
OpenAI実践講座 第35回 複数エージェント設計 ── 分担・引き継ぎ・評価
こんにちは、コハクのAI研究室です!🧪
一つのAIに調査、判断、文章作成、確認まで全部任せると、最初は簡単に見えます。
しかし仕事が長くなるほど、どの指示を優先したのか、どこで間違えたのかが見えにくくなります。
そこで役立つのが、役割ごとにエージェントを分け、司令塔が仕事を割り振る設計です。
ただし、人数を増やせば賢くなるわけではありません。
今回は、OpenAI Agents SDKの公式資料を基に、分担、handoff、guardrails、tracing、evals、人の承認を一つの実務フローとして整理します。
1.複数に分ける前に、仕事の境界を決めます 🧭
複数エージェントは、一つのモデルを何体も並べる仕組みではありません。
仕事を役割に分け、それぞれに必要な指示と道具だけを持たせ、結果をつなぐ設計です。
たとえば、社内向けの調査レポートを作るなら、次のように分けられます。
司令塔:依頼を読み、必要な作業を決める
調査担当:公式資料や社内資料から根拠を集める
執筆担当:読者に合わせて文章を組み立てる
評価担当:要件、根拠、抜け漏れを確認する
人の承認:外部送信や公開など、影響の大きい操作を判断する
ここで大切なのは、役割の名前よりも境界です。
「何を入力として受け取るか」「何を出力するか」「どの道具を使えるか」「どこで止まるか」を決めます。
境界が曖昧なまま人数だけ増やすと、同じ調査を繰り返したり、互いに責任を押しつけたりして、時間とコストが増えます。
まずは、一つのエージェントでは指示が混ざる場所、異なる権限が必要な場所、独立して評価したい場所だけを分けます。
🔍 コハクの注目ポイント
複数エージェント化の目的は「賢そうに見せること」ではなく、責任と観測点を分けることです。
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ここから先では、次の内容を扱います。
司令塔方式とhandoff方式を使い分ける判断基準
専門家へ渡す情報を絞り、文脈の混線を防ぐ設計
guardrails、tracing、evalsを組み合わせる品質管理
高リスクなツール操作を人の承認で止める方法
調査レポート制作を題材にした実務設計テンプレート
無料部分だけでも、複数エージェントへ分けるべき境界を見つけられます。
有料部分を読むことで、分担から評価、承認までを一つの安全な流れとして設計できます。この先へどうぞ。
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