
あめの日の残像|夜明けよ|【エッセイ】日常のスベッたコロンだ
学校に遅刻しそうに2度なってしまった。
両方とも、雨の日だったから、雨だとバスが遅れてギリギリになることにやっと気づきました。
1本前のバスにしようとしたら40分も前に家を出なくてはならなくなった。
バスの本数が少ないからです。
遅れるよりましと、私は1本前のバスに乗りました。バスの座席に座り、周りの人に傘が当たらないように傘の布をまとめる。さて駅に着いたら25分くらい空きができてしまいます。
『どうしよう』
お勤めしてた時みたいに、駅のホームで時間合わせとはいかない。電車に乗らないから。
久しぶりにMacに行こう。そう思いました。
これから雨の日はこういう行動をとるのだから、今日Macがこの時間でも開いているか確かめるのも悪くない。私はそう思いました。
『レモンティーか』
元彼をふと思い出しました。
元彼には別れた今でも、仲が良い元奥さんの存在があった。
元彼は彼が通勤しない日に冬の寒い中、駅のホームのベンチで私が一人でいるのは寒かろうと、マックへ行く事をススメてくれた。
そんな時私はいつもレモンティーを飲んでいました。
そして彼はいつも問いかける。
「今日もレモンティー?」
多分もう許してる。
頭の中でたくさん文句言っているけど
それは残像に言っているのだと思う。
だって、あの人のお陰だったこと
たくさんあるのだもの。
思い返すと、私にくれた言葉は今頃、
「そういう意味だったか」
と思う。
私の事何にも見てないような気がしてたけど
私なんてどうだっていいと思っていると思ってたけど
よく見ていたんだと思う。
今、自己分析の本を読みながら
私のこと言い当てていたと
いまさらながら気づいた。
そして頭の中にこんな言葉が浮かんだ
「あなたがパパ
私がママになりたかったのに
よその女の人を
ママと呼ぶのでは
無理だったのよ」
ああ、そうか。
一言で言うなら
こういうことか。
そう思ったら、心が透明になった。
Macでレモンティーを飲む。
あの頃は「ホット」だった。
季節は進み
今アイスレモンティーを飲んでいる。
紙コップの中の氷は飲むたびにカラリと音を立てて
私のこころの中のように涼し気だった。