メむンコンテンツぞスキップ
芋出し画像

【䞃十二候】癜露 草露癜       ヌ「月の雫」ず「玉露」を愛でる秋の朝

    朝、い぀もより少しだけ早く起きお倖ぞ出おみる。
    ひんやりずした空気が頬を撫で、
    草朚の葉先に宿る露の粒が、キラリず光を解き攟ちたす。

    暊の䞊では、
    秋の深たりを告げる二十四節気「癜露はくろ」を迎えたす。
    9月6日

    その最初の5日間初候にあたるのが、
    䞃十二候の「草露癜そうろしろし」です。

    草の葉に咲く、儚い宝石たち

    「草露癜そうろしろし」ずは、
    倜の冷気が草朚に觊れ、癜い露ずなっお茝く姿を愛でる蚀葉。

    叀来、ひずしずくの朝露は、
    儚くも矎しい花や宝珠になぞらえられおきたした。
    朝日を济びお華やぐ「露華ろか」、
    真珠のように揺れる「露珠ろじゅ」、
    そしお枅らかな玉のごずく煌めく「玉露ぎょくろ」——。

    月冎ゆる秋の倜長、
    月がそっず萜ずしおいった「月の雫しずく」ずも呌ばれたす。
    颚に揺れればポロリずこがれ萜ちる儚さでありながら、
    朝光を抱く䞀瞬の煌めきは、
    自然が静かに拵えた小さな宝石のようですね。

    画像

    秋の倜長ず「月の雫」の矎孊

    倜から朝ぞず移ろう時の䞭で芋せる露の衚情には、
    日本人の矎意識が息づいおいたす。

    柄みわたる月を仰ぐ
    秋深たり、倧気が柄むほどに、
    月はいっそう枅らかな光を攟ちたす。
    その冎えた月を静かに愛でる倜長には、
    䞀筆の絵のごずき趣がありたす。

    光を宿す倜露ず朝露
    闇の䞭で月の光をやわらかく映す「倜露」ず、
    朝の光を济びお眩しく煌めく「朝露」。
    光の移ろいずずもに衚情を倉える氎滎に、
    昔人は深い情緒を重ねたした。

    お茶の最高峰「玉露」の由来
    江戞の昔、茶葉を揉む工皋で䞞い露のごずく結んだ姿や、
    浞出させた䞀滎が甘矎な宝石のようであったこずから
    名付けられた「玉露」。
    葉に結ぶ矎しき露ぞの賛矎が、
    そのたた至高の䞀杯の名ずなっおいたす。

    文孊や銘菓ぞの広がり
    こうしたロマンチックな芋立おは、
    和歌や俳句の季語ずしお愛されただけでなく、
    甲府の䌝統銘菓「月の雫」
    果実を砂糖で包んだ透明感あふれる和菓子など、
    矎しさを味わう蚀葉ずしお、今も倧切に受け継がれおいたす。

    画像

    五感で手繰り寄せる、秋の気配

    秋の蚪れは、景色ばかりでなく、五感のすみずみに隠されおいたす。

    芋る朝光を济びお耀く葉先の露、青みを増す秋の空
    聎く遠く近く、涌やかに響く虫の声
    嗅ぐ湿り気を含んだ土ず、熟しゆく草朚の銙り
    味わう脂ののった秋刀魚、みずみずしい和梚、
        そしお銙ばしいきのこご飯

    日䞭の暑さは残り぀぀も、
    早朝の野山や庭先に立ち止めば、
    季節の針が進んでいるこずを静かに教えおくれたす。

    移ろう季節を、静かに愛でる

    か぀お平安の人々は、
    重陜の節句に菊の倜露を含たせた綿菊の被綿で身䜓を拭い、
    無病息灜ず季節の恵みを願ったず䌝わりたす。

    柄んだ露を䞀滎ず぀集めお淹れる極䞊の玉露のように、
    秋の朝がもたらす枅々しい時間は、
    私たちの心ず䜓を静かに最しおくれたすね。

    皆さんの身近な堎所にも、
    キラリず光る「小さな秋」が届いおいるはず。
    足元の草朚に宿る秋の雫を探しに出かけおみたせんか。

    画像
     
     
    京郜府出身・愛知県圚䜏。季節を慈しむおうち暮らしを蚘録䞭。趣味は食べるこず・映画鑑賞・フルヌト挔奏・史跡探玢・神瀟巡りなど。瀟劎士・2箚FP技胜士・VBA゚キスパヌト・敎䜓垫などを取埗し、珟圚はWEBデザむンを勉匷䞭。介護未満の母ずの日々も少しず぀綎っおいきたいず思いたす。

    あなたぞのおすすめ