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koreatterunokana
君がくれたギフト
君が死んだ時、僕は転職したばかりだった。
慣れない職場で、必死に頑張っていた。
君がいなくなってから、僕は仕事が何も手につかなくなった。
メールを三通返すのがやっとだった。
終いには、文字さえ読めなくなってきた。
その後、僕は久しぶりに両親に会った。
八年ぶりの我が家は、何も変わっていなかった。
両親が少し老けたことと、君だけがいないことを除けば。
最近、妙に自然が綺麗に見える。
夕陽や朝日の中には、まるで君が住んでいるようだ。
君はきっと、自然と一体になってしまったのだろう。
雨の日は君が泣いていて、
晴れの日は君がご機嫌なのだ。
君がいなくなってから、僕は自分のしてきたことを悔いた。
自分の能力を、世の中に証明したかった。
でも、よく考えてみれば、そんなことはどうでもよかったのかもしれない。
君と一緒にいられた日々の方こそかけがえのないものだったから。
君がいなくなってから、両親を大切にしようと思えた。
妹も、妹の子どもも。
君が愛してくれた人たちを、
僕も愛せるようになりたい。
最近想像してしまう。
散歩で君が疲れて歩けなくなった時、抱っこしてあげると君がそのまま僕の顔を舐めてくれたことを。
少し前まではそれを想像すると、僕は泣いていた。
最近は妙に懐かしさと温かい気持ちになれる。何でなんだろうね。
きっと、これが君が最後にくれたギフトなんだろうね。
でも、本当はこんなギフトなんて、いらなかった。 君が生きていてくれれば、それでよかった。
それでも、受け取ることにするよ。
最高のギフトをありがとう。
