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「ベージュ・ベイビー」を知っていますか?親の「好き」と子供の「好き」のあいだで



子供服やおもちゃのお店でお買いものをしているとき、自分の買い物かごを見て「あれ?」と思ったことはありませんか?

手にとっているのは、グレーやベージュ、落ち着いたアースカラーばかり。気づけば自分の好みがそのまま子供のクローゼットになっていた……なんてこと、きっと珍しくないですよね🌿

SNSを開けば、洗練されたインテリアになじむ木製のおもちゃや、くすみカラーで統一されたシックなキッズコーデがたくさん流れてきます。「生活感のない、丁寧でおしゃれな育児」にはとっても憧れますよね✨ 

でも最近、この「おしゃれな育児」の裏側に潜む子供の心や発達への影響について、世界中でさまざまな議論が巻き起こっています。

今回は、海外SNSで話題になった「ベージュ・ベイビー」という言葉をきっかけに、子供の持ち物の制限や「親のエゴ」について少し深掘りして考えてみたいと思います💭


1. 海外で話題の「ベージュ・ベイビー(Beige Baby)」とは?

「ベージュ・ベイビー(Beige Baby)」という言葉を聞いたことがありますか?👶
これは主にTikTokやInstagramなどの海外SNSで広がった表現で、アースカラーや木製玩具だけで空間や服を統一する育児スタイルに対する、少し皮肉の効いた批判的なスラングです。
背景にあるのは、「子供の感情や発達上のニーズよりも、親のSNS映えやインテリアの美意識が優先されていないか?」という疑問の声。

もちろん、親にとっても「原色の情報量が多いと疲れてしまう」「落ち着いた空間で育児ストレスを減らしたい」という切実な思いや事情があります。悪意があってやっているわけではないからこそ、とても難しい問題なのです😖 


2. なぜ子供のおもちゃは派手なの?〜赤ちゃんが見ている世界〜

そもそも、なぜ子供のおもちゃや服には赤や黄色といったカラフルなものが多いのでしょうか?

実は、生まれたばかりの赤ちゃんは色彩のなかで原色が認識しやすいと言われています。まだ視力が未発達な乳幼児にとって、くすみカラーやパステルカラーなどの淡い色は境界が分かりづらく、識別が難しいためです🌈

つまり、あの賑やかな原色のおもちゃやキャラクターの色使いは、赤ちゃんの視覚の発達や「見たい!」という好奇心を刺激するために、しっかり計算して作られたものでもあります。
そう考えると、大人が好むシックなアースカラーだけで周囲を固めてしまうことは、知らず知らずのうちに赤ちゃんにとって「認識しにくい(世界がボヤけて見える)環境」を作ってしまう可能性も潜んでいるのです。


3. 「キャラ物排除」や「色の強制」が成長に伴い与えるリスク

赤ちゃん期を過ぎ、成長して自我が芽生えてからも親の好み(シックな色やキャラクター排除)を押し付け続けてしまうと、心や社会性の発達面でもいくつかリスクが生じます。

集団生活での「共通言語」を失ってしまう

園や学校では、アニメやキャラクターが子供同士の大切なコミュニケーションツール(共通言語)になります。まったく話題についていけないと、輪に入れず寂しい思いをしてしまうことがあります。

抑圧された反動と歪んだ感情

自分の「好き」を家庭で否定され続けると、「自分が欲しいものを求めるのは悪いことなんだ」と自己否定感を強めてしまいます。その抑圧された気持ちが妬みに変わり、キャラ物を持っているお友達を「そんなのださい!」とけなしてしまう行動につながることも……。

「自分で選ぶ力(自己決定感)」が育ちにくい

服や文房具の色を選ぶ作業は、子供にとって「自分で決める」という大切な小さな成功体験です。すべて親の指示で決まってしまうと、自分の好みがわからなくなってしまうリスクがあります。
家でも親の顔色を伺い、学校でも周りになじめず居場所を失ってしまうと、心のエネルギーがすり減って不登校などの生きづらさにつながってしまうケースも指摘されています😢


4. 「家庭の方針」と「親のエゴ(過干渉)」の境界線

「じゃあ、シックな色を着せるのは全部ダメなの?」というと、決してそういうわけではありません🌸

乳幼児期(自分で選べない時期)

親が管理しやすさや好みで落ち着いた色を選ぶのは、まったく問題のない通常の養育範囲です。

子供の意向を尊重できているか

普段はシンプルでも、子供が「これが欲しい!」と言った靴や文房具はキャラクター物にするなど、柔軟に対応できているなら健全な家庭方針です。
問題になるのは、子供が「これがいい!」と意思表示をしているのに、「ダサいから」「家に合わないから」と厳しく叱責したり、拒否して冷たくあしらったりする状態です。これが続いてしまうと、単なる「こだわり」を超えて、子供の個性を尊重しない過度なコントロールになってしまう危険性があります。


5. おわりに 親の美意識から、子供の「好き」へ

親だって一人の人間ですから、自分の好きな世界観や美意識を持つのはとても自然で素敵なことです✨
大切なのは、子供が少しずつ自分の好みや「好き」を持ち始める2〜3歳頃から、「親の好きな色」から「子供が心地よいと感じる色」へ少しずつ主役を譲っていくグラデーション(変化)なのかなと感じます。
完璧におしゃれな部屋やコーディネートを目指すことよりも、子供が「これ大好き!」と目を輝かせる瞬間や、ちょっと派手でアンバランスな組み合わせを選ぶ姿を、一緒に面白がれる心の余裕を大切にしていきたいですね😊🌱

シックなお部屋にも合うカラフルな絵本たち📕お部屋のアクセントにも😊



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れもな / Remona 🍋 ひとつの言葉が、誰かの心に届く。 その奇跡を、明日の糧に変えて。 いただいた光で、また新しい物語を紡ぎます