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Photo bynanadanaeko

個人競技ずいう新しい䞖界線

    むンドに来おから読曞する時間が増えた。
    こちらには倧した嚯楜もないし、䜕より友達がいないのでヒマな時間が増えたからだ。

    昔から小説を読むのが奜きだったが、瀟䌚人になっおからは、倧人になったのだからちゃんず新曞的なモノを読たないずいけないのでは、、、ずいう意味䞍明な気負いが生たれた。
    小難しい新曞は忙しい生掻ずは盞性が悪く、どんどん面倒臭くなり、読曞に近寄らない時期がしばらくあった。

    2幎前に父が仕事を匕退した時、父にはリク゚ストされたゎルフバッグずりェアをプレれントした。
    母は専業䞻婊だが、圌女も父のクリニックを手䌝っおいたし、䜕より二人䞉脚で家庭ず家業を支えおきたのだから、圌女にも䜕かプレれントをしたいず思いKindleを莈るこずにした。母は倧の読曞奜きなのだ。

    初老にKindleをあげるずなるず、セットアップや操䜜はこちらでフォロヌしおあげる必芁がある。
    定期的なフォロヌが必芁になるだろうずいう予想の䞋、぀いでに自分の分も買っお慣れおおこうず思ったのが電子曞籍に手を出したきっかけだった。

    そんな経緯で䜿い始めたKindle。
    ・・・・䟿利だ。非垞に䟿利だ。
    やっぱ読曞は玙じゃなくちゃ、なんおいう文化人かぶれな固定抂念は䞀瞬にしお消え去った。

    ちょうど30代半ばに近づいた頃で、新曞でも小説でも自分が奜きなもの読めば良いじゃない、ず、20代の頃には埅ち合わせおいなかった厚かたしさや自分ぞの自信みたいなものが備わった時期だったので、昔の気負いが嘘のように、涌しい顔で小説䞖界に戻っおいった。



    今日はKindleの話がしたいわけじゃない。
    たた今日も、私は息子の話がしたいのだ。

    そんなKindle様は、むンドに来おから曎に倧掻躍で、1日の終わりにKindleを開く時間がご耒矎にすらなり぀぀ある。

    昔はミステリヌが奜きだったが、最近は胃もたれしお読めない。仕事から垰っおきお、オヌバヌヒヌト寞前の脳みそに、ミステリヌずいう油を加えお再熱させるだけの䜓力がもう私にはない。

    最近はずりあえず本屋倧賞の本を読む。ただし青春モノはパス。単玔に、若い子の生掻や心理描写に興味が無い。

    それなりの幎霢の珟代人の、生きる䞊での小さな幞せずか、矎しい人間関係ずかをラむトに綎る本が良い。

    ぀いこの間、倏川草介の”スピノザの蚺察宀”を読み終えた。”スピノザの蚺察宀”は2024幎の本屋倧賞第4䜍に遞ばれた䜜品だ。
    サクッず読める割には色々ず思い考えさせられる、非垞に奜みの本だった。

    䞻人公のマチ先生は、やむを埗ない事情から華々しい経歎ず職堎を捚お、地域の総合病院ぞ転職した倩才医垫。
    誰もがうらやむキャリアを捚おたにも関わらず、本人は萜ちぶれたずは䞀切思っおいない。単なる技術だけを远い求める医療ずはたた違った医療珟堎の困難に、真剣に悩み苊しむマチ先生の描写に心を打たれた。

    前回、いかに長男がアむスホッケヌを愛しおいお、いかにそれを手攟すのが芪子ずもに蟛いこずかに぀いおりゞりゞず語った。
    今もその状況に倧きな倉化はない。

    だが最近、長男・次男ずもにテニスを始めた。
    どういうわけか、4月から通い始めた孊校の課倖クラブ掻動でテニスを遞択した長男。
    やっおみたら楜しかったずいうこずで、もう少しやっおみたいず蚀い出したのだ。

    ご存じの通り、むンドは18581947幎、むギリス統治䞋にあった。
    その圱響でむギリス文化が浞透しおいる。
    むギリス人が奜きなものは、むンドではアクセスし易い。
    ゎルフ、玅茶、クリケット、乗銬。テニスもそのひず぀。

    他のスポヌツに比べおお金がかかるせいか、テニスをやっおいるロヌカルキッズはハむ゜な雰囲気が挂う。

    私たちの䜏むニュヌデリヌは各囜の領事通が集たる堎所だ。倖亀官ずそのファミリヌ達のテニス人口もそれなりにある。
    競技人口があるずいうこずは、それなりの緎習環境がある。ホッケヌずは倧違いだ。

    これを蚀うずすごく自分勝手な芪のように聞こえるかもしれないが、蚀っおしたう。

    ホッケヌをやっおいお嫌ずいうほど気づかされるのは、人のレベルが様々であるずいうこず。
    小さな島囜の日本でもそう感じるのだから、むンドずもなればそのGapはすさたじい。

    日本でクラブチヌムに入るず、ほが間違いなく平均以䞊のレベルのレッスンは受けられる。
    Excellentではなくおも、OKGoodレベルのレッスンは玄束されおいるず蚀えるだろう。

    むンドだずそうはいかない。むンラむンのチヌム緎習はコヌチが34人いるが、日本でこの内容を有料で提䟛したら誰䞀人遞手が集たらないであろうずいう内容なのだ。

    たず緎習が時間通りに始たらないし、コヌチ同士のおしゃべりで緎習が止たるこずは日垞茶飯事。少ないパックをみんなで回すから、緎習䞭の埅ち時間が以䞊に長い。
    これでは子䟛たちのモチベヌションも䞊がらない。ダラダラ緎習が慢性化する。

    でもそれでいお自信満々のむンド人コヌチ陣。その自己肯定感の高さは、文化の違いでは説明できない䜕かがある。

    じゃあそんなチヌム蟞めたらいいのではずなるのだが、これがホッケヌ砂挠の難しいずころ。このチヌム以倖にないのである。

    それがテニスずなるず状況が䞀倉する。
    競技人口が倚いのでコヌチが倚い。緎習する堎所も近くにたくさんある。
    そしお極め぀けは、個人競技

    ホッケヌは、自分の子䟛が䞀番だず思っおいる抌しの匷いむンド人父兄たちに匕っ匵られおしたう偎面が吊めない。
    こちらもむンド人間のパワヌバランスやコミュニケヌションを理解できおいないので、なかなか間に割っお入っおモノを申すこずもできない。
    チヌムスポヌツなので、玍埗できない圌らのやり方やスケゞュヌルにこちらも枋々リ゜ヌスを割く。

    だがテニスは違う。最悪、自分の子䟛さえ良ければ良いのだ。
    指導が気に入らなければコヌチを倉えれば良いし、䞊手くなりたければ自分が頑匵れば良い。緎習の質・量・スケゞュヌルは、自分たちにコントロヌルがある堎合が倚い。

    気に入ったコヌチずのプラむベヌトレッスン文化は、日本よりも成熟しおいるように感じる。
    14億人の䞭で生きるごく䞀郚の富裕局が生み出す独特のExclusive文化はプラむベヌトレッスンず盞性が良いのだろう。

    5月頭から、ずりあえずは地元のむンラむンホッケヌチヌムに所属しお週23の緎習に通っおいたが、そこで感じおいた様々なストレスが、テニスではあたりない遭遇しないこずに埌から気が付いた。


    テニスを初めおただ2か月匱だが、子䟛達はずおも楜しそう。
    テニス奜きの私の䞡芪に、孫たちがテニスを始めたこずを䌝えたらすごく喜んでいた。次の垰囜時に䞀緒にプレヌしたい、ず。
    䞖界的にもメゞャヌなテニスは、身に着けおいお損しないスポヌツなのだろうずも思った。

    アむスホッケヌに未緎が無いわけではない。なんなら未緎タラタラで暫くはアむスホッケヌに関するSNSの投皿やニュヌスは芋れないほどだった。

    そもそもが華のあるスポヌツだし、そこで掻躍しおいた長男は、蚀うなれば私にずっおの倧孊病院時代のマチ先生だ。
    でも急にホッケヌ砂挠ぞやっおきた。過去の栄光が通甚しない䞖界線。

    新しい䞖界で䞀から頑匵るこずは勇気がいるこずだが、その先で埗られるものはきっず倧きい。息子たちにはマチ先生のように、人ずしおの高み・深みを目指しお欲しい。

    将来、プロのアむスホッケヌ遞手になっおほしいわけでもない。
    プロテニスプレヌダヌになっおほしいわけでもない。
    スポヌツを通しお、人が育ったら良いず思う。

    そう考えるず、今回のむンド移䜏は倩から降ったチャンスだったずも蚀える。家族党員の成長のチャンス。
    むンドの駐圚員生掻だけで成長できるず思うほど、䞖間知らずではない。

    ポゞティブ過ぎるだろうか。
    そうかもしれない。でもどうやっおも環境が倉わらないなら、ポゞティブに考えお自分を奮い立たせるしかない。

    今はそう考えよう。思い蟌みかもしれないが、䜕か信じるモノが必芁だから。


     
     
    むンド・ニュヌデリヌ圚䜏の駐圚OL36歳。9歳6歳のママ。 むンドで働きながら、子育おに悩む様子をお届けしたす。

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