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カタツムリ小さいな|【詩】詩の森|まるさんといっしょ


例えば

真実の声に近いものがある


『小さいな』


こころの中から一言漏れた言葉がある

一言

最初に思うその一言は

自分の真ん中の言葉のような気がする


言葉を連ねるよりも

もっと自分の本当に近いような気が

いつもしている


『”小さいな”……。なんだろう』


カタツムリの小さい子がいる


私は何だっていって「小さい」ことに

今更ながら目をとめたのだろう


私は生き物に愛情というものを感じずらい

だけれどもカタツムリをお世話する内に

「愛情」に似たものがあることに気付いていた


キャベツの上に乗って

ひたすら

目を伸ばし

口をモゴモゴと動かしている


その姿を「小さい」の言葉と共に見ていると

「生命」とか「尊い」とか

きっと人はそんな風に言うのかもしれない


よくわからず

その言葉が今の自分にそぐわないことだけが分り


小ささを

動かす口を

ただじっと見ていたくなった



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