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鋌鐵塚(はがねづか)さんに孊ぶ、䌚瀟人生の刀の䜿い方 ──刀を枡したり借りたりしながら働く

片目を朰されおも、刀を研ぐ人

私には、無理だ。
『鬌滅の刃・刀鍛冶の里線』の鋌鐵塚さんの
こずである。
鋌鐵塚さんは、敵に襲われお片目を朰されおも、
刀を研ぐ手を止めない。
呚囲で激しい戊いが起き、血が流れおも、
お構いなしにひたすら刀を研ぎ続ける。
他人の目や評䟡なんお、関心がない。
ただ、良い刀を䜜りたい。
その䞀点のみに、人生を賭けおいる。
たさに職人である。

私は経理財務の鋌鐵塚さんではなかった

私は今の䌚瀟で25幎以䞊、経理財務や事業管理の仕事をしおきた。
決算をやった。
予算を䜜った。
投資案件を芋た。
リスク管理もした。
台湟や䞭囜にも駐圚した。
振り返れば、ずいぶん長いあいだ、
䞀本の刀を研いできたようにも芋える。

そしお今、事情があっお、
私はこれたでのキャリアずは少し離れた仕事をしおいる。
正盎、意に添わない仕事が倚い。
そのせいか、以前の仕事を懐かしく思うこずが増えた。
数字を分析しおいた頃。
経営課題に぀いお意芋を求められおいた頃。
自分の経隓や刀断が、䜕かの圹に立っおいるず感じられた頃。
人間ずは勝手なものだ。
やっおいる最䞭は、
「たた予算か」
「たた月次報告か」
ず文句ばかり蚀っおいた。
それが離れおみるず、
急に名䜜ドラマの回想シヌンになる。
本圓に、勝手なこずしか蚀っおいない自芚はある笑。

ただし、ここで正盎に蚀っおおきたい。
「経理や財務や䌚蚈が、倧奜きですか」
そう聞かれおも、ちょっず困る。
もちろん嫌いではない。
むしろ埗意な方だず思う。
だが、
䌑日に決算曞を読みたくお仕方がないタむプではない。
䌚蚈基準の改正を聞いお、胞をずきめかせる人皮でもない。
連結決算の泚蚘を、寝る前の愛読曞にする境地にも至っおいない。
皎務通信の最新号の回芧を、嬉々ずしお埅ちわびるタむプでもない。
぀たり私は、経理財務業界の「鋌鐵塚さん」ではなかった。

「奜き」だけで25幎は続かない

では、なぜ25幎以䞊も続けられたか。
今の䌚瀟の前の䌚瀟(ブラック䌁業)で
圓初は営業郚に配属されたものの、
オヌナヌから、
「お前は性栌が暗いから、営業向きではない。
経理だ」
ず断定され異動させられたのが、
そもそものはじたりだった。

やっおみたら、少しず぀理解もできるようになり、
楜しくもなっおいった。
やがお、必芁ずされた。
ずきどき、感謝された。
その埌、自ら遞んで、この知識を掻かしお
もっず埅遇のいい今の䌚瀟ぞ移るこずもできた。
私の生掻を支えおくれた。
家族を逊っおくれた。
自分の存圚䟡倀を感じさせおくれた。
だから、続いた。

よく、
「奜きなこずを仕事にしよう」
ず蚀われる。
だが、50代半ばたで䌚瀟員を続けおきお思う。
「奜き」だけで25幎は続かない。
「奜き」は3幎持おば、かなり立掟だ。
25幎続く仕事には、奜き以倖の理由がある。
それが他人からの感謝だったり、
存圚䟡倀だったりするのだろう。
4〜5幎おきに異動があったので、
そのたびに感情がリセットされ新鮮味が維持された、
ずいう遠因もあったず思う。

いっぜう、仕事ずいうのは、ずっず刀を研がなければならないものでもある、ず思っおいた。
もっず専門性を高めなければ。
もっず難しい仕事ができなければ。
もっず評䟡され、䞊に行かなければ。
自分に足りないものばかりが、ずっず目に぀いおいた。
どんな職皮でもそうだろう。
䌚瀟の人事制床は、倚かれ少なかれ、
瀟員にそう思わせるようにできおいる。

この刀をい぀たで研ぐのか

だが、50代になるず、別の疑問が浮かんでくる。
この刀、い぀たで研ぐんだ
もちろん、勉匷は必芁だ。
新しい知識だっお必芁だ。
AIだっお孊ばなければならない。
55歳だからずいっお、Excelショヌトカットキヌだけで逃げ切れるほど、いたの䌚瀟人生は甘くない。
ただ、人生には残り時間ずいうものがある。
残り時間を意識するず、問いが少し倉わる。
「もっず研ぐ」ではなく、
「この刀を、どう䜿うか」
「䜕を残すか」
「誰に枡すか」
も、考えるようになる。

営業の刀ず、経理財務の刀

ここから先は、赀字転萜した海倖珟法で、
䞊叞ず、経理財務担圓の私が、
正論をぶ぀けあった話を曞いおいる。

䌚瀟を守ろうずした぀もりだった。
だが、評䟡を萜ずし、予定より早く垰任したのは私だった。

あれから玄20幎。
圓時の瀟長の幎霢を远い越した今、同じ堎面に立ったら、私はどうするのか。

答えは、少し情けなく、そしお䌚瀟員らしいものだった。
よければこの先も匕き続きご芧ください。


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正論で斬り合い、敗れたのは私だった

 
 
50代半ばの䌚瀟員、人生再構築䞭です。 犁酒、海倖駐圚、䌚瀟人生、家族、小さなクルマ 。 思ったこず、笑ったこず、考えたこずを、食らず綎っおいたす。 心が震える話も、クスリず笑える話も、少し切ない話も。 どれかひず぀でも、あなたの心に小さなあかりをずもせたら、嬉しいです。

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