は存在しなかったから。
そんな私が、どこで「鳩サブレー」に出会ったのか。
それは、森下典子さんの『こいしいたべもの』という本の中でした。
神奈川県生まれの作者の家は、手土産としてしょっちゅう「鳩サブレー」をいただいたそうです。作中にある、こんな描写に私は強い衝撃を受けました。
何となく、ビニール袋の裏に目を落とすと、原材料が書いてあった。
「小麦粉、砂糖、バター、鶏卵、膨張剤」
それ以外は何も入っていない。素材そのものの正直な味がする。
「小麦粉、砂糖、バター、鶏卵、膨張剤」だけ!
たった5つの材料から作られるお菓子は、きっと優しい味がするのだろうと思いました。
挿絵に書かれた「鳩サブレー」は、ふっくらと丸みを帯びた鳩の形をしていて、しっかりとした厚みと、優しいきつね色
一目でわかる箱のデザイン。いかにも昔からある、素朴なクッキー。
「〇〇産のチョコ使用!」、「ごろごろナッツが入り!」、「口の中でとろける!」といった流行りの商売文句なんてどこ吹く風の「鳩」に、私はすっかり心を奪われてしまいました。
かといって生活圏にないものは買えないし、オンラインでポチっと買うのもなんだか風情がない……。
だからこそ、東京に行く店長にお願いしました。
「鳩サブレー」をお土産に買ってきてください!と。
そして念願のあの大きな「黄色い鳩の缶」も一緒にもらいました。
今はその缶を見るたびに、心がほっこりと和みます。
もし私が東京に行くことがあれば、絶対に自分でも買いたいお土産です。
今回紹介した『こいしいたべもの』には、他にもいろいろなおかしやごはんの話が、作者の思い出とともに書かれています。
読み進めるうちに、自分が昔食べた懐かしいものの味や、記憶をふわっと思い出させてくれるような、温かい1冊です。
1編が短く挿絵も素敵なので、ほっと一息つきたい時、寝る前の読書にいかがですか?
下にリンクを貼っておきます。気になった方はぜひ見てみてください。
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最後まで読んでいただきありがとうございました。