
光の海から#13もうひとつの物語あとがき
輝いていい
小説『光の海から』
を書き終えたあとも、
私の中には、
もうひとつの物語
が残っていました。
それが、サラの物語です。
この物語を書きながら、
ずっと考えていたことがあります。
なぜ、喜べない人がいるのか。
嬉しいのに、
嬉しそうに見えない。
幸せなのに、
どこかで止まってしまう。
光りそうになると、
引き戻してしまう。
これは、
意志の弱さでも、
性格の問題でもないと
思っています。
スピリチュアルな世界では、
こんな話があります。
レムリアという古代の文明が
終わるとき。
失われていく世界の中で、
天空族と呼ばれる
高次の存在たちは、
レムリア人の魂に、
青い石のエネルギーを
託したと言われています。
それは、
遠い未来の地球で、
再び自分の光を
思い出すための
道しるべでした。
その青い石のエネルギーは、
喜びや幸せに触れるたび、
静かに光を放つと
言われています。
でも、その後の時代——
アトランティスと
呼ばれる文明で——
その光を持つ人々は、
高い感受性や直感力を
持っていたと言われています。
そして、その力は
時代の権力や欲望の中で、
利用されようとした
とも伝えられています。
だから、
光らないように生きた。
喜ばない。
楽しまない。
感情を出さない。
目立たない。
自分を隠す。
その記憶が、
魂の深いところに刻まれて、
今もなお影響していると
言われています。
日本には、
レムリアや
アトランティス由来の魂が
多く転生してきていると聞きます。
日本人の奥ゆかしさや
謙虚さ。
自分を抑える気質にも、
その記憶が影響している
のかもしれません。
実は、
兄のことを
思い出すことがあります。
兄はとても繊細な人でした。
月を見上げるのが好きで、
陰陽や宇宙の話を
よくしていました。
幸せになっていいはずなのに、
どこかで自分を許せない
ようなところもありました。
あまりにも繊細すぎて、
この世界を生きることが
苦しかったのかもしれません。
だから私は時々思うのです。
私たちの中には、
理由のわからない
ブレーキのようなものが
あるのではないか、と。
そして、
それは決して特別なことではなく、
誰の中にもあるもの
なのかもしれません。
でも——
この話を読んだとき、
胸の奥が、
少しでもざわっとした
人がいるとしたら。
それはきっと、
あなたの中にも、
何か思い出そうとしている
記憶があるからなのかもしれません。
レムリアの記憶を
取り戻すとは、
特別な力を取り戻すこと
ではありません。
「嬉しい」
「楽しい」
「美しい」
と感じる心を、
もう一度、
自分に許すこと。
そして、
光だけではなく、
影も含めて、
自分自身を受け入れていくこと。
レムリアが善で、
アトランティスが悪、
ということでもありません。
レムリアは、
直感や調和、
愛やつながりを大切にする世界。
一方でアトランティスは、
知識や技術、
発展や創造の力を
象徴する世界でした。
たとえるなら、
レムリアは女性性。
アトランティスは男性性。
あるいは、
右脳と左脳のような
関係です。
どちらが優れている
ということではなく、
本来はどちらも
必要なものでした。
科学と精神性。
技術と調和。
陽と陰。
愛と知恵。
感性と行動。
どちらか一方ではなく、
その両方を
自分の中で統合していくこと。
それが、
これからの時代に
求められていること
なのかもしれません。
そして、もうひとつ。
私たちは、
幸せになってもいい。
この世界を楽しんでもいい。
それは、
わがままなことでも、
誰かを傷つけることでもありません。
悲しみもある。
苦しみもある。
思い通りにならないこともある。
それでもなお、
美しいものを美しいと感じ、
嬉しいことに心を開き、
人生を味わうために、
私たちは生まれてきた
のかもしれません。
今、
あなたがこの物語を
読んでいるということは——
もしかしたら、
あなたも何かを
思い出そうとしている
のかもしれない。
あなたの光は、
誰かに見つかるための
ものではなく、
誰かを照らすための
ものでもなく、
ただ、
あなたがあなたとして
生きている証です。
輝いていいのです。
もしこの物語が、
あなた自身の中にある
光を思い出すきっかけ
になったなら、
これ以上嬉しいことはありません。
最後までありがとうございました。
Lemurian Mermaid
最後までお読みいただきありがとうございます。
創作大賞2026に応募しています。
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嬉しいです❤️