メインコンテンツへスキップ
見出し画像

帰れるかもしれない|【詩】詩の森



    以前道に迷ったことがある

    仕方ないので

    バスの運転手に

    道を聞いた


    ローカルだから良いかと思った


    駅は

    そこから

    そう遠くないところにあった


    「どこに行くのですか?大丈夫ですか?」

    と聞くので

    「ええ。駅に着きさえすれば

    行きたい駅にはつながっているものだから」

    私がそう言うと

    バスの運転手は

    パッと笑った


    私がいた


    ありとあらゆる地点の

    「今」という駅の

    「プラットホーム」に


    私はある日

    「迷い人」として

    プラットホームに立った


    列車が

    プラットホームに着いた


    私は路線図を見て

    次の駅を確かめた


    そして

    自分にとっての「最寄り駅」がわかったので

    その方向の列車に乗った


    道に迷ってしまったから

    私は自分のいるべき場所へ

    行かなくてはいけなかった


    今私は

    どこにいて

    「最寄り駅」の方向にどのくらい

    近づいたのだろう


    多少不安でも

    線路はあるのだし

    「こっち方面」

    といっているのだし

    信じるしかない


    いつか

    いつの日か

    「最寄り駅」で

    その駅の風景を見て

    安堵するかもしれない


    そして

    家路について

    一杯の

    コーヒーが飲みたい



    詩の森回遊ツアーへ

    ゆみれもんてぃーの世界案内(目次)へ


    English Version:
    🌐I Might Be Able to Go Home | Forest of Poetry

     
     
     
    2026年4月から2年間という活動期間を定め静かな生活を通してエッセイを書いていきます。テーマは記憶や人間関係、心の揺れ、大人の恋愛です。世界がシンプルなものだと分かりたくて文章を書いています。

    あなたへのおすすめ