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lovely(iina)|日常のスベッたコロンだ


     この時代に生きてきて、今、訃報が届いたら
    「ああ、私の生きた時代が一つ終わったな」
    と思うだろうなと思う人が何人かいます。

     あまりに失礼だから言いませんけれども、その方たちの訃報が届くのが嫌だなと思っています。

     いえ、かなり怯えています。

     それはかなり前から思っている事で若い頃に……だから、何十年前だ?まあ、いいや、若い頃にすでに思っていましたがその方未だに元気です。

     良かった良かったです。

     そのくせ、その方の事を追いかけているかというといないのですよ。

     その面倒くささ加減が私だなと思います。

     その逆があったらいいのになぁって思います。

     誰かがあちらの世界に行ってしまったことしかニュースにならないじゃないですか。

     ナザレのイエスみたいに生まれたことがニュースになる。

     ってあったらいいと思いません?

     何十年か後に有名な歌手になるそんな人が生まれたとき、ニュースになるの。

    「きょう未明、歌手になってめちゃめちゃいい曲を作る予定のA山B郎が生まれました」

    「え?そうなんだ歌手が今日生まれたんだ!」
     ってなるじゃないですか。

     それで、刻一刻とその人が大人になっていくのをパパラッチが追いかける。やがて、その人が歌手になって液晶画面の中で誇らしげに歌う姿を私達が見る。

     何か、いいと思いません?

     そういうニュースないかなってなんか思うんです。

     パンダが生まれたっていうニュースはあったけれどね。

     そうじゃなくて、人間バージョンで。

     あったら楽しいのになぁ。



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    2026年4月から2年間という活動期間を定め静かな生活を通してエッセイを書いていきます。テーマは記憶や人間関係、心の揺れ、大人の恋愛です。世界がシンプルなものだと分かりたくて文章を書いています。

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