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Photo byturbo1019

【ピリカ文庫】箱の䞭玄2300字

    りみっず

    倏䌑み最埌のむベントは、町内のお祭り。倕暮れの颚にのり、倪錓や笛の音が聞こえる。宿題も自由研究も無事に終わらせたし、早めの倕飯を食べたら、お祭りに出かけよう。

    僕は匟のヒロトを連れお出かけた。ヒロトはスヌパヌボヌルすくいに倢䞭で、倧きくおキラキラした奎がどうしおも欲しくお、3回もやったが取れず泣き出す始末。お店のお兄さんがサヌビスで1個だけキラキラボヌルを入れおくれた。

    そんなお祭りで、ピンク色の綿あめを食べながら友だちず歩くノンちゃんを芋かけた。金魚の济衣が、ずおも可愛くお䌌合っおいた ず思うのに、目が合ったら「今日、私ず䌚ったこず忘れお」ず、突然怒りだした。なんでだろうたぁ、いいや。僕は焌きそばを食べに行くぞ。

    ◇

    お祭りで、アキトくんに䌚った。いいお兄ちゃんしおいるのが芋られおラッキヌ䌚えるっおわかっおいたら、もっず可愛くしお来たのに。それにしおも、綿あめ食べ歩きしおいる姿を芋られお倧倱敗だわ。「デカい口あけお食っおたな。」ずか思ったんだろうな。忘れおくれたら良いのに  友だちのケむちゃんたちには悪いけれど、もう垰ろう。

    ◇

    匟は、欲しかったスヌパヌボヌルを手に入れ、ラムネも飲めお満足したようだ。僕は焌きそばずラムネず 食い物ばかりだ射的をしようかな。ヒロトに1回やらせお、自分も倖した ず思ったけれど、小さな箱が萜ちた。「はい、景品。おめでずう。」お店のおじさんから箱をもらった。

    箱の䞭には、ピンク色のダむダモンドが぀いた小さな指茪が入っおいた。僕にもヒロトにも甚はないし、お母さんぞのお土産にしおも、お母さんの指には入らなさそう。ふず、ノンちゃんを思い出した。さっき䌚った時、䜕故か怒っおいた。知らないうちに嫌なこずをしおいたのかも。これを枡したら、蚱しおくれるかな。それに、きっず䌌合う気がする。ニコニコ笑うノンちゃんが芋たいな ずも思った。探したけれど、もう垰ったず友だちが蚀っおいた。

    ◇

    2孊期が始たっお、垭替えがあった。私は窓偎の埌ろの方。隣の垭だったアキトくんは教壇の前から3番目になった。垭が離れお寂しいな。この前のお祭りの時にしゃべったアレが最埌みたいで、䜙蚈寂しい。窓から芋える花壇の花も、ずいぶんしおれお私みたいに芋える。こんな姿の私じゃダメだな。元気出さなきゃ

    ◇

    僕はノンちゃんにお祭りの指茪を枡そうず思ったけれど、なかなか蚀い出せなかった。垭も離れおしたっお、䜙蚈声をかけにくくなった。それに、孊校にそういうものを持っおきたらダメだ。あの時、䜕に怒っおいたのだろう。やっぱり、聞いおみよう。

    ◇

    窓の䞋の花壇には、コスモスや萩の花が少しず぀咲き始めおいる。オシロむバナもただ咲き残っおいた。私は倏䌑みに、自宅の庭にも咲くその花をパラシュヌトにしたり蜜を吞ったり、花びらの汁でマニキュア代わりにしたりしお遊んでいた。今なら、皮を割っおお化粧ごっこもできそう。埌でケむちゃんたちず花壇ぞ行こうかな 

    えっアキトくんが私を呌んでいるっお䜕で

    ◇

    僕は「䜕か悪いこずしたならごめんね。でも、䜕に怒っおいるのかわかんなくお  」ず聞くので粟䞀杯だった。ノンちゃんは「気にしなくお良いよ。」ず蚀うばかり。

    廊䞋の片隅で二人でボ゜ボ゜話しおいたら、みんなが「どうしたの」ず心配する。ノンちゃんも困っおいる。僕は䞊手く喋れなかった時のためのメモをパッず枡しお「じゃあ 」ず別れた。読んで 来おくれるかな。

    ◇

    ケむちゃんたちから「アキトくんから、たさかの告癜」ず聞かれたけれど、「党然違う。」そう答えお真っ赀になった。「花壇に行っお、オシロむバナの皮を集めよう」無理矢理、話を倉えた。

    ポケットに抌し蟌んだメモは、家に垰っおから広げお読んだ。

      9/10土の3時に䞉角公園

    ◇

    僕は折り玙で䜜った袋に指茪を入れ、䞉角公園ぞ向かった。匟のヒロトが「僕も行きたい」ず蚀っおいたけれど「埌でな。」ず眮いおきた。

    公園に着くず、孊校では芋ない髪型のノンちゃんが埅っおいた。可愛いな  ず思った。

    ◇

    「早いね。埅った」
    「ううん、さっき着いたばかり。今日は䜕」
    「僕、ちゃんず謝ろうず思っおさ。で、お詫びも持っおきたんだけど 」
    「お祭りの日のこずなら、本圓にごめん。お詫びなんおいいよ。」
    「でも、僕が济衣姿のノンちゃんが珍しくお、ず〜っず芋おいたのが、嫌だったんじゃないかなず思っお  違うの」
    「ええっ私、綿あめ食べ歩いおいたのを銬鹿にしお眺めおいたのかず思っおた。だから 」
    「なんだ。お祭りで綿あめ食べんのは、普通じゃんそんなこず思わないよ。金魚の济衣が䌌合っおいるなぁず思っお芋おいたんだ。本圓だよ。」
    「济衣、 䌌合っおいた」
    「うん。ずっおも」
    「ごめんね。りフフ  私、勘違いしおた。」
    「良かった。嫌われおなくお」
    「え〜っ嫌いになんかなっおないよ。私も、アキトくんに嫌われおなくお良かった」
    「じゃあ、仲盎りのしるしで  コレ、あげる。」
    「䜕  」

    ◇

    「ねぇ、パパずママっお、ず〜〜っず前はお友だちだったんでしょどうしお結婚したの」

    「䜕ででしょうね。」

    ママは「りフフ 」ず笑っおパパを芋おいた。

    ママの宝石箱の䞭に、あの日の小さな指茪が入っおいるこずをパパは知らない。

    パパの名刺入れの底の色耪せた折り玙が、指茪を入れおいた袋だったこずは誰も知らない。


    ◇◇◇ 了 ◇◇◇ 

    noteの䞖界に入り、玄䞀幎半。初めお『䟝頌を受けお曞く』ずいうこずにチャレンゞしたした。それたでは、気の向いた時に気の向いたこずを曞く そんな日々でした。䌁画モノでお題があるず、頭の䜓操のような感じで参加したり、良い気分転換みたいに思っお投皿しおいたした。

    しかし、今回は自分の気分で曞くのではなく、䟝頌されたもので、テヌマず〆切もありたす。おたけに、目の肥えた読者さたがたくさんいらっしゃる『ピリカ文庫』ですどうしたしょう ずも思いたしたが、『冬ピリカ』『倏ピリカ』で賞をいただいたので、ご恩返し ずいうか、期埅には応えたいじゃないですか応えられおいるかはずもかくずしお

    今回のテヌマは「秘密」。パッず頭に浮かんだのは秘密基地なんですが、別の機䌚に秘密基地のこず曞いたこずがあったので  かず蚀っお、秘密の銙りがプンプンのスリルずサスペンスの物語は曞けないし 曞こうず努力もしない、秘密の恋心で、ドキドキキュンキュンするようなお話ずなりたした。ハッピヌ゚ンドが倧奜きです。ちょっず少女挫画の䞖界かしら。

    秋の倜長に、軜い気持ちで読んで楜しんでいただけたら ず思いたす。

    ピリカさん、楜しく曞かせおいただきたした。ありがずうございたす。2000字をオヌバヌしおしたいたしたが、お蚱しください。

    #ピリカ文庫
    #創䜜

     
     
     
    囲碁・テニスが奜きな旊那ず二人暮らしの挫画・手芞等倧奜きなおばさん ※ 4/1 だけアむコンがメガネ👓仕様ずなる予定゚むプリルフヌル䌁画䟿乗

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