『弱いから不安になる』と思い込んでいるあなたへ
夜になると、心がうるさくなる。
昼間はうまく流せていたはずの言葉や出来事が、頭の中で何度も何度も再生される。
「なんであんな言い方されたんだろう」
「私、変だったかな」
「もっとちゃんとできたはずなのに」
昼間は平気な顔をして笑えていたはずなのに、夜になると、急に胸の奥がざわざわしてくる。
でもそれは、不安が“増えた”わけじゃないんです。
ただ、明るい光の下で見えないふりをしていた気持ちが、やっと座れる場所を見つけただけ。
夜は、心が一人になれる時間だから。
私は、不安を消そうとしていた。
以前の私は、この時間が来るたびに焦っていました。
考えないようにしよう。
早く寝よう。
無理にでもポジティブなことを考えよう。
でも、消そうとすればするほど、不安はより強く主張してきました。
まるで「ここにいるよ」「まだ話を聞いてもらってないよ」と、袖を引く子供のように。
私はずっと、この「ざわつき」の正体が知りたくて、自分の心と向き合い続けました。
苦しくて、逃げ出したくなる夜も何度もありました。
自分を深く掘り下げて、これまでの自分を何度も振り返って、ようやく、ようやく一つの答えに辿り着いたのです。
「不安って、私を困らせたいんじゃなくて、私に気づいてほしかっただけだったんだ」
無理をしていたこと。
我慢していた違和感。
本当は悲しかった出来事。
それを昼間はぐっと飲み込んで、夜になってから一人で吐き出していただけだったのです。
不安は、敵じゃなかった
もし今、あなたが夜になるたびに心がざわついているのなら。
これだけは忘れないでください。
それは、あなたが弱いからじゃない。
あなたの心があなた自身を感じる力が、ちゃんと残っている証拠です。
そして、不安はあなたを壊すためじゃなく、あなたを守るために現れていることもあります。
「これ以上、傷つかないで」
「本当の気持ちを置き去りにしないで」
不安は、あなたをこれ以上壊さないために必死に鳴っている、優しい警報器のようなもの。
昨日の私がそうだったように、あなたの中の不安も、あなたを必死に守ろうとしているのかもしれません。
夜の不安との、やさしい付き合い方
私はもう、不安を黙らせようとはしません。
代わりに、こう声をかけるようにしています。
「そっか、今日も一日頑張ったね」
「今なら、ゆっくり聞けるよ」
ノートに書き出す日もあるし、ただ胸に手を当てて深呼吸するだけの日もあります。
それだけで、不思議と不安は少しずつ静かになっていきます。
消えなくてもいい。追い払わなくてもいい。
やさしく扱われると、不安はもう暴れなくなるから。
今夜、もし心がざわついたら。
「ダメな自分」を責める代わりに、「私を守ろうとしてくれてるんだね」と、ほんの少しだけ自分を労ってあげてください。
今日も一日、ほんとによく頑張りましたね。
私の記事に出会ってくれてありがとう。
