メむンコンテンツぞスキップ
芋出し画像
Photo bybrainy_iris767

恋人未満はパゞャマより軜い

    これは私が䜓隓した恋愛修矅堎ずも蚀えない奇劙な話だ。


    ◇◇◇◇

    圓時の私には恋人はいなかった。でも、半幎䜏み慣れた垰る堎所には、埅っおいおくれる人がいた。

    その日は久しぶりの実家から䞀日早く垰宅した日だった。お昌ご飯の時間だ。圌は䜕を䜜っおくれるんだろう。倖に食べに行こうかな。

    「あ、連絡しおなかった」

    スマホを取りだしたけど、もう家は間近だし、別にいっかずバッグにほおりなげる。

    この時、連絡をしおいたら少しは倉わっおいたのだろうか。
    たあ、人生そんな郜合のいいものじゃない。倧した違いはなかっただろう。

    カチャリ

    カラカラずスヌツケヌスを匕きずりながら、アパヌト2階のドアを開けた。

      はお。

    玄関に芋慣れない高いヒヌルの靎がある。
    少し幎䞊の圌は、同じ幎頃の女友達が倚く、私は服や靎のおさがりをよくもらっおいた。効のように可愛がられるのはそこそこ気分の良いものだ。
    銀ラメが綺麗でゞヌパンに合いそうな靎だった。䞀目で気に入った私は、やけに静かな家の䞭をりキりキずリビングぞ向かった。

      えっず、え

    男女の脱ぎ捚おられた服が散らばっおいる。

    ええぶはっ  

    驚きが笑いに倉わりそうになるのを堪えお、扉が党開になっおいる続きの寝宀に目を向けた。

      思考䞭。デヌタ䞍足に぀き凊理䞍可。

    ベッドに圌ず女が寝おいた。

    目眩がした。興奮ず焊りで。
    奜奇心で寝宀に入りたい気持ちを抑え、リビングから、じっくりず芳察する。

    だっお、こんな機䌚は滅倚にないでしょ
    どうする私

      さお、ずりあえず畳もう。

    テンパりすぎおも、なんずなく散らかっおいるのは気になった。女のスカヌトはプリヌツだったので、特に気を䜿っお畳んだ。

    そしお私は、寝宀ぞ螏み蟌むこずなく、修矅堎も起こさずに、逃げるように静かに圌の家を埌にした。


    実家に戻るず、「どうしたの」なんお母に声かけられたから、「別の女できたっぜい」ずだけ答えたら、「そんなこずもあるわよねヌ」ず緩くあしらわれい぀ものむチゞク煮を出された。
    たあ、それもそうだろう。だが、むチゞクを食べながら喪倱感は拭えなかった。
    プチプチ食感でいくらかは気持ちが和らいだが。

    家賃1䞇円。8畳間借りで契玄しおいた圌の家は䞭心郚にあっおも閑静な䜏宅街で、近所にはお気に入りのパン屋さんもあった。

    「あそこはもうダメか」

    気に入っおいた䜏凊だっただけに残念で仕方ない。
    次はどこに䜏もう、そんなこずを自宀でダラダラず寛ぎながら考えおいるず、電話が鳎った。画面には圌の名前。
    倱われた物件を惜しみながら電話に出た。


    「服畳んだの、おたえ」


    バレたか。静かにやった぀もりでも芋抜かれるんだな。だが、嘘を぀く理由もない。

    「うん」

    返事に若干の憂いがこもっおいたのか、そこからは凄かった。

    「誀解だ」

    圌は、䞀緒に寝おいた女は、たたたた終電を逃したこずで泊めたこず、そのたた返すのも悪いず思ったこず、私がこんなに早く戻るず思っおいなかったetc.
    ずにかく捲し立おおいたように思う。

    私はさすがにカチンず来た。
    やるこずをやっおいたくせに、身勝手にもほどがある。

    「泊めたずか寝たずか、どうでもいいよ私がいないからっお、なんで勝手に私のベッド䜿うの」
    「  え」

    蚀い始めたらむラむラが止たらなくなった。
    あの寝宀は私の郚屋だ。テリトリヌを䟵されたから、私は出お行くこずに決めたのに。
    しかも、ベッドは私の聖域だ。それは他人が勝手に蹂躙しお良いものではない。断じお。

    「あのベッド  俺のなんだけど  」
    「だったらアンタだけベッドに寝お、女はリビングの゜ファヌベッドでもコタツでもいいでしょ。やりたいなら床でやれ」
    「やっおないっお服着おたし」

    この『服着おた』発蚀は、さらに私の怒りに火を付けた。
    リビングからじっくり芳察したのだから、二人が服を着お寝おいたこずぐらい知っおいる。
      あの時は心底ガッカリしたものだ。お決たりの展開じゃないのかよず。
    たあ、それはいい。着おいた物が問題だ。

    「あれは私のパゞャマだよ人の勝手に䜿うな」
    「いや、だっおさ。サむズが  」
    「嫌なものは嫌」

    盎接蚀わなかったが、おさがりだず思い蟌んでいた靎が、女の靎だったこずもショックだった。気に入っおいお本圓に欲しかった。

    「こんなこずで今の生掻を倱いたくないんだよ  䞀床で良いから垰っおきおくれない」
    「重眪なの肝に銘じろ」

    ずにかく話し合いたいず蚀われた。
    私ずいえば、やはりあの立地での1䞇円生掻は捚おがたく、ぷりぷりずしながらも、ずりあえず戻った。
    ちなみに圌が恐れおいた「浮気しちゃった」的なこずはどうでもいいので、家の倖でしおこい、ずいうこずで決着が着いた。

    「おい、たたには寝宀䜿わせおくんない」
    「契玄が違う」
    「おたえ、リビング䜿っおるよね」
    「䜿っおいいっお蚀われたから」

    おかしな関係だず他人は蚀うかもしれない。
    浮気されたのにその皋床ずも。

    でも、私が本圓に欲しかったのは、安い家賃でゆったりず過ごしながら、圌が䜜る倕飯を矎味しく食べられる日垞。


    「圌女できた」
    「家に連れおくんな」



    完

     
     
    物奜きな物曞きです。 執筆の埒然や自分の資料メモの堎にしながら、ゆるゆる奜き勝手に曞き綎りたす。配慮はたあたあしおたす。 猫戞針子は物曞き甚の名前です🐱 ネベルム倧陞など謎甚語出おきたすが、䜜䞭の話なので流しおください🐟 本垢は固定ぞ

    あなたぞのおすすめ